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イイね!
2016年04月07日

ステアリングラックの修理

前回、車検の時ですが、帰り道で思わぬトラブルにあいました。

無事クリアして陸運から所沢バイパスへ乗り出して加速、そしてアクセルオフした時、ハンドルを右に取られて驚きました。
加減速を繰り返すたびに取られるので、家に戻る頃には原因が頭のなかで組み立てられていました。

車検レーンではサイドスリップから始まってブレーキ、ヘッドライト、排ガスと検査が流れて、最後に下回り検査というのがあります。
その時に車を激しく揺すられる振動検査があります。
多分、その時にステアリングラックのタイロッド用カラーの最後の一欠片がすっ飛んだに違いありません。



家に戻ってホイールを揺すると案の定ガタツキが前よりひどくなっています。
車検に行って壊れて帰ってきたのは初めてです(笑)
まぁ最初から壊れてはいたんですが……。

で、これがカラーです。
というかバラバラになったカラーを接着剤で復元したものです。
なぜそんなものを復元したかと言うと……。



ホームセンターの配管売り場です(笑)
ここでカラーと寸法が近いものを探すんです。
そして、驚いたことに内径ピッタリ、外径は2mm足りないパイプが存在したんです(笑)



価格的に3種類あった中から良い方を選び、加工します。



固定方法はレンテさんのブログを参考に、下のようにピアノ線で結束することにしました。
(ビアンキもラックごと外さないとカラー交換できないそうです)
でもカラーの留め方は要再考ですね。



それでは、カラーを中古ラックに装着してテストしてみます。
これはMark1のラックですが、たぶん同じですよねw
というわけで、ほぼぴったりです。



ここで、なんでわざわざカラーを分割式にしたかというと、下の円内の接合部を外すことが出来ないからですね(笑)
カシメてあるしw



これが外せれば正規のカラーを差し込めるんですが(確かリトモ用のがうちのどこかにあります。多分サイズも同じでしょう)特殊なレンチを使っても回せるだけのスペースがタイロッドの周りにありません。
(これはあとで誤りだと分かります)
あとはステアリングラックごと取り外す方法ですが、ウノタの場合、クロスメンバー外さないと取り出せないんじゃないかと思うんですよね。
というわけで迂回策を考えた挙句がこのカラー分割方式でした。
(まぁ強度的にダメで外れても元のガタガタに戻るだけですしねw)



というわけでタイロッドエンドを外します。



車の下にもぐってラックブーツを外そうと思いますが、こんな感じで手が入りません。ていうか完全にマフラーの遮熱板に塞がれています。



反対側からはブーツのバンドが見えますが、ロックしてあるのは反対側……。
車の下で寒風に晒されながら考えてると、けっこう絶望的な気分になりますねw



奮闘すること10分くらい、なんと遮熱板を留めているボルトを見つけました。
ボルト2本で外れたのがこれです。
やけにゴツい遮熱板です。
ブーツ保護だと思いますが、タービン直下の排気パイプはけっこうな熱を発するんでしょうね。



で、めでたくブーツを外したのがこの画像です。
ここまで来たら勝ったも同然です。
(この時、遮熱板が取れてスペースが出来てタイロッドアームが外せるかもしれないことを思いついていないw)

Mark1と同じもので、カラーも消失していてもうガタガタです。



作ったカラーを差し込んでピアノ線で固定したのが、この画像です。
グリス塗っているので少しわかりにくいですが。
しかし、どうでしょうね、強度的に。
分かりません。



ブーツを戻してタイロッドエンドを印をつけていた位置までねじ込んでロックナットで固定して終了。
ここまでで数日を要しています。



いよいよ試験走行ですが、とりあえずハンドルのガタもなくなりました。
右ホイールもあんまりゴトゴトいわなくなりました。
(アッパーマウントも怪しいものですし)
でもとりあえずミッション成功! 苦労は報われた!と言いたいところですが……

走っていてどうも直進性が怪しい。
小さなわだちにハンドルを取られる。
左カーブでタックインしたみたいになる(笑)

どう考えてもアライメントが狂った症状なので、降車して見てみても目視ではよく分からない。
でも多分、タイロッドバーの軸が出てしまたことによりトーアウトになったのかな?
なんか理屈では逆のような気がしますが……w
車検の時、テスター屋さんはカラーの破損した状態でトー調整してくれたわけなので、カラーを入れたことによりまた狂ってしまったんでしょう。

では自家製のゲージを使って測ってみましょう。



結果は逆で、なんとゲージ幅で前1645mm、後1652mmの極端なトーインでした。
嘘だろと思ってなんど測ってもプラス7mmのものすごいトーイン。
ネットで調べるとFF車の場合フロントの弱いトーアウト基本、攻めても前が+1mmくらいにしてる人が多いみたいです。



タイロッドエンドのネジは一回転でトーが7mmも変化してしまうそうです。
どうりで運転感覚がおかしいはずです。
というわけで調整なんですが、ウノタの場合どれくらいのトーにしていいか分からない。
日本車に比べるとけっこうネガキャンなので、トーアウトで前がプラス1~2mmくらいがいいのか。
調べてもよく分からない。

仕方ないので、こんど暇な日にでも時間かけてトー調整してみようかと思います。
(もちろん業者に出すと2~3万かかるアライメント調整は無理です(苦笑)
ブログ一覧 | 修理 | クルマ
Posted at 2016/04/07 16:45:23

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この記事へのコメント

2016年4月7日 23:44
陸事のラックのゆすり方は私もドキドキします(笑)

さてフロントのトーですが、ヘインズではトーゼロ(!)からトーイン2ミリと書いてました。計測位置は車両内側ホイールリムの前側と後側。

…わたしのクルマは一昨年、トーアウトで合わせたように思います。
キャンバーはネガティヴ方向で約1°で合わせてます。これも、ヘインズ記載値からは外れます(´-`)

…なんかウーノの基準値って、(地味イタらしく)特徴のない設定ですね。


コメントへの返答
2016年4月8日 1:05
こんばんは!

そうかヘインズに基準値出ていたんですね、気が付きませんでした。
トーゼロですか!
テスター屋さんは多分トーゼロで合わせてくれたでしょうから、それでは取り敢えずトーゼロから試してみます。

キャンバーは特殊ボルトで調整しているんでしょうか?
うちはこのままでいいとしても、もともとキャンバー角はネガがきつ目に見えるので、トーアウト1~2mmというのは正解なんでしょうね。
自家製ゲージからホイールリムまで距離を考えるとアウト3mmまででも良さそう。
うちのゲージはとあるブログを見て缶コーヒーの高さで作ったんですよ(苦笑)


2016年4月9日 10:18
あれはロータスTCのウォーターポンプの固定方法から着想を得ました(笑)

ラックブッシュはピッチピチの遊び無しにすると、ハンドルを切った時に、
ブーツの空気の行き来が出来なくなって膨らんだり潰れたりすることがあります。
一度確認してみて下さい~。
コメントへの返答
2016年4月9日 23:54
こんばんは!
そうなんですか。
ucdさんのブログを見ていて旋盤買おうかなと思ってしまいました(苦笑)

ブッシュの溝はグリスの循環かと思ってたんですが、空気の流れなんですか。
今度確認してみます。
どうも有難うございます。

プロフィール

「レジンキットLot1完成 http://cvw.jp/b/527724/43675065/
何シテル?   01/26 21:14
地味なイタ車を乗り継いで20ン年です。 経歴はウーノ75SX.Mk1、リトモ130TC、Y10ツーリング、ウーノターボph.2で、現在はウーノターボie.Mk...
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