
Rally Heaven CHRIS HARRIS ON CARS
ちょうどいい動画があったのでご紹介
ランチア祭りなんですがちょっと横道に・・・
60代でも素晴らしいドライビングを披露してくれているこの動画のドライバー、マルク・アレン氏
WRCチャンピオンこそ一度も取れなかったのですが、(個人的に)WRCにおける無冠の帝王と呼んでいい存在で70~80年代のラリーシーンに欠かせないドライバーです
もちろん彼のキャリアの大半はフィアットやランチアで築き上げられるんですが、オイラが書きたかったのは彼がスバルのWRC活動に大きな影響を及ぼしたことなんです
1990年にスバルはレガシィでWRCに本格参戦を決めるのですが、その時アレン氏から直接STIへレガシィへ乗せてくれとオファーがあったそうです
当時の彼はWRCで無敵ともいえるランチアワークスのメインドライバーであり当然WRCトップドライバーでした
活動を始めて間もないSTIに予算は少なく提示したギャランティはかなり低かったそうで、当然蹴られる話だろうと誰もが思っていたそうです
ところが彼は実際にイギリスに行き、プロドライブにあったレガシィの市販車に乗って決断したそうで逆に社長の久世さんの方が驚いたそうです
とまぁこの手の話は事実どうだったか分かんないところも多いと思うんでどこ見ても美談っぽくなってるんですが、実際契約した後STI宛にプロドライブ視察の経費の請求書がアレン氏から来たらしいです
しっかりしてるなぁ(笑)
アレン氏がスバルにとってどう影響したかはその後のスバルの活躍を見ればお分かりの通りだと思いますが、その彼がWRCを去った最後のラリーもまた印象的でした
1993年、レガシィの初勝利を受けて次世代のインプレッサが彼の地元1000湖ラリーに投入されました
もちろん新進気鋭のスバルと彼の地元ということもあって優勝の期待値も高かったのですが、スタート後800mで彼のインプレッサは路肩の岩にヒットしてそのままリタイヤしてしまいます
その当時の映像を見るとギャラリーの足元に転がっている岩にアレン氏のサインが・・・
本人が書いたのならおちゃめな人だなぁ
とまぁいろいろ書いたんですが、オイラ的にマルク・アレンが好きな一番の理由は
「スバル・レガシィRSは、私がドライブした中で最高の部類に入るラリーカー」
と言ってくれたことですかね
なぁんだお前の話は結局レガシィかよ
とか言わないでねw
Posted at 2013/04/06 06:06:14 | |
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オイラのじゃないけど・・・ | 日記