エアコンのガス圧力点検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2
<クイックカプラー>
クイックカプラーの内部のムシ押しを引っ込めるため、先端を回します。
(写真の向きでは時計回りの方向となります。)
ムシ押しが引っ込むと、内部のスプリングが弾ける「パチン」という音がします。
<マニホールドゲージ>
マニホールドゲージを車のボンネットに吊るします。
何となく通な感じに憧れ、これがやりたいがためにマニホールドゲージを買ったとか、どうだとか。
でも、ホースの癖が付いていて、何か間抜け…
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クイックカプラーを車に取り付ける準備をします。
エアコンの測定ポートは高圧・低圧とも車の右前にあります。
<車の右前付近>
ウィンドウウォッシャー液の補充パイプを外します。
そして、パワステホースを固定しているクリップも外します。
いつも助かっているHIDですが、今日は配線が少し鬱陶しいです。
<測定ポート>
奥が低圧用、手前が高圧用の測定ポートです。
ともにキャップを手で緩めます。
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<クイックカプラー取付1>
高圧・低圧ともにクイックカプラーを取り付けます。
レバーを引き上げながら、差し込みます。
それぞれ径が違いますので、間違えて取り付けることはありません。
<クイックカプラー取付2>
取り付けるとこんな感じになります。
ホースの取り回しを考え、チャージングホースをしっかりと締めます。
測定ポートの直ぐ横にドライブベルトがあります。
エンジンを掛けるとドライブベルトが回りますので、巻き込まれないようホースの取り回しに十分注意します。
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<チャージングホースの締め付け>
測定ポートからマニホールドゲージまでのチャージングホースの取り回しを整えます。
位置が決まったら、プライヤーでしっかりと締め付けます。
(写真ではプライヤーで直に挟んでいますが、実際はウエスでくるんでやりました。)
そして、Lo・Hiのバルブが閉まっていることを確かめます。
いよいよガスをマニホールドゲージへ流します。
ゴーグルや手袋の着用は必須です。
ガスは大気に触れると低温になるそうです。
実際、漏れたガスが軍手に染みて、とても冷たかったです。
<測定ポートの開放>
クイックカプラーの先端を時計回りに回します。
すると内部のムシ押しが測定ポートのムシを押して、ガスが流れ出します。
「プシュ」という音がします。
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それぞれのガスの圧力をゲージから読み取ります。
気温: 28℃
湿度: 31%
<エンジンを掛けない状態(エアコンOFF)>
左 低圧: 0.65MPa
右 高圧: 0.65MPa
ゲージを見ると低圧側がすごく高い圧力に見えてしまうのですが、メモリに小数点が付いています。
<エンジンを掛けてエアコンONの状態>
左 低圧: 0.15MPa
右 高圧: 1.10MPa
(約3分後の値)
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<気温に対するガスの圧力(参考値)>
マニホールドゲージの取扱説明書に参考値が載っていました。
これを見ると、28℃に近い30℃(コンデンサー周囲の温度)の時は、
低圧: 0.21MPa (0.15~0.25MPa)
高圧: 1.70MPa (1.60~2.10MPa)
低圧側は範囲に入っていますが、高圧側が0.5MPa位低いです。
ちょっと低いですね。
ガスが足りないのかな?
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ところで、しばらくエアコンを掛けたままで放置していたら、冷却ファンが回り始めました。
先月交換したテンパルチャーボックスもちゃんと働いているようです。
<ゲージ>
低圧側は徐々に圧力が上がり、0.2MPaになると、「カチッ」とスイッチが作動し圧力が0.15MPaに戻ります。
何かの制御をしているようです。
でも、何をしているのか良く分かりません…
今回の費用:
マニホールドゲージセットHFC-134a ストレート / 27-324 12,780円
(他の材料・工具は持っているものを使用)
(合計12,780円)
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