タイミングベルト・アイドラプーリー・テンショナー・スプロケット・ウォーターポンプ取替

エンジンからキュッキュッという異音が聞こえるようになり、
12ヶ月点検に合わせて修理してもらいました。

冷間時は音がしませんが、エンジンがあたたまってくると音が出ます。
しかも、エンジンの回転数に合った周期的な音ではありません。

バラしてもらったところ、
　1.異音の発生場所は、アイドラプーリーと断定。
　2.タイミングベルトカバーの中に、タイミングベルトが削れたものらしき粉あり。
　3.タイミングベルトがブレながら回っているのを目視確認。
　4.冷却液と思われる緑色のかたまりを発見。
とのことでした。

外したパーツを調べてもらったところ、
アイドラプーリーの歯車と軸がカタカタと動いていました。
軸のセンターと歯車のセンターが合わないまま高速回転するわけですから、
当然、タイミングベルトとの接合面がズレてしまい、ヨレながら回るので、
歯車やエンジン本体とこすれて削れてしまったのでしょう。

かつて、EN07型エンジンにおいては、
暖機後で高温になったタイミングベルトやスプロケットが熱膨張し、
タイミングベルトカバーと接触して破損する不具合がよく知られていたそうです(ディーラーさん情報）。
しかし、わたしのR1は、トラブルを受けて設計変更を経たスプロケットとカバーに取替済なので、
そもそも中で接触をすることはないそうです。
実際、そういった痕跡もなかったとのことでした。

約1年半前にクランクシャフトベアリングの発錆によりショートブロックごと交換しているのですが、
その際、保険適用となったため、必要最小限のパーツしか取り替えなかったことが、遠因のようです。
つまり、今回のアイドラプーリーはそのときに再利用されたパーツのひとつだったということです。

通常、走行距離が5万キロにも満たない状態で、
アイドラプーリーの軸と歯車に隙間ができてガタつくなんてことは、
まずありえないそうです。
10年前のクルマなので、走行距離にかかわらず各パーツが古びた可能性、
あるいは、もともとアイドラプーリーが不良品だった可能性も考えられます。

外したパーツをすべて店頭で見せてもらいながらの説明だったので、自分なりに納得できました。
自宅へ持って帰ろうかな？とも一瞬思いましたが、
持ち帰っても処分方法がわからないので、写真だけ撮ることにしました。
そしたらなんと、カメラを持ってくるのを忘れていました…。

そのため、３コン３さんの「プレアデスワークス」内の記事である、
「スバルＲ１　タイミングベルト交換その１(ジャッキアップ無し)」（全８回）を、
関連情報URLとしてリンクさせていただいております。
ご本人にお断りしておりませんが、大変勉強になったので、
感謝の気持ちを込めてご紹介しておきます。↓↓↓