
銀行はお金を預けるところ。
三菱重工は船や飛行機、原発を造る。
アコム・武富士はお金を貸してくれる会社。
シャープの工場は液晶テレビを造るところ。
証券会社は、株売るところ。買うところ。
スーパーは食品をたくさん売っている店。
三井不動産は、マンションを売る会社。
自動車工場は、車を造る。
自動車ディーラーは車を売る。
牧場は牛を飼っていて、
牛乳や食肉用の牛を出荷している。
NTTドコモは携帯電話のサービスをしている。
麻生財閥はセメント会社。
講談社は本や雑誌を作って売っている。
積水ハウスは家を造って売る会社。
鹿島建設はダムとか橋とか造る会社。
東京電力は電気を供給する会社。
ユニクロは安くて品質の良い服を売る店。
漁師は海で魚を捕って魚市場で売る。
「大島てる」というサイトは
ネットに出現した現代の恐山だ。
あの世の言い分とこの世の現実生活の
はざまにあって、次元の違う世界同士の
要求に辻褄を合わせながら、答えていく。
六本木ヒルズレジデンスのノリ塩事件で有名になった
さる部屋にも魂のアイコンが付いているようだwww
そんな六本木ヒルズが目指したものがなんであったか考えるのは難しい。
何もないところから湧き出したお金が(笑
森ビルに貸し付けられて、企業と人の住む大きな街のような城のようなモノが
ITという、新しげな、たくさんの金を生み出す、世界を変える魔法の技術を発信する
一大中心地として、突如都会の真ん中に出来たといったところかな
ヒルズの印象といえば、いまだに、ホリエモンとか奥菜恵とかそんな程度
でも、そんな最近のネガティブなイメージとは別に
その試みは、豊かさをもたらす働く場と、生活する場所のリラックスした接近という
どんどんバラバラになっていく誰が誰のために働いているか判らないこの世の中を
少し元に戻そうとした、気が付きにくいが重要な動きでもあったのではないかと少し感じる。
先週、鷹の巣温泉を訪れた帰りに、エクシーガで新潟平野をはいずり廻った。
新潟は、米どころと言われる由縁であろうか、あちこちに豪農の邸なるものが保存され
観光資源として、新潟を訪れる人々の立ち寄りスポットとなっている。
地方自治体が管理していたり、財団法人が管理していたり、いろいろであるが
どれも、その家自体が大規模な総合商社のような存在であり、地域社会の中心となって
大きく発展してきた様子がうかがえた。
大店の主人から、番頭、手代、庭師、女中とたくさんの人がこの豪農の館で働き
また、使用人の多くは敷地内の従業員住宅のような家に暮らしていた様子だ。
北方文化博物館になった伊藤家は、不況になると、豪邸の増築・改築を頻繁に行い
近在の人間達に仕事が発注されるように計らったそうだ。富の再分配を意識してきた
この家は、それゆえ、豪農としての揺るぎない地位を保ち続けたのだろう。
生産物・情報が集まり、売買され、富を蓄積し続けたこの空間が
同時に働く場所、食事する場所、寝る場所であったというのは
訪れた俺にとって、なんとなく一番印象に残ったところだった。
六本木ヒルズは大金持ちのすみかであるが
これが100年後もそんな存在として残っているだろうか?
人々が訪れて、過去の金持ちの栄華とそれを支えた社会の仕組みを
静かに想い出すような歴史的モニュメントとして残るか否か
ヒルズの未来をこの豪農の館・伊藤家探訪から想像しつづけようw
Posted at 2009/09/25 23:25:13 | |
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