今回は修理っていうほどの修理ではありません。
内容もほとんど与太話です。
車検から戻ってきてからのサンデー修理(笑)で、走りに行くには不安はほぼなくなったし、そろそろ窓落ちに手をつけようかと。
これ、2年前の車検の時にも治してもらったんですが、使い始めて1ヶ月でまた落ちました。
よくご覧になれば分かると思いますが、落ちるというより開いてる窓を閉めようとすると前方に傾いていってつっかえるんです。
だから閉めるときはガラスの前端をつまんで引き上げながら閉めるんです。
面倒くさいったらありません。
今回の車検でまた治してもらってすぐ落ちたので、もう修理屋さんは匙を投げています。
来週から部品あさりにイタリア行くらしいので新品が見つかるといいなあ。
というわけで内張りを外しました。
色褪せしていないオリジナルの赤が目に眩しい。
のでフォトショップで彩度を落としてあります。
ここです。
これがウインドウレギュレーターのガラスを持ち上げる部品です。
なんかヤレヤレで、ガラス面に対して斜めになってしまっていて、見るからにすぐ壊れそうですね。
問題はそこではなくて、窓ガラスはこの部品を起点にして斜めになってしまうんですね。
なんでか……。
ガラスの前方には安い樹脂製のガイドレールがありました。
とりあえずそのレールのボルトをゆるめてガラス側に寄せてみます。
それでもまだガラスは斜めります。
なぜか……。
ガラスをよく観察すると、後部上端に意味不明の穴が……。
はは~ん、この穴にガラスを挟むようにプラ部品がついていて、ピラーのレールに噛ませてあるんじゃあ……。
しかしドアの内部をいくら探しても当該部品は落ちていません。
Hynesみてもネットで検索しても、そんな部品は出てきません。
ためしにこの穴にボルトアンドナットをつけて窓を上下させてみましたが、みごとに引っかかりました。
真相は藪の中です。
(助手席側の壊れてない窓ガラスを調べてみろとか言わないように。これ書いてる今気付いたんですから)
古い車はこんなトラブルばっかりです。
こういうつまらない謎に数年頭を悩まして、解決したりしなかったり……たいがい放置ですが。
でもですね、古い車はこうやってブラックボックスを開けてみて、謎に近づくなにがしかのヒントを手に入れることが出来るっちゃ出来る。
今回分かったのは、たとえ修理屋さんが新品のウインドウレギュレーターを仕入れてきてポン付けしても、相変わらず窓は斜めに閉まるだろうということで(苦笑)
窓ガラス後端の穴の謎を解かない限りは……。
この諦めに似た優越感っていったいなんなんでしょうか?
いえいえ宗教ではありません。
ポエムでしょうか?
「どうせダメだよ。だがそこが好きだ (It's Only Rock'N Roll , But I Like It !)」
子供の学費の春払いでカラッケツ、遊びに行くほどのお金もない貧乏世帯、その手持ち無沙汰な休日を、こんな楽しい思いで満たしてくれるおもちゃもそんなないです。
あとでガイドレールとモールにシリコンスプレーでも吹いて様子を見ようと思っています。
行き掛けの駄賃じゃないですが、謎の誤作動をくり返す集中ドアロックの電源も引っこ抜きます。
これ、遠征先で勝手にドアロックされて車から閉め出された経験があります……リアハッチから入って事なきを得ましたが。
このS字金具でぶら下がっている白い電磁ポンプが外してる最中にガシャガシャ誤作動を繰り返して、したたか指を挟みました。
けっこうすごい力なんです。
チェルノ・アルファのハンマーパンチを思い出しました(一部の人だけ分かる例え)
もはや使わないこの部品取り外してフィギュアのギミックにしようか考えたりして。
しかし稼働電圧が12Vか……。
正鵠を射た修理を出来るのはその車を作った会社だけで、代理店ではありません。アセンブリ交換とは極端に言えば「新しい車と交換な」ということです。
実はこの前の車検の時、日本車に乗り換えようと思いました。
ホンダ・モビリオ初期型が馬鹿みたいでいいなと思ってたので、それ買って改造しようと思ってたんです。
だけどなぜか家族を含め周囲の誰一人、背中を押してくれませんでした。
おかげで長年の持病の電源落ちの理由も分かりましたし、うちに来てから14年、かつてないコンディションの良さです。
面白いもんですねえ。
Posted at 2014/04/10 20:50:39 | |
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