ヴィッキーがえる１号のブログ一覧

実はかねてから気になっていた事があった。


こいつだ。ユニットASSY.,エレクトリックコントロール…所謂ECUと言われるヤツ。ビートの場合、リアバルクヘッドパネルにベタ付けに近い形でマウントされているため…エンジンルームの熱の影響をモロに受け、殺られる場合が多い。キャパシタの電解液漏れによるパターンの腐食断線…(^^;さらに…このクルマを買った時から気付いていたある事実。それは、エンジンチェックランプが点灯しない…。チェックランプ点灯回路断線か？(^^;珍しげな故障ではないし、対処方法がない訳ではない。が…壊れてないに越したことはない。でも最悪の事態も予測しない訳にはいかない。


ドキドキしながらケースを開けてみると…。あら？？キレイじゃん！


問題のキャパシタ廻りも液漏れ、膨らみもない。


裏側のパターンも腐食痕なし。これはイケるかも知れない。

ただ…現在大丈夫でも、壊れやすいとわかっている箇所を何も対処せず元通り組み付けるのは能がない。ケースにスリット加工をして、フィルターを介して室内空気を吸い込ませてリアバルクヘッド側にファンを噛まして吐き出させる。さらにゴムのインシュレータと金属カラーを介してリアバルクヘッドからフルフローさせるつもりでいる。

久々にビートくんを弄った。今日はステアリングコラムを外し、インストルメントパネルを取り外した。


真ん中を左右に走る錆び付いたパイプがステアリングハンガービームで、名前の通りステアリングコラムが吊り下げ固定されている。このステアリングハンガービームも外した。

次はECUとメインリレーを外す。


ECUの奥にチラッと見えるのがメインリレー。これで彼は仮死状態になった。

作業を終えたビートくん。


なんかカッコいいな(笑)

次回はドア廻りを分解し、ドアパネルを外してしまおうと思っている。作業上邪魔で仕方がない(^^;

さて、このクルマ…(^^;317130キロ走行…。お客様の使用条件がほぼ7割以上が高速道路にて使用。というわけで…今回はブレーキ回りを重点的に整備する事にする。


これは、フロントブレーキローターのフレを測定しているところ。ちなみに限度値は0.05mm。よってNG。もちろん4輪とも行う。右リヤが一番酷く、0.1mmだった。


今度はハブベアリングのガタ量を測定する。限度値は0.1mm。これも4輪とも行う。合わせて、ブレーキローターの厚み測定を1ローターにつき8ヵ所行い、最大最小の差と平均値を取る。ローターの歪みやベアリングのガタなんかは、目視と触診で大体はわかるが…お客様の安心材料になればと思い、必ず数値化している。

フロントブレーキのローターとキャリパーセット、ブレーキホースを交換完了したところ。


同じようにリヤも。このクルマの場合、リヤブレーキホースは中間に短い金属パイプを挟み二分割されている。ホース側のテンションプレートを外すのに、かなり苦労した…(^^;


次はブレーキマスターシリンダ交換。ブレーキパイプとブレーキフルードレベラーの配線を外したところ。


新品を装着完了。加圧式ブレーキフルードブリーダーなどの高価な便利機器はないし、私一人しかいないので…ワンウェイバルブ付のブリーダータンクと中身がスカスカの頭を使って工夫をし、ブレーキラインのエア抜きをする。これが一番難関かな？

あとは、エンジンオイルとオイルフィルタ、ラジエータクーラントを全量交換して…とりあえず完了しました。

ようやく年末年始休暇に入り、まとまった時間が取れるようになったので、ステップワゴンの整備に取りかかる。



まず今日はエンジンルーム内と室内、灯火類を点検．整備する。上はエアクリーナエレメント。やっぱり新品はキレイだなぁ！このお客様は定期的に点検整備をして下さっているので、思っていた程汚れていないが…前回交換時より5万キロを走っていたので交換した。



上はエアコンフィルタ。やっぱり新品はキレイだ！



これは診断機を使って数値診断をしているところ。せっかく高い機械を買ったんだから、車検や点検の時にもこういうのを積極的に活用したらいいのに…といつも思っていたが、なかなか街のモータースではやっていないよなぁ…(^^;

まぁ…かなり大まかに抜粋して書いたが、私はかなり数値化にこだわっているので、数値に出来るところはなるべく数値化しています。明日は液モノの交換をします。

今日も飽きもせず部品清掃磨き作業中。モノがキレイになっていくのは気持ちいい！写真はステアリングコラムアッパーカバー。せめてこのくらいのクオリティは維持したいもんだな。…本業の方で走行距離30万キロを超えたステップワゴンが入庫したから、ビートはしばらく現車作業出来ないかも知れない…(^^;