~ECUの書き換えメモ~
2025年6月6日 1回(累計68回)
GroupNのECUデータから
Volumetric Efficiency
Base Timing Primary Cruise
Base Timing Primary Non-Cruise
Base Timing Reference Cruise (AVCS related) [GrNにはない]
Base Timing Reference Non-Cruise (AVCS related) [GrNにはない]
Knock Correction Advance Max Cruise [GrNにはない]
Knock Correction Advance Max Non-Cruise [GrNにはない]
Exhaust Cam Retard Angle Cruise (AVCS)
Exhaust Cam Retard Angle Non-Cruise (AVCS)
Intake Cam Advance Angle Cruise (AVCS)
Intake Cam Advance Angle Non-Cruise (AVCS)
のマップデータを流用しつつ、マップサイズが違うためすき間を補完。
GrNではBase Timing のみのためKnock Correction Advanceを利用するように
S207のBase Timingを設定し差分をKnock Correction Advanceとして修正。
アンチラグは常時作動としそれに合わせてスロコンを修正
AL: Antilag always active when triggered
Requested Torque (Accelerator Pedal) SI-DRIVE Sport Sharp
そもそも、GrN用ロムは使わないと言っておりましたが、やっぱり一度使ってみて感触を確かめようと思いました。
さて試走したところ...低中速のトルクがS207よりも強くなった気がします。
それを一番感じたのが書き換え前に3速や4速で流しているときに、1500RPM程度の低回転でアクセルを踏み込んだときに若干ギクシャクというかモタつく感じがあったのですが、ギクシャク感もなくスムーズに加速するしトルク感を感じるようになりました。
もちろんブースト1bar以上でも空燃比は11前後を記録しており高負荷も問題なさそうです。
...このGrNデータいいかもー
しばらくはこのまま乗ってみようと思います。
それとちょっと前にGrN用ロムは「そこまで攻めた感じでもない」っと言ってしまったのですが、もーしわけありません!
点火時期の設定をしている時に、点火時期は攻めた設定だったことに気がつきました。
GrNは16bitのcarberryも含めて、なぜかKnock Correction Advanceを使わずに
Base Timing のみ使っています。
おそらくはリタードを使わずにギリギリまで高出力を出す設定なのだと思います。
さすがにGrN同様Base Timingだけで流用するとノック発生時にリタードしないため、チキンなおいらには耐えられないのでKnock Correction Advanceを使いました。
1枚目の写真はKnock Correction Advance(KCA)の比較です。
上がGrNで作ったKCAで下がS207のKCA
2枚目がその差なのですが
プラスの部分がS207よりも進角されている部分です。
低回転は別として全体的に進角してますね。
これをみてGrNは攻めてた!っと思ったわけです。
ちなみにAVCSはS207とも違うのですが、正直攻めているかは判りません!
でもログを見る限りではS207より低回転からExhaust側は開いていたりと、このような設定もあって低中速のトルク感の向上を感じているのかもしれません。
今回はGrNの燃調以外をそのまま流用しかなりいい感触でした。
燃費もそこまで悪いわけではなく、純正のclosed loopも使えるため、S207仕様から、このままGrN仕様へ乗り換える事になるかもですね~。
あっ、GrNのデータはエアフロレスが前提なので、エアフロレスではなければポン付けというかポン流用はできませぬ。
MAP(プレッシャー)とエンジンロードの変換を使うと流用できると思いますが、ログ取って変換式を作成する必要があり、フィーリングはどうなるか未知数ですね。
Posted at 2025/06/07 08:51:06 | |
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