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2012年10月21日 イイね!

帰還15~岩手宮城被災地・オフ・帰路~

先週の続き,帰還15の後編です
今回,被災地視察をメインとした内容です

9/12~17
第1日目21時~25時( 229 km):
    徳島~神戸淡路鳴門~山陽~中国~名神
第2日目( 724 km):
    名神~北陸~日本海東北~朝日~鼠ヶ関~温海温泉~鶴岡~鳥海
第3日目( 404 km):
    十六羅漢岩~鳥海山~あきた港~男鹿半島~八郎潟~田沢湖~乳頭温泉
第4日目( 291 km):
    小岩井農場~わんこそば~とどヶ崎~山田町~三陸
第5日目( 456 km):
    陸前高田~気仙沼~女川~石巻~東松島~郡山~矢板
第6日目~25時( 882 km):
    首都高~新東名~三保松原~日本平~刈谷~(暴風雨)~徳島

計: 2,986 km



前回ブログで,本州最東端のとどヶ崎(岩手県宮古市)に到達後,
その達成感,満足感に満たされた状態でのドライブを楽しんでいました

狭くアップダウンの激しい県道41号線を南下中,
宮古市を過ぎ,山田町に入って少し走った辺りで,
山林地帯を過ぎ,開けた光景が目に入ってきました
辺りは既に真っ暗,明るければ山田湾を見渡せるであろう湾沿いを走行中,
前照灯に照らされた道路の周囲に,ふと今までにない異様な雰囲気を感じました




剥き出しの基礎コンクリートだけが延々と続くこの光景(左上)にはっと気付き,
全身に悪寒が走りました
そう,これがあの津波による被災地なのだと
これまで日本海側から走ってきた私は,
東北地方の高速道・一般道とも道路工事をしている箇所がやたらと多いとは感じていましたが,
それ以外,震災により特別被害を受けた場所を見ていないため,
地震による被害はほぼ復旧しているのだと思っていました
実際,地震による被害の復旧はどんどん進んでいるものと思いますが,
津波による被害の復旧は,(がれきの片付けは進んでいるにしても)
まだまだ全く追いついていないことに漸く気付きました
思い返してみれば,とどヶ崎で駐車した姉吉キャンプ場は痕跡すらなかったなぁと,
ただ,この時は元の状態を知らないために,特に気にはなっていませんでした

ノリにノっていた状態で,この光景を目にした当時のショックは相当大きく,
この日本にこのような苦難を強いられている人がいる中,
気楽に観光がてら立ち寄るものではないのだと,自己嫌悪に陥りました
それからというもの,この日は何もする気にならず,
少しでも被災地の足しになればと,周辺で宿泊先を探すも,
運悪くこの日は3連休の初日,ネットで調べてもどこもいっぱい,
走りながら探してみても空いてそうなところはなく,
しまいには(これまでずっと晴れていたのに)大雨まで降りだし,
自身の心を映しているようだと,どうしようもない気分で落ち込んでいました

いまになって考えてみれば,
海沿いの敷地に壊された基礎コンクリートが並んだままだったのは,
そんな津波のくるような場所には建造物は建てられないからと,
そのままになっていたのかもしれないとも感じています
テレビでは,あのような映像は何度も見ているはずなのに,
実際に改めて自分の目で実感を持って見ると,全く衝撃の強さが違いました


翌朝,穏やかな朝の訪れ,
夜露に濡れたアクセラ(右上)は,私の心の中を映したようでした


ここからは被災状況の写真メインとなります
この日は昨日の落ち込みからは快復し,被災状況をしっかり
目に焼き付けておこうと思えるようになっていました

(下)岩手県陸前高田市 広田湾の壊れた堤防と土嚢





(左上)岩手県陸前高田市 高田松原第1球場跡?

(右上)岩手県陸前高田市 高田松原野外活動センター跡?

