
ちょっと前の話ですが、よしともカップ 2013春に参加してきました。
で、
ご存じ しのい輸入車ランキングで、
ラジアル最速を誇るSAXOのデータをばっちり取ったので、
がっつり分析してみます。
テーマは
これであなたも、47秒代前半! テンロクNA篇(苦笑)
今回は、
もちろんさくっと優勝をさらった相方SAXO
ドンガラ仕様に、Kuhumo V700(2部山?)
そして、2位獲得のkiku106 Rallye 16V
快適仕様に、RE11A(8部山)
まずはコース図。ご存じ、コンンクリートジャングル事、しのいサーキットです。
今回は、サーキットを、なんと7個のセクターに細分して分析しちゃいます。
まずはラップタイムの確認。
相方さん47.3秒に対し、kiku106は48.8秒、その差
1.46秒
1300mでこの差は凹みますww。
走行距離、トップスピードに差はほとんどないのですが、
セクターを見ると、
Sector 3: 第一ヘアピン
Sector 4: ダンスシケインから高速S字
Sector 7: スライダーから先
の3か所だけで、約1.3秒離されてます。
そこで、速度、縦G、横Gをざっと見て、なぜSector 3, 4, 7で大きな差がついたのか見てみます。
今回は、
相方さん:赤
kiku106:青
となってます。
はい、赤い矢印の部分。
Sector 3 1ヘアはkiku106の失敗
Sector 4, 7は、ダンスからS字手前、そしてスライダーの中からホームストレートへと、加速するポイントで、かなり速度差があることがわかります。
この差がタイム差につながってるんんですね。
というわけで詳しく見ていきましょう。まずは前半戦。
意外にも、ヒーロー進入手前の最高速はほとんど変わりません。
そして苦手意識のある、ヒーロー内もそんなに差はないです。目立つのはkiku106は軽くブレーキ当てて、曲がるきっかけを作ってますが、相方さんはノーブレーキ!
しかし、
Aの部分、1ヘアが全然違います。
kiku106は完全に突っ込み過ぎ。結果的に、コーナーのボトムが奥で、速度も遅く、そして立ち上がり
加速が鈍くなってます。
相方さんは、手前でしっかり減速し、きれいなV字で立ち上がってます。
縦Gを見ても、Aの部分で加速に移るのが早いですね。
ちょっともったいないのは、立ち上がった後、一瞬減速があることです。これはシフトアップにも見えますが、減速が大きいので、アクセルオフかもしれません。
そして次に
Bのポイント。ダンス進入も、相方さんの方が減速開始が早く、しかしボトム速度が圧倒的に速い!その結果ダンスを立ち上がった後も、速度差をキープしています。
kiku106は、実はダンスの2個目の縁石の乗り方をまだ研究中で、わざと1個目の速度を、やや落としてはいるのですが、それにしてもそれによって生る速度差には愕然とします。ここでさくっと0.5秒失ってますからね。
ただ面白いのは、
Cの部分。S字に近づくに従い、速度差が小さくなっています。縦G(加減速)を見ても、kiku106の方が加速Gが高いですね。
もう少し詳しく見る余地がありそうなので、走行ラインを見ます。
まずは、1ヘア。ラインが全然違います。相方さんはV字やU字ではなく、レの字状にまがってます。
kiku106はU字状ですが、進入でインを開けすぎかもしれません。または減速に時間を使い過ぎて、ステアの切り出しが遅いのかもしれません。
そして、ダンスでは進入の時点で10km/hもの速度差があり、ダンスの出口でもその差はほとんど変わりません。kiku106が速度を落としすぎでしょうが、相方さんのダンス内の速度も速いのでしょう。
そして、その差がS字に向かって減っていく理由は、実はダンス立ち上がりのラインが全然違うんです。
相方さんはダンス脱出後も大きくRを描いてS字に向かっていきます。
しかしkiku106は、ダンス脱出が直線的。
結果、脱出でアクセルを開けたとき、相方さんは横Gが大きく残っているため加速が鈍り、
kiku106は横Gが少ない分、タイヤの縦にGをかけることができる、すなわち加速が鋭くなっていいます。
これはkiku106は、ダンスの速度が遅いために、楽に脱出で向きを変えられるからです。
つまり、ダンスシケインは、中での速度と、脱出の角度のバランスが重要なんですね。
そして正解は、相方さんとkiku106の走り方の中間、や相方さんよりにあるような気がします。
というわけで、残り半分は、次回に続きます(苦笑)。
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LAP+ロガー分析 | クルマ
Posted at
2013/06/12 00:35:09