"塗る"という選択肢

ジムニー64の純正バンパー。オーバーライダーやアンダーカバー風のモールドがあり、顔の半分近くをカバーする大きな物となっている。
個人的にはもう少しスリムな方が好みなので社外品のショートバンパーに変えようと思いましたが価格は40,000円〜100,000円と高価で取り付けや塗装が必要だったりとなかなかハードルが高い。

YouTubeやブログには純正バンパーの下半分（アンダーガード風モールドの部分）をカッターナイフで切り落とすお手軽カスタムが紹介されています。
確かに純正バンパーを切り落とすだけなので費用がかからないし、カッターナイフ一本あれば作業可能。
しかし、やはり純正バンパーにカッターナイフの刃を入れるのは躊躇してしまう。

近所で夏祭りがあった夜。車で走行中、道路の真ん中で自転車が倒れており、ブレーキが間に合わず巻き込んでしまった。
幸い自転車だけを巻き込んだのですがバンパーの下部にヒビと割れ目がついてしまった。
呆れた事に自転車は祭りの帰りに公園でダベっていたサマーバケーションキッズ（S.V.K.）が道の真ん中にわざわざ倒して停めていたもの。警察は子ども達の行為が非常識であると判断。子どもの両親はバンパーの修理代の支払いを約束して連絡先のメモを渡してきた。
翌日、メモの連絡先に電話すると「おかけになった電話番号は現在使われておりません。」のメッセージが。
…ファック！！

仕方なく、バンパー下の破損部分をDIYで直そうと試みた。元々バンパー下のセンターにはアンダーカバー風プレートがついていたのでそこは無傷。向かって右サイドにできたひび割れをパテで埋めて紙ヤスリで整えてサーフェイサーを塗った。
サーフェイサーが乾き、黒い塗料を塗ろうとして手が止まった。

…なんかイイ！



アンダーガード風プレートと合わせてバンパーの下半分が別パーツのように見える。車体＋バンパーの2ピースが車体＋バンパー＋別パーツ（ガード）の3ピースに見える。
結果、ゴツくて巨大なバンパーがシャープになったように感じる。





本来なら左側は修復の必要がないのですが…右側同様にサーフェイサーを塗布。以前よりも引き締まった顔立ちになった。まさにケガの功名。
バンパーを交換もカットもしないで理想のシャープなフロントフェイスを手に入れました。
個人的には大満足です。