まとまった休みが取れたので、梅雨に入る前に3泊4日の一人旅に行ってきました。
行先は東北。山形県の日本海側を北上し、津軽・下北半島を巡るボックス型のルートで、雄大な風景の数々を堪能。走破した距離はおよそ2,300kmになりましたが、まだまだ見足りなかったですねー。
初夏の東北は新緑と強い日差し、それに乾いた風が印象的でした。
色々あり過ぎて詳細に記す時間が多分ないので、取急ぎダイジェスト的にほんの一部だけですが画像をアップします。
追々テキストなど追加していこうと思います。 テキストと画像を追加しました。
【DAY1 神奈川→秋田県にかほ市】
初日は関越道経由で日本海へ。まずは国道345号・笹川流れを目指しました。
数々の奇岩もさることながら、澄みきった海に驚嘆。
その後一気に北上し、日の入りとともに到着したにかほ市の道の駅にて車中泊。
【DAY2 にかほ市→山形県遊佐町→秋田県大館市】
不慣れな車中泊のせいか、翌日への期待からか殆ど眠れず、夜明け前から行動開始。道の駅すぐそばの「九十九島」と呼ばれる水田地帯で美しい日の出を迎えました。
長年訪れるチャンスがなく、やっと出会えた鳥海山。
日当たりを考慮し、午前中は北麓を徘徊しました。
中三地地区で素敵なデザインの家を発見。
鳥海高原。早朝なのでだーれもいない中、この絶景を独り占め。
フォトドライブに興味ある人ならきっと一度は見たことある例の風車群。
鳥海ブルーライン、5合目鉾立駐車場(標高1100m)まで一気登り。
鳥海山の絶景にしばし心奪われます。鳥海LOVE。
ブルーラインを山形県側へ駆け下り、遊佐町で解禁直後の初物岩牡蠣をぺロリ。
遊佐産の岩牡蠣は、鳥海山の湧水の影響で良質に育つことが知られています。
。。。もうね、生きててヨカッタ(感涙)
岩牡蠣の滋味が舌に残るその足でラーメン「七郎」さんへ。
奇麗な湧水を活かし、遊佐町はラーメンを名産としてアピールしています。
私の好きな魚介系ベースの優しい味でございました。
遊佐町を徘徊中、水田脇の道路に三脚を構えた集団を発見。
何かと思っていたらどうやら撮り鉄系の撮影地ツアーのようで、直後に運よく特急フレッシュ。。じゃなかった「いなほ」が通過してくれました。
【DAY3 秋田県大館市→青森県十和田市】
昨夜殆ど寝ていないためさすがにヤバいと思い、県北の大館で安宿をとりました。
ぐっすり眠れたので本日も朝から頑張って走ります。
まずは青森県弘前市へ。リンゴ畑越しに岩木山が望める場所で撮りたいとあちこち探し回り、結果イメージ通りの場所を発見できました。
この日はフェリーに乗るため時間に追われながら北上します。
ここはR339龍泊ラインの有名撮影地。聞きしに勝る凄い道でした。
竜飛岬に到着。遠くからチラチラ見えていましたが、岬の海峡側だけ海霧に包まれていました。画像左が津軽海峡。右が日本海。海霧は海峡からどんどん流れ込みますが、不思議なことに岬を境に消えていくのです。
霧に当たると気温が一気に数度下がって、強力なエアコンのスイッチが入ったみたいでした。
海上を見ると、海霧の境界がくっきりと表れていました。
海峡側は真っ白、日本海は鮮やかな竜飛ブルー。
この時もでしたが、私が青森を訪れると変な天気に遭遇するみたいです。
津軽半島東岸を南下し、蟹田港からむつ湾フェリーに乗船。
下北半島の脇野沢まで約1時間、CX-5で初の船旅です。
ちなみにこの便、乗客は私を含め3名、航送する自動車は1台のみという状況でした。間違いなく赤字運航だったことでしょう。。
脇野沢から下北半島を時計回りにむつ市まで走りました。
大間町まではとにかく物凄くタイトな峠道の連続で、i-DM先生のご機嫌を損ねないよう慎重に走ったので結構気疲れしました。おかげで少し上達したかも?
大間崎で本州最北端ゲット。
ここも海霧に包まれてしまい、16時で気温は14℃、さぶい。。
むつ市からは陸奥湾西岸沿いを南下。ちょうどサンセットタイムとなり、雰囲気良さげな湿原の小道を見つけてクルマを乗り入れてみました。山頂レーダーが特徴的な釜臥山のシルエットが夕暮れに浮かび上がりました。
今回最高の夕景は、日本海ではなくまさかの陸奥湾となりました。
(初日の八郎潟も凄かったんだけど高速走行中でしっかり見れず)
いやー色々な意味で凄すぎです下北半島。今回載せきれなかった絶景も数多ありました。さらに今回寄れなかった尻矢崎や恐山もあると。。
【DAY4 青森県十和田市→岩手県一関市→神奈川】
最終日。行程を詰め込む私の旅はいつも最終日の走行が長くなりがちですw
十和田市を5時に出発し、八戸道→東北道を南下し、一ノ関ICへ。
R342で栗駒山を目指します。その途中にあるのがこの光景。
2008年の岩手・宮城内陸地震による地滑りで倒壊した祭畤大橋。現在は新しい立派な橋に代わっていますが、その被害を後世に伝えるモニュメントとして、旧橋の一部を保存しています。地震当時に結構衝撃を受けたのを思い出して立ち寄ってみました。
そのままR342を西へ進むと、次第に険しい登りとなり、標高1,100m超の須川温泉に到着します。ホテル裏手に温泉の湧出地があり、硫黄臭の温泉が凄い勢いで湧き出してます。露天風呂に入浴しましたが、雰囲気は草津温泉の西の河原によく似ていると思いました。草津は酸性の強い温泉を中和してから川に放流していますが、こちらはそのまま山の上からドバドバ流しちゃってるみたいです。そのせいか知りませんが、下流の磐井川の色は鮮やかなターコイズブルーに染まっていました。
てなわけで、CX-5購入後最長となる2,300kmのロングツーリングを無事完走しました。
どの風景も印象深いのですが、長年恋い焦がれた鳥海山(と遊佐の岩牡蠣)に遂にお目に掛かれたことが何より嬉しかったです。
また、下北半島が想像以上に素晴らしかったので、再訪してじっくり巡ってみたいですね。
余談ですが、MRCCとLWDSのお陰で、腰痛持ちの私がこれだけの長距離運転にも関わらず殆ど腰に疲労を感じずに帰ってくることができました。シートの出来も含め、コイツは本当にツーリングに最高なクルマだなー、と感じています。
(おわり)