(下)岩手県陸前高田市 奇跡の一本松跡
(左下)橋奥側の建物の中央手前辺りにあったようです
(右下)訪れた前の週に,防腐処理のため,切断されてしまいました
残念なような,防腐処理された松が今後植えられることを考えれば,
松のないこの光景も珍しいといえるような・・・





(左上)岩手県陸前高田市 高田松原跡の穏やかな朝

(右上)宮城県気仙沼市 東浜街道
テレビで見たことのある光景です・・・
船の下部のコンクリートは,当然ながらその重みで割れていました

(下)宮城県気仙沼市 気仙沼線清水浜駅東の流失した線路・橋
これらが流されるほどの津波・・・想像もつきません・・・





(上)宮城県南三陸町 志津川湾 決壊した堤防とその内陸部

(左下)南三陸ホテル観洋
名物である露天風呂は,訪れた時間帯が悪く清掃中でしたが,
内風呂も志津川湾を見渡せる素晴らしい景色でした

その後,女川町(石巻線終点の女川駅は,駅庁舎・線路全てなくなっていました),
石巻市と訪れ,東松島市まで走ったところでwajyaさんの待つオフ地へ向かいました

クルマ自体は,お互い純正風味を活かし,特筆すべき点は見当たりません・・・が,
(実は細かい点がちょこちょこアレンジされていたりするのですが,
アクセラオーナー以外はまず分からないです)
どちらも旅行好きということもあり,どこが良かった,どこがおススメなど充実した時間を過ごせました
居住がお互い遠隔地のため,お友達となってから時間がかかりましたが,
wajyaさんとのオフ実現により,全お友達とのオフをコンプリートしました
時間を割いていただいたのと,色々と有用な情報ありがとうございました





本旅も最終日,いよいよ帰路に就きます
距離は約 900 km,地元では台風が近づき暴風雨となっているようです
鳴門海峡大橋が通行止めになっていないことを祈りつつ,
これまでの念願であった首都高走行(左上),
新しく開通した新東名高速を走り初めました(右上)

首都高は難易度の高い高速と聞くので恐る恐るでしたが,
wajyaさんの助言と,事前の入念な経路確認のおかげもあり,
また,想像以上に周囲の速度域も遅かったので(制限速度も低い),
恐れるほどの厳しさはありませんでした
東北道→東名高速なので比較的ルートが単純であったり,
走行時間帯が休日のAM8時頃と車両が少ない時間帯であったりと,
条件が良かったのも一因でしょうが

新東名高速は,噂に聞くとおり道幅が広く,直線区間が長いので大変走りやすいです
反面,開通したばかりなので,SAは激混みでした

順調に走行でき,若干の余裕ができたため,
以前行けなかった三保の松原や日本平に寄ってみました(左下)

こうして日本平を出るまでは天気は良かったのですが・・・
清水インターに入る直前,台風接近によるものと思われる降雨が続き,
ここから辛い道のりが続きます
途中,2年半前にお会いしたことのあるさわやか営業マンさんに,
遠路しかも大雨のなか,刈谷PAまできていただきました
前回オフ時から,お互い大きな出来事もあり,そんなこんなでお話しました
写真は大雨のなかササっと撮ったものです(右下)
短時間のオフのためにきていただいてありがとうございました

ここからの帰路は最大の難関でした
台風のため暴風雨は勢いを増し,疲労は最大まで蓄積して,
名神高速から中国道に移動し忘れるし(しかも大分あとで気付いた),
視覚までおかしくなったのか,登りなのか下りなのか分からなくなり,
スピード間隔もなくなり今の速度が何キロでているのか分からなくなったりと,
体は既に限界を超えていました
予定外に仮眠と取らざるを得ない状況になったので,予定より帰着時間が遅れましたが,
鳴門海峡大橋も二輪以外は通行でき,何とか無事にたどり着けました

歴代最長走行距離 2,986 km,さすがに今後これを超える「ちょっとそこまで」はなさそうです・・・
Posted at 2012/10/21 02:00:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記
2012年10月13日 イイね!

