
(
前回からの続き)
すいません、エントリー3回も費やしたのに
殆ど走行の話を書けていません(汗)
最終回はちゃんと走ります!
予選セッション後に我々のピットにオフィシャルがやってきました。
一瞬フライングのペナルティか!と思いましたが、
決勝は最後尾スタートになる事を
申し訳なさそうに伝えて帰っていきました。
さていよいよ決勝レースの準備です!
私は再びコースイン、メインストレート上のダミーグリッドへ。
同じようにタイムを出せなかったチームがいたのか、
最後尾から2番目の40番グリッドへ誘導されます。
(ダミーグリッドってチョークで描くのねww)
菅生へ来る前は、スタート失敗して事故ったらどうしよう、とか
軽くビビっていましたが、この位置からのスタートだと、幸か不幸か
もうポジションを失う事は殆どありませんから気楽なもんです。
写真は私の車に社長がビデオカメラを装着しているところ。
(ということは車載映像が存在する?ww)
社長が持ち込んだBluetoothハンズフリーによる通話も快調です。
今回のスタート形式はペースカーが先導するローリングスタート。
もちろん初めての経験です。
先程の事故の関係でフォーメーションラップは2周行なうとアナウンスされています。
スタート3分前にグリッド上からスタッフ退去。
そして1分前にエンジン始動。。。
ヤバい、この緊張感は病みつきになりそうw
いよいよグリッドを離れます。
2周のフォーメーションラップでバックストレートの石灰をみんなで散らした後、
最終コーナーで遂にペースカーがピットイン。
さあ行くぞ!とアクセルを踏み込みます。
正直、ペースカーが消えた瞬間、各車とも一気にアクセルオンするのかと
思っていたのですが、隊列は余りペースを上げずに進んでいます。
まあ前方では駆け引きとかしてるんでしょうねえ。
コントロールラインまでは追い越し禁止なので、踏み込んだアクセルを緩めます。
その瞬間、隊列のスピードが一気に上がる!
私も慌てて再びアクセルオンしましたが、タイミング合わず、、、
1コーナーまでに後方の
スターレットに交わされてしまいました。
ビリ転落、またまた大失敗です(泣)
排気量の少ない1つ下のクラスの車輛とはいえ、そう簡単には
抜けないだろうと思っていましたが、
ストレートスピードの差は思った以上に大きく、
シケインからバックストレートの間に
3台をあっさりとパス!
その後も数周に渡って、ストレートで下のクラスの車を1台、また1台と交わし、
レース気分を気持ち良く味わう事ができました。

それにしてもフラットな筑波に比べて、アップダウンの激しい菅生の怖いこと!
特に下りながら曲がっていく写真の3コーナーとか最終コーナー入口では
過重がうまく掛けられず、毎週のように
「怖ぇ〜っ!」と悲鳴を上げながら走ってましたww
(どなたか、下りコーナーの上手い走り方教えて下さい)
程なく先頭集団に追いつかれ、コーナー毎に道を譲りながら走行します。
Sタイヤクラスの車輌はとんでもないスピード。
最終コーナー入口で抜いていったポルシェやランエボなんて、
車高ベッタベタに落としてるはずなのに、物凄いロール量で
しかも車体を半ば横向きにしながら最終コーナーを立ち上がっていきます。
タイヤハウスの内側がハッキリ見えましたよ、マジで。
私に割り当てられたスティントは40分、1周2分なら約20周走る計算です。
ピットの社長とはハンズフリーで交信していましたが、LAPSHOTが働かないので
時々ラップタイムを教えてもらってました。
大体2分〜2分02秒くらいのペースとの事。
「まあ速いクルマに抜かさせながらなんでしょーがないし」と自分に言い聞かせ、
とにかく次の走者に襷をつなぐためにひたすら安全運転で走ります。
。。つか怖くて攻められねえww
後方のヴィッツに煽られまくる私ww
スティント終盤、前を走る車が続々とピットイン。
大多数のチームは5名体制のため、約30分でピットインしますが、
4名体制の我々は一人で40分走行するので、
ここで思いがけずコース上がクリアになったのです!
