最近は色々な車に試乗させて頂いていますが、現行モデルは別の機会にでも書くとして…
今回は『馴染みの車屋』の常連さんが所有されている三菱GTO・ツインターボをレポートします。
正直、GTOは初めての私…
では、レポートを!
【外装】
【ボディサイズ】
全長:4600mm
全幅:1840mm
全高:1285mm
ホイールベース:2470mm
車両重量:1600~1730kg
今となっては当然となりつつ1800mmを越える全幅は当時の基準としては大柄なボディサイズの部類に入りますが、スタイリングはワイド&ローでスポーツカーらしいデザイン。
中期型よりリトラクタブルヘッドライトが廃止された事によりバランスが崩れたとも言われていますけど、中後期も決して悪くなく、今でも充分に通じるデザインでしょう!
【エンジン&メカニズム】
エンジン:V型6気筒DOHC24VALVEツインターボ (6G72型)
排気量:3000cc
最高出力:280ps
最大トルク:43.5kgf・m
変速機:ゲトラグ社製6速MT
駆動方式:フルタイム4WD
サスペンション:前→マクファーソン式ストラット
後→ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:前後→ベンチレーテッドディスク(前は6POT)
メーカーの意図としては前モデルのスタリオン同様にFRスポーツとして発売したかったらしいですが、様々な事情から初代ディアマンテのプラットフォームをベースに開発。
※スタリオン
※初代ディアマンテ
その関係上、FFベースの4WDスポーツとなり、エンジンもディアマンテの最上級グレードに搭載されていたV型6気筒3000cc・DOHC24VALVE&それに2機のターボチャージャーとインタークーラーを追加した2機種のラインナップ。
当然のごとく車重が1800kg近い巨体となってしまっていますが、実際に走らせてみると圧倒的な馬力とトルクでグイグイ引っ張り、半端なく速い…
表現が悪いですけど、私は割れた様なサウンドを奏でる三菱のV6エンジンのエクゾーストがお気に入り♪
組み合わされるゲトラグ社製6速MTもショートストローク気味で素直に入るので、とても好印象でした!
6POTブレーキもシッカリとしたフィーリングで、踏んだら踏んだ分だけ効いてくれるといった感じ。
【内装】
バブル期に設計&発売された車だけに、かなりゴージャス!
今の車みたく材質の安っぽさ感が無く、高級グランドツーリングカーという表現が最適でしょう。
装備に関しても不満が無く、どんなシーンでも快適に乗れるのは間違いないです。
【総括】
今回の車両は標準のツインターボから一部のディバイスを省略したMRというグレードでしたが、私みたくディバイスてんこ盛りな車が苦手な方には最適かと思われます。
実際に運転してみるまでは『速い』『曲がらない』『止まらない』と一般的に言われているマイナスな評価ばかりが頭の中にある車でしたけど、最終型だけに車重以外の弱点が克服され凄く熟成された1台です。
キビキビ走るとなればボディサイズがネックになってしまうのが現実でしょうけど、私の様にスペックに余裕を持たせてゆったりと走りたい思考であれば不満は出ないかもですね。
最近の三菱はランエボのモデル廃止など、明るい話題が全くありませんが、GTOやギャランVR-4、世界最小排気量のV6エンジンなどなどの素晴らしい車や技術を世に送り出していた頃の元気な三菱の復活を心から願っています!
※今回の試乗に協力して下さった『馴染みの車屋の常連さん』、本当にありがとございました。
m(_ _)m
Posted at 2014/06/25 18:00:30 | |
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