エンジンを弄ろう　その11

2つのシンクロスリーブを右にスライドさせスプラインと噛み合わせると、画像のようになります。
この状態でメインシャフト、ファーストモーションギアの回転がロックされます。

シャフトの回転がロックできたのでファーストモーションシャフトのナットを緩めます。
ナットにソケットをはめるのにローラーベアリングが邪魔なので・・

ラジオペンチでローラーを取り除いていきます。
ローラーを取り除くとプラスチック製のローラーガイドが抜けます。

抜け防止のサ－クリップを取り外します。

残ったインナーレースをベアリングプーラーで抜きます。
ナットとインナーレースの隙間にプーラーのツメが入らない場合は、先にナットを緩めてナットでインナーレースを少し押し出してやると、ツメが掛けられるだけの隙間を確保できます。

ここで逆側いきます。
周囲のナットを抜いてスピードメーターギアのハウジングを取り外します。

スピードメーターギアハウジングを外すとメインシャフトが現れます。このシャフト先端の溝でスピードメーターギアを駆動しています。
この大きなナットを外すには1-1/2インチ(約38mm)というサイズのディープソケットが必要です。足回りのボールジョイントにも使う工具なので1個持っておくといいかもです。
これでシャフト両端のナットにアクセスできるようになりました。
それぞれのナットのロックタブを起こしておきます。

つづく

おまけ

パーツ置き場と化した車内。
すごいことになってますな・・