
「クワイエット・プレイス」のプロデューサーが製作した、バケモノ映画。
地下から湧き出た謎のバケモノ(リーパと呼称されていた)にあっと言う間に人類の95%が死滅させられて3年後が舞台。
リーパはどういう訳か標高2500m以上には近づいて来ないので生き残った人々は山岳地帯の村に細々と暮らしている。アメリカのコロラド州が舞台のようだけどこんな高地にインフラの整った村が点在しているのは驚き。日本では観測所や山小屋くらいしかないと思うので自給自足できず全滅していることでしょう。
まあ当然ながら止む終えない理由が発生して下山を余儀なくされる展開になる訳で、肺の病気を患う息子に必要な医療機器を入手するためにリーパ打倒を研究している女性物理学者ら3人で麓にある病院を目指す。
2500mを割ったら即リーパがワラワラと襲ってくる、という訳ではなく見回りしているのかそれなりに時間が立ってから一体づつ襲ってくる。人間のみ殺されるようで下界には牛や馬がいっぱい生きている。
「人間を殺すだけで食べない」「睡眠などで活動を停止しない」「二酸化炭素で人間を見つける」等々小出しに出される情報から正体はもしかしたら...と思っていたらその通りでした。リーパ撃退法も古いSF映画「人類SOS!」(SF小説「トリフィド時代」の映画版)を思い出した。ちょっと安直。
その後は人類が覇権を取り戻し、行動範囲を広げる中で黒幕の存在が示唆されて終わる。90分ちょっとの映画なのでもうちょっと丁寧に始まりの日を描けばパニック映画として面白くなったと思うのに「クワイエット・プレイス」は後日談と前日たんまで作って儲けたので今回も、ということでしょうが続編はちょっと無理かな。
2025/7/26
センチュリーシネマ センチュリー①
12:40〜
E-12(ベストポジション)
Posted at 2025/07/27 19:04:01 | |
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