
久々にこの気持ちを味わいました。受かるかどうか自信のない試験を受ける前の不安な感じ。
前回、勢いで受けようとしたものの、要件を満たさず受験拒否された加速騒音試験の日からほぼ3ヶ月が経っています。
その時は4本出しのマフラーのうち3本を閉めて静かにさせようとしたものの、時速50kmからアクセルベタ踏みすると2速にキックダウンしてV8サウンドを奏でてしまい、規制値である82dBには収まらなそうなことが手持ちの簡易計測でも分かっていました。
その状態のままワンチャン狙いで受けに行った無謀ぶりも酷いものですが、たまたまマフラーの塞ぎ方が要件を満たさなかったことで受験させてもらえず、でも実際の試験路での簡易計測でやっぱり規制値はクリア出来なそうな事が大体分かったので、検査官の方には感謝しないといけません。
それはさておき、どうすればこの試験に合格出来るかを冷静に考えてみました。
当然ですが、この騒音試験で計測される音源は、排気音に加えて、吸気系、ロードノイズ系、そしてエンジン系がメインの構成要素となります。このうちどこに手をつけるのがコスパ最強なのかを考えました。
まず吸気ですが、ターボやスーパーチャージャーの場合は要素として大きそうですが、392はNAなのでそもそもここは優先順位として低そうです。
ロードノイズ、すなわちタイヤが発生する音についてですが、現在履いているブリヂストンは純正のBF Goodrichと違いショルダー部がオープンブロックではないので音の面では理論的には有利ではありますが、本気で落としにかかるならそのレベルでは足らず、Sportsグレードで使っているような小径街乗りスペックあたりに変える必要がありそうです。これはヤフオクやメルカリでタイヤホイール込みで5万円程度で購入出来そうです。
最後にエンジンですが、やはりV8 6.4Lが本気で吠えたらいくら他でカバーしても台無しにしてしまうほどの破壊力を持っています。ただこれを低減するには吸音材を貼り付けるくらいでは焼け石に水で、どうしてもコンピューターチューンが避けて通れません。
どうするか決められないまましばらく時間が過ぎていたのですが、やっぱり本丸のエンジン(コンピュータ)に手をつけなくては、と覚悟を決めました。
ここで選んだのはHP TunersのMPVI3。詳細については
パーツレビューで紹介しています。
これを使って、毎週末仮ナンバーを借りては設定を変えながら試走の繰り返し。エンジン・トランスミッション両方の設定をいじくりまわし、45通り目についに何とか試験をクリア出来そうな設定を見つけ出すことが出来ました。
でいざ出陣、と改めて受験を予約したのですが、試験会場が前回の八王子ではなく埼玉県の熊谷に変わっていました。八王子の試験会場はサマーランド駐車場を借りているので、夏休みが始まると使えなくなるという、まあごもっともな理由ではありますが、我が家からは遠い・・・
当日は9時半に集合とのことだったのですが、月曜朝の関越自動車道下りと熊谷市街地がどれだけ混むのか見当がつかず、前泊で臨んだ決戦の日。敵は本能寺ならぬ交通安全環境研究所自動車試験場、というこれまた微妙なお役所感漂う場所でありました。
この日は3台がお受験。インフィニティとベントレーと一緒でした。

ベントレーの事前測定中。待ってる間に持ち込んだ方とちょっとお話をしたところ、何と二度目の挑戦!まさかベントレーが落ちると思わず前回ノーマルのまま来たところ、ツインターボの吸気音で不合格になったとのこと。。聞いてるこちらも不安になります・・・
幸い今回このベントレーは無事合格していましたが。
で、とうとう我が愛車の番です。緊張・・・
祈るように待つこと15分程度。
結果・・・・79dBで無事合格!ようやく最大の難関を突破することが出来ました。いやあ大変だった。。
帰り際、合格祝いに謎の笑お役所玄関口で記念撮影。
これで次は最後の関門、陸運局へ。ナンバー取得まであと一息・・・
今回のお代
HP Tuners MPVI3 : $399.99
PCM Upgrade Service : $299.99
Dodge Smart Access Cable : $89.99
Universal Credits : $49.99 x 6 = $299.94
加速走行騒音試験 : ¥95,700
高速料金:¥4,770
本日までの費用総計:
USD:$4,043
JPY:¥460,464
Posted at 2023/08/03 00:29:13 | |
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