ぽり士のブログ一覧

先月末のお話…。
自分がいる会津はご存じの通り雪が降る地方です。
雪が降ると言うことは除雪をするのですが、自分の店には排雪する場所が無いので店の駐車場の隅にローダーを使って雪を寄せ集め駐車出来るエリアを確保しています。
そしてその寄せ集めた雪が2月手前あたりで駐車場の半分近くを占領した頃、貯まった雪を捨てる排雪作業が始まります。

ローダーは自前で持っていますが運搬するダンプは持ってないのでレンタカーでいつものようにダンプを借ります。で、今年は無駄に新車。ODO見ても800kmも走ってない(;´瓜`)新車特有のあの匂いもする、そんなダンプ。

仕事をしながらの排雪作業…。
ダンプに雪を載せるのは父親、その雪を雪捨て場へ運んで捨てるのは自分。素晴らしい親子連携作業です。ですがレンタカー、使える時間が限られている為フル稼働で排雪処理します。

そんなレンタル3日目(翌日に返却)の昼過ぎ…
雪捨て場ってかなり高い位置から雪を川に降ろすんですよね(5mぐらい)
荷台傾けて積んだ雪を降ろし終え、荷台を元に戻し終えようとした瞬間

ガコッ、ボッチャーン。

アオリが外れ、5m下の川の中へダイブ。

Σ(ﾟДﾟ;ｴｰｯ!

アオリ自体重いのでそのまま川底へあぶくを吹きながら沈んでゆく姿が今思えばかなりゆっくりに見えました…。

「あー終わった、色々終わった、マジで終わった」
重大な犯罪を犯してしまったぐらいの動揺と共に頭がまっしろに。

どうするか数分悩む

雪捨て場は直接川に雪を投げ入れる人がいれば
川に降ろさず地面に降ろす人もいます。
その雪を川へ降ろすためにパワーショベルが常駐し
さらに川の中にももう1台パワーショベルが居ます。

そう、その方々にサルベージを頼んでみました。
「あ、そうなの？いいよー」
わい、惚れたー(*´д`*)
「でも、今は雪捨てるダンプ多くて川の中雪だらけだから、拾うのは明日早朝だねっ」
急いでおりません、翌日でも大丈夫です。

何度も頭を下げ、雪捨て場を後にし
店に戻って事情を父親に話す…
生まれて初めて父親が頭を抱える姿を見る。
母親が頭を抱える姿はアホ程見ていますが。
その日はこの件のお陰で終日作業中止。(捨てる残りの雪はダンプ1台分も無かった)

翌日
朝、急いで雪捨て場に向かってみると
「あー、あそこにあるよー」と指差した先に川に落としたアオリがあった！
何度もお礼し、アオリを積んで店に戻り
返却時間ギリギリでダンプを返すことが出来ました（;´Д｀）

この件の影響か、以降ダンプを見ると悶えてしまいます。