オスカーインターナショナル 銅音接続(スピーカーコードの接続)の効果
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
【ユニット】 ハーツの旧ミッレの3WAYにパイオニアのリボンのスーパーツィーター+カロのサブウーファー
【旧態】スピーカーケーブルの端子は全てFM2のダイレクトロジウムメッキ端子を使用。ただし,スーパーツィーターはダイレクトにハンダ付け。ツィーターはギボシ,スコーカーとミッドバスは,ユニットの接点にファストン端子
2
【交換部分】アンプ側の接点は全て変更なし(ダイレクトロジウムのY端子)。スーパーツィーターとサブウーファーは変更なし。両ミッドバスのファストンを廃し,銅音のリング6㎜穴のものに変更。更に,左チャンネルのみツィーターのギボシを銅音に変更。そして,両スコーカーのファストンを廃し,ハンダで直付けに。この時点で,銅音端子の数が底をつき,作業中断。
【この時点での試聴】10個のユニットへいくうちの,5つ分の端子を変更し,あと残り右チャンネルのツィーターの交換だけを待つ状態である。全体としてかなりどっしりしっかりとした印象となり,幾分低音寄りと言うか,ロジウムのクリアで華やかな感じと対照的な音となった。しかしなんだか「調整があっていないような不自然さ」が残っており,ついついいコライズ調整がしたくなる音。でも,歪感はなく,耳障りな音がなく自然である。
3
【最終工程】残った右ツィーターを施工した。鳴らし始めてびっくり,全てがフォーカスした感じを通り越して,「音色が揃って一体となった」感じ。生々しい息遣いが分かるようになる。
【考察】銅音にしたからこうなった,という端的なことではないだろう,というのがひとつ。というのは,アンプ側の端子はいまだに全てロジウムなのだ。じゃあこっちを代えたらどうなるのか,それは代えてみなければわからないが,変わったら変わったでまた音を修正していく,そういうことなのだろう。
もうひとつは,「左右が違うと片側だけレンズの外れた眼鏡をかけていきなり走り出す」のと同じくらいの違和感があった。
さらに,現状スコーカーとスーパーツィーターはハンダ付け,サブはロジウム,ツィーターとミッドは銅音と言う具合に,混成だ。お聴きになればわかると思うが,案外これで違和感がない。銅音はハンダ付けに近いものがあるのだろうか。ちなみに,ハンダはオヤイデの銀含有オーディオ用を使っている。
最も大きい作用は,素材によるものもあろうが,「ギボシとファストンが悪さをしていたものを,排除したこと」なのではないかと考える。ハイエンドのマニアは,銅音などが発売されるより前から,リング端子を重ねて樹脂ボルトで留めるということを既にしていたのである。この「端子形状による音の差」が大きいと思う。
4
【総評】クリアーでやや冷たいが,どこまでも伸びていくようなダイレクトロジウムの音も好きだ。一方,銅音の自然で歪感がなくナチュラルさも好きだ。これはメカゴジラとゴジラの対比のようでもある。銅音のオスカーさんはファストンやギボシは作らないそうである。
今後,アンプ側の端子をどうしていくのか,また悩めるところだ。さらに,電源系にもロジウムが使われているのも問題だが,何せ安い買い物ではない。しばらく様子見ということになりそうだ。
現状の音は自車としては何度目かの「思えば遠くへ来たもんだぁ~」的印象だ。焼津オフの時の音しか聴いていただけていないことが残念でならない。
返す返すも,装置としては2014年から代わっていないのに,音的には天保山と八ヶ岳くらいの変化がある。「使いこなし」ってすごいなあ,と自己満足のおじさんなのでした。
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