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家族で高山での夜を楽しみ、この日は、高山から最後の目的地白川郷へ向かいました。
小学校の時に教科書で見たあの合掌造りといわれる三角屋根の数々。
行ってみると、のどかですねえ。
我々みたいな観光客は確かに多いのですが、観光地の割りに駐車場の呼び込みもないし、この街の人の大らかさを感じました。
実際に見た合掌造りの家ですが、一言で言うと「よくここまで建物がもつものだなあ」と感心してしまいます。
私の仕事は、建築関係の仕事で、今住宅業界では『長期優良住宅』という話が話題になっています。
簡単に説明すると、日本の住宅の寿命は、30年から40年と言われいる中で欧米では100年、200年持つ住宅が大半だそうです。
そこで日本もこのくらい持つ住宅をこれからの基準にしようということで、一定の基準を制定し、一部政府が助成金などで援助しながら促進していこうと進めています。
この『長期優良住宅』ですが、その基準が未だ曖昧で業界の人たちは今一理解に苦しみ、どうすればいいのだろうというのが、現状です。
しかし、この合掌造りの家を見ると「この家が原点ちゃうの？」と思いますね。
柱や梁は現代の住宅の比にならないほどの大きさですし、気密住宅主流の中で気密なんか一切確保されていません。
「昔の人は凄いなあ」と思わされますね。
話はちょいと脱線しましたが、子供たちも滅多に見れない家に目を白黒させてました。
それもそのはず、昔話に出てきそうな家ですもんね。
どこかから、市原悦子の声が聞こえてきそうです。
「むか～しむかしあるところに・・・・」

お昼前に白川郷を離れ、自宅がある高松へ向かって帰るわけですが、名神の大渋滞に巻き込まれるのでありました。。。