
このシルバーウィーク中に
ヒマさにかまけて過去のオートジャンブル誌を
読んでいて、初期の読者投稿ページにあった
「ニアセブン論争」を見て
思いました。
そういやスパッセって、ニアセブンの末席にも
ハマらんなぁ・・・
敢えて言うなら亜種?!
なんでこんな変態クルマに乗ることになったんやろ。
夫々の様々な思いのこめられたスーパーセブン系一族ですが、
おいらがスパッセに乗るきっかけを
簡単な車歴の交えてカキカキします。
クルマ好きは親譲りで、
2台程中古車の乗り潰し、兄の車も1台潰し、
その後初めて新車で買った車が
表題の日産180SXです。
当時まだ車検制度も厳しい中、
車高調やロールバーを組んで高額な公認車検を
取った想い出深い車です。
写真は奥様と結婚した時の友人への引き出物の
一つにテレホンカード(懐かしい)を作った時のモノ。
この車は一生乗っていくと思っていたのですが、
歴史は繰り返すもの。
かつて兄の車を事故で廃車にしたこともあるおいらですが、
この180SXは公認とって3ヵ月後に
弟によって廃車にされました・・・(上から見たら「く」の字になってた)
1年ほど軽自動車に乗り、
ちょうど子供が生まれた頃に買った車が
トヨタ・アルテッツァです。
さすがトヨタ製で非常に良く出来たクルマで
今でも4ドアセダンとしては1番サイズ的にも
動体パッケージ的にも優れていると思います。
子供も生まれて落ち着いたおいらは
奥様にコノ車はイジらない、と約束して購入したのですが、
3年後にはこんなになっちゃいました。


後付けターボ仕様のフルチューンです。
もちろん冷却、吸・排気系、足回り、ブレーキ、ボディの全てに
手が入っており、
特に足回りはアルテッツァのワンメイクレース用を参考に
オーリンズで造った特注品でもあったため、
この車で家族旅行に行った時には
おいら以外の家族皆が酔ってしまい、
途中で電車に乗り換えるとも言われてしまいました・・・
そしておいらのクルマバカが生涯直らないだろうと
諦めてくれた奥サマが、ノーマルの家族クルマを購入することを
条件においらに走り用のクルマを買ってくれることに
なりました。
そこで最終的にはスパッセを購入することに
なったのですが、当時のおいらがその回答に辿り着くまでには
いろいろと考えました。
当初、それまで国産ばかり乗り継いできたおいらは
次も当然フツーの国産車と考え、サーキット走行に合ったクルマを
考えました。
まずは三菱ランサーエボリューション!
しかしながら四駆はこれまでに乗ったことが無く、取りやめ。
そして車歴・経験上FRで考えたのが
日産シルビア。これなら最初からターボが付いているし!
でもやりたいコト(チューニング)を考えたら、またアルテッツァの時の
ように費用がかかりそう・・・
ホンダS2000も考えましたが、やはりシルビア同様に
チューニング費用が掛かりすぎそう・・・
最後に考えたのがトヨタMR-S。
マイナーですが、中古がやたら安くミッドシップながら
操縦性が凄く素直で、チューニングもエンジン乗せ替え(1ZZ→2ZZ)も
込みで予算内で納まりそうでした。
でもここでフと考えました。
今までのおいらの車歴、チューニング歴をかえりみると、
①まず足回り。ブレーキ系をイジる。
②パワーが欲しくなり、イジる。
③パワーが増えると冷却がキツくなり、また車重も増え、また①に戻る。
この①~③の堂々巡りで、結果ゴテゴテのクルマになってしまうのでした。
そこで発想を逆転させて、
パワーより軽量で考えようと思いました。
軽量に勝るチューニング無し、というヤツです。
では軽量化といえば、何でしょう。
普通に考え付くのは内装剥しやカーボンボンネットなどでした。
でも根本的な軽量化にはなりません。
そこでクルマの重量物で最も効果的な軽量化を考えたところ、
エンジンなど駆動系は外せないので、
結果的に言うとボディが最も重いことに気付き、
一般のクルマからボディを剥したら、さぁどうなる!と
考えた結果、見えてきたのがスーパーセブンでした。
それまでスーパーセブンの存在は知っていましたし、
憧れてはいましたが、まさか自分で所有出来るとは
一般的な家族持ちのサラリーマンなおいらでは想像出来ませんでしたが、
自分の理想のクルマがスーパーセブンになると
分かれば、もう今度は欲しくて欲しくて
仕方なくなりました。
幸いおいらのアルテッツァは雑誌にも採り上げられたことも
あったせいか、すぐに買い手が付き、想像以上の高値で
売れることになったので、
あとは奥サマの説得と、購入車両の決定でした。
奥サマには、それまでアルテッツァで履いていた
リアタイヤ(245/45-17)の値段と、
スパッセのフロントタイヤ(195/55-15)の値段の差だけ説明し、
維持費の安さだけ言って、車のカタチは言いませんでした(笑)。
スパッセが陸走で納車された時の奥サマの驚きは今でも
思い出し笑いしちゃいます。
てな訳で、
ごっつい長文になったので
何故数あるセブン系の中でスパッセにしたかは
改めて書くとして、
我が家にスパッセがやってきたのですが、
なぜか当初維持費がかからないと言っていた割りには
ごっつい維持費が必要になって
奥サマからはアルテッツァの時と同様に
嘘つき呼ばわりされていますが、
お陰さまで充実したクルマバカライフを堪能しています。
Posted at 2009/09/24 00:42:14 | |
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