
今日、アクセラを蹴った。
思いっきり、ドカドカ蹴った。
車体がグォングォン揺れるほど蹴ったのだ。
7時28分の恋人、半井小絵さんの週間天気予報(NHK)によると、新潟は今週より雪になるらしい。
こうしちゃいられない、と重い腰を上げてタイヤを交換することにした。
自分の車のタイヤを交換するのは初めてのことであったが、兄弟のタイヤ交換を手伝ったことがあったので、作業進行はなんら問題なかった。
問題なかったのだが、途中大きな問題にぶつかった。
タイヤがとれないのである。
ネジ×5本を緩め、ジャッキで上げ、あとはタイヤをゴロリととる段取りなのだが。
抱え込むようにして持ってみるが、びくともしない。
手で揺らしてみるが、1ミリだって動かない。
身体一杯に揺らしてみても、車体もつられて動くだけである。
このまま走っても大丈夫そうである。
「あぁ、最近の車は眼に見えるネジが5本で、もう一本真ん中に隠れてんだな~」と、ホイールの真ん中カモメマークをコリコリ爪で引っ搔いてみたが、そうではないらしい。
困った。
とりあえず、ディーラーにネジが6本仕様になったのか訊いてみることに。
「あのーすみません。タイヤが動かないんですけど……僕が買ったアクセラって6本ネジ仕様車とかでしたっけ?」
「あー、それね。芯とホイールがくっついちゃってるんです。蹴ってみてください。思いっきり、ガーンと。ドーンと」
「え、蹴る?タイヤを?でも…え?」
そんなこと、できるわけ……できたのだ。
1本目で力の加減が分かり、2・3本目でどこを蹴ったらよいかおおかたのポイントを知り、4本目には芯をとらえて数回ドカドカ蹴っただけで、ゴロンとタイヤを落とせた。
タイヤ交換で、“蹴る”ことを習った覚えはないが、まぁ、よかったよかった。
愛車を蹴る、なんて想像つかなかったが、愛のムチと思えば、上手に器用に蹴られるものだ(間違っても車体を蹴らないように、相当慎重に蹴りました。ドカドカと)。
交換が終わった頃には、みぞれ交じりの雨が降っていた。
いよいよ、冬到来である。
Posted at 2009/12/14 18:07:25 | |
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