
先日のブログで走行ログの話をしましたが、OpenPort自体ご存じではない方もおられると思いますので、その時のログ(romraiderを使用)を掲載したいともいます。なお、各ログの文字が全体的に切れていますのでご了承ください。
貼り付けた画像がエクセルで読み込んだログになります。
細かい説明は省略させてもらいますが、右から2番目の「Throttle Opening Angle (%)」でアクセル全開(100%)で加速しているのが分かると思います。
その際に、一番空燃比が低くなった時(12.86)の行に黄色い塗りつぶしをしています。
左から7番目がエンジン回転数で上昇していた回転がノッキングにより低下している状態です。
このログでなぜエアフロを疑ったかと言いますと、高負荷時のみの発生でタービンとエアフロの間から空気を吸っているのであれば、アイドリング時にもブーストメーターが大気圧に寄りになりますが、そのような症状はなく、仮にタービン以降で圧縮空気が漏れているのであれば空燃比は濃い方になります。
そこで、ログを見ると右から4番目の「Mass Airflow (g/s)」という数値が、エアフロが認識している空気流入量になり、本来ならば増えていくはずの空気量をエアフロ自体が低く認識していると判断できることから、エアフロの不調を疑いました。
まぁ、前日に雨の中を走ったのも疑った要因ではありますが...^^;
簡単ですが以上の判断からエアフロを交換し症状が治りました。
純正ECUと対応している車両であれば、ハンドル下の診断コネクタを使って簡単にログ取りは可能で、さらにはECUを書き換えすることも出来ます。
実際、当方は前置きインタークーラーをポン付け(^_^;)したときに、若干ECU学習範囲内でのノッキングが多発していたので、空燃比を濃い目にセッティングし、今ではほとんどノッキングは発生していません。
Posted at 2010/02/15 22:20:47 | |
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