ここで私はようやく
タイムを出しに行く決意をしました(遅っ)
ひとつひとつのコーナーを、前の週よりちょっとづつ速く走らせてみると、
社長からは
「1分59秒!」
「57秒!」
「56秒!」
と、毎週のようにベスト更新の知らせが。
結局、1分54秒台まで上がった所で40分経過、ピットインです。
私の担当する第一スティントは無事終了となりました。ヨカッタ。。
ピットで第2走者、雅さんのエイトとチェンジ。
車から降りると、さすがに足下がフラっと。。。
今日は朝からドタバタしましたが、決勝はスタート以外は大きなミスもなく、
初コース、初レースという条件下ではまずまずだったのかなと思います。
廻りの皆さんのマナーが良かった事も助かりました。
心残りは余りスキール音が出せていなかったこと。
まだまだ攻める余地はあったと思ってます。
【レース中その後に起こった出来事】
(すみませんまた端折ります)
・
雅さん、なぜかタイムが表示されず(計測器の取付に問題があった?)

・
第2スティント後半にセーフティカー導入。
・ セーフティカー先導走行中に
雅さん →
さっき怖がってたにゃごさんと交代。
(虎の親が無理矢r。。。おやこんな時間に誰だろう)
・
にゃごさん、まさかのコースアウト(みんなマジで焦った)
・
雅さん、第4スティントで1分54秒をマーク!(スゴイ!)
・
しかし今度は通り雨に見舞われるww
・
アンカーの社長、レインボーでスピン!しかし無線で報告せず無言ww
・
さらに「俺は49秒が欲しいんだあっっ!」→ 見事49秒台をマーク。
・ 予選の事故でスタートが遅れた事を忘れ、時間管理にミスが発覚。
・ 本来アンカーの社長が30分走った時点で残り時間がなぜか20分もww
・ 仕方ないので最後は私と雅さんで10分づつシェア。
とまあ。。決勝でも本当に色々なドタバタ劇が展開されましたが、
最後は雅さんがチェッカー!
キッチリ締めてくれました。。。と思ったら本人曰く
ファイナルラップにコースアウトしてたようですwww
ゴール後、満足げな表情を浮かべる雅さん。
いやあ〜3時間があっという間の、本当に楽しいレースでした。
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【最終結果】
NO,22 (株)デミドラエンジニアリング
予選:タイムなし
決勝周回数:77周
総合35位/出走41台
CN-2クラス11位/出走12台
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で、芋煮の方なんですが。。
スタート後にようやくコンロに火が入りました。
強風に煽られながらメンバーが交代で火の番を3時間。
ゴール直後にようやく鍋が沸騰、とこちらも過酷な運命に。
持込んだボンベのガスは沸騰後すぐに空に。。。
結局食べられたのは表彰式が終了した後。
熱々というわけにはいきませんでしたが、長時間かけて作ったおかげで
味は良くしみていて美味しかったです。
調理部長さん、ご馳走様でした。
ちなみに表彰式で行なわれた抽選会で社長が何とアイロンをゲット(笑)
司会「独身ですか」 デ「独身です(嘘)」 司会「そーですか寂しいですねえww」
という事で、(株)デミドラエンジニアリングの長い1日が終わりました。
今まで経験してきたサートラとは全く異なり、チームが一丸となって
完走を目指す、という耐久レース形式はとても面白く、奥が深いと思いました。
特にドライバーチェンジの際、ピットへの誘導や計測器の付け替えなど、
メンバーが協力し合う姿にはちょっとした感動さえ覚えました。
行き当たりばったりではありましたが、携帯電話でドライバーに指示を出したり
ピットインしたクルマを誘導したりといった「レースマネジメントごっこ」も
ちょっとだけ経験することができ、凄く面白かったです。
一方、反省点は以下の通り。
・ 事前のシミュレーションが全くできていなかった
・ 急な時間変更に振り回され、時間管理をミスした
・ ドライバーと交信している以外のチームメンバーにレース状況が伝わらなかった
などなど。。。
今後参加する時には反省を活かしたいと思います。
途中から順位なぞ全く気にしなくなっていましたが、最終リザルトを見る限り
当初の予定通り5回のピットインであれば、もう1〜2個上の順位に
なっていたかも知れません。まあレースにタラレバは禁物ですけどね。
専任のレースマネージャーがいたら、より締まったレースができるのではないか、
と思います。
最後に、にゃごさんは初めてのスポーツ走行が今回のレースだったわけですが、
これだけののヘビーな状況で、しっかり走り抜いた姿は賞賛に値すると思います。
途中コースアウトはしましたが、それも彼女なりに攻めていた結果でしょう。
芋煮を食べたり記念撮影をしているうちに、他のエントラントは
全ていなくなり我が社だけに。。。
さらに帰りの東北道は疲れと眠気と戦いながらの6時間。
こちらの方がよっぽど耐久レースでしたww
ということで長々と書かせていただきましたが参戦記はひとまず終了です。
チームメイト、それから当日参加の皆さん、お疲れ様でした!
(完)