帰還15~山形秋田岩手観光地編~

順次まとめてUpしていきます
今回かなり長文です(写真枚数も多いので)

9/12~17
第1日目21時~25時( 229 km):
    徳島~神戸淡路鳴門~山陽~中国~名神
第2日目( 724 km):
    名神~北陸~日本海東北~朝日~鼠ヶ関~温海温泉~鶴岡~鳥海
第3日目( 404 km):
    十六羅漢岩~鳥海山~あきた港~男鹿半島~八郎潟~田沢湖~乳頭温泉
第4日目( 291 km):
    小岩井農場~わんこそば~とどヶ崎
~山田町~三陸
第5日目( 456 km):
    陸前高田~気仙沼~女川~石巻~東松島~郡山~矢板
第6日目~25時( 882 km):
    首都高~新東名~三保松原~日本平~刈谷~(暴風雨)~徳島
計: 2,986 km

全行程約 3,000 kmの旅でした
本ブログは第4日目とどヶ崎までのまとめです

まず初日
休日 1,000 円高速が廃止されたいま,深夜割引をフル活用する必要があり,
四国出発だと,複数の料金形態となる高速道路を通ることになり,
本四高速・関西近郊高速・通常高速と全てに 50 %割引を適用するには,
当日出発より,前日に出発するのが身体的に楽だろうと考え,
仕事終わりに関西方面まで走ることになりました




2日目,朝一で滋賀県を出発するも,新潟県の無料高規格道路終端部「朝日まほろば」
インターを降りる頃には既に夕方,日没が迫っていました
さすが新潟県・・・長すぎです

日没までに何かできることは・・・と寄り道したのが通りかかった鼠ヶ関の灯台でした(右上)
道の駅「あつみ しゃりん」にも日没寸前に着いたのですが,
館内に入っている間に完全に沈んでしまいました(想像以上に暮れるのが早かった・・・)
温海温泉で汗を流し,鶴岡市ではボリュームで有名?なみどり食堂でからあげ定食(左下)
クルマでの移動だけで正直そこまで空腹はなかったのでキツかったです

翌日,今回の「ちょっとそこまで」3大目的地の1つ,鳥海山を目指していたところ,
海辺に十六羅漢岩の看板を見つけ,寄ってみました(右下)
震災後に取り付けたのか,遊歩道上には,「津波時緊急避難ルート」なる看板がありました





早朝で澄んだ空気の中,鳥海ブルーラインを爽快ドライブ
時間帯的にもクルマがいないため,貸しきり状態で楽しめました
ここは友人のお勧め地で,山頂まで登山したんだろうなぁと思いつつも,
この日は(も?)その後の予定がギッシリと詰まっているため,
アクセラと一緒にパチリ(左上)

山頂で秋田県に入り,次の目的地の男鹿半島まで北上します
ちょうど休憩しようかというところで,あきた港があり,何やらタワーもあるので寄り道
ここは道の駅で,無料でポートタワーに昇れるということで,展望台からパチリ(右上)
満足した私はきりたんぽほか土産ものをいっぱい買ってあきた港を後にしました

男鹿半島に入り,ゴジラ岩という看板に惹かれて塩瀬崎へ
ゴツゴツとした岩盤の上を,パンクしないかとヒヤヒヤしながら進入
なかなかワイルドな場所に佇むアクセラ(左下)

快晴と海沿いで爽快な道路を景色を楽しみながら男鹿半島を北上,入道崎へ(右下)
灯台では,旧品の電球や投光器,レンズやモータがあり,
実際に旧品を動かしてくれるので,レンズが回転する構造が良く分かります
駐車場では,なまはげ人形の叫びがやかましいです





青森県の尻屋崎を連想する芝の生い茂った入道崎は,
芝の緑と海の蒼,空の水色で癒されます(左上)

お次は爆裂火口湖を見下ろせる八望台へ(右上)
写真手前の湖はマールと呼ばれる火山湖で,
マールとは,マグマで熱せられた水が水蒸気爆発を起こした円形の火口で,
そこに水が溜まって湖になっています

お次は寒風山へ
四国にも寒風山はあり,ちょっと親近感の沸く場所です
ここは周辺一帯が芝生で覆われており,走り回ったり寝転んだりしたくなる光景です(左下)
展望台では平野が見渡せ,見応えがありました

男鹿半島全般,当初はそんなに期待していた地ではなかったのですが,
予想外に満足感の高いドライブになりました

山を降りた後は,八郎潟干拓地へ
ここは北海道か,と見紛うほどの直線道路(右下)
干拓地なので,当然といえば当然かもしれませんが,ここまでまっすぐだと不安にもなります
(距離的には 5 km程度直線が続く)





大潟村も中央付近に着くと,ちょっとした丘のようなものが見えます
「日本一低い山」大潟富士の登場です(左上)
富士の名のとおり,富士山の1/1000スケールで,高さは 3.776 mらしいです
頂上の標高は 0 mです
はい,ここは干拓地なので,道路の標高はマイナスなのです
勿論人工の山なので,一般的には認められていないものと思いますが,
良いシンボルにはなっていると思います
ちなみに,自然の山で日本一低いのは徳島にありまして,弁天山(標高 6.1 m)といいます

時は 15 時を過ぎ,ここから 100 km以上離れた乳頭温泉までいかなければなりません
チェックインの最終時間が 18 時であり,深度日本一の田沢湖にも行きたいしで,
時間がなくなってきました

田沢湖を目指す途中,新しい道が出来ていて,ナビを頼らず看板通り走っていると,
思ったところ(たつこ像付近)と違う地点(田沢湖駅側:大回りルート)に向かっていることに
気付くがとき既に遅し,悩みながらもハイペースで回ることを条件に,田沢湖を一周しました
日本一の深度を持つ湖の割には,観光地感がなかったのが印象的でした

日も沈み,神秘的な田沢湖を足早ながら堪能しました(右上,左下,右下,次写真の右上)
右下写真のあお色,田沢湖はやはり良い感じです





乳頭温泉に着いた頃には真っ暗で,今回の「ちょっとそこまで」3大目的地の2つ目,
乳白色の温泉は確認できませんでしたが,
お湯に浸かると,体が見えなくなるほどの濁り成分があることは確認できました
翌朝,確かに白い温泉を確認してゆったりと暖まりました(右上)
(まぁ,想像していたほどの乳白色ではなかったですが・・・)

4日目,この日は目的地の数自体は少ないのですが,
到達に時間のかかる目的地を控えていたので,3日目と4日日は綿密に日程を組んでいました

開店と同時にわんこそばを食べるため,予約していたのですが,
開店までの空き時間を利用して小岩井農場へ行ってきました(左下)
そういえば今回ソフトクリームを食べていなかったなぁと
ミルクたっぷりのソフトクリームは美味でした

右下写真は,小岩井農場への途中にあった光景です





駐車場でちょっとしたトラブルが発生し,開店から若干遅れて,わんこそばを頂きました
朝食を食べて,ソフトクリームを食べて,11 時からわんこそばと,空腹には程遠く,
60 杯までは何とか頑張って食べてリタイアしました(左上)

お次はこれまた 100 km以上離れた地へ移動
今回の「ちょっとそこまで」3大目的地の3つ目,いや1番の原動力であった
本州最東端とどヶ崎(とどは魚へんに毛)
ただ単に遠いというだけでなく,
クルマを置いて 4 kmほどひたすら歩かないと着けないという辺境の地です
遊歩道に照明などなく,日中( 15 時頃でも既に若干暗い)に行って戻ってくる必要があります
単純計算で,行き1時間,現地で休憩・観光 30 分,帰り1時間と 2.5 時間は必要
日没は 17 時台なので,15 時には駐車場についていないと厳しいという想定です

幸運ながら特にトラブルもなく,予定通り 15 時ちょうど駐車場につきました
この駐車場,姉吉キャンプ場というところに停めていくのですが,
キャンプ場の形跡はありません(津波で流された)(右上,左下,右下)
私にはどこに何があったのかは全くわからないほど何もない状態でした





遊歩道は,左上写真のようなある程度整備された道が延々と続きます
スタート地点からの登りさえ乗り越えてしまえばあとは微下り
木々が生い茂っているので,陽の光はあまり入ってきません
ひたすら歩き続けること約 50 分,ついに本州最東端の碑を目にしました(右上)

先端は断崖になっており,太平洋の荒波に削られた様子が分かります(左下)

灯台敷地内にある東屋にはポストがかかっており,思い出ノートが置かれています
ちょうど震災直前の記述があるノート(写真右下)が残っていることから,
ここは直撃を免れたのでしょう

本州最東端を十分に堪能した後,駐車場へ戻ります
クルマを発進させる時,疲労で足がプルプル震えていたのが分かりました・・・
ドライブ中,本州最東端に到達した達成感,満足感でいっぱいでした
この後,テンションがどん底へ落ち,打ち拉がれることも知らずに・・・
Posted at 2012/10/14 02:02:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記

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