既に2週間ほど経過してるので今さら感ありありの報告ですが、15年2月上旬に乗換えのためBKアクセラ23Sを手離しました。
(タイトル画像はヴィーザル様ご提供のものを使わせていただきました)
この9年間、アクセラとは本当に沢山の想い出をつくることができました。
長距離走行をもろともしないしっかりした脚を活かし、北は北海道(例えば
稚内 十勝 糠平)から南は
高松まで、色々な所にツーリングに出かけました。
ライセンスを取得してサーキット走行に
挑戦したのもこのクルマでもっと思い切り走ってみたい、と思ったから。その後数年間スポーツ走行を続けてこれたのも、余計な電子制御が介入しないBKアクセラの素姓の良さあってのものだと思います。
そういえばみんカラに登録したのもサーキットがきっかけでしたね。
東京ゲートブリッジの
建設現場を追っかけしていたときも、アクセラの存在は本当に頼りになりました。
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そんな私も、30代半ばより奥さん、少し遅れて長男とともに生活するようになりまして、彼らのことを考えると若い頃のように好き勝手にに遊んでばかりもいられなくなってきました。
坂道発進がが苦手な奥さんからはいずれは子供の送り迎えのため自分も運転できるAT車が欲しいと切望されました。彼女がどのくらいATを欲していたかというと、Facebookに夫のMT好きを悲嘆する投稿をし、コメント欄で沢山のお友達に慰めをもらっていたほどでありますw
また、子供が居ると外出時の荷物が非常に増えます。
泊まりで実家に行くときなど、アクセラのトランクでは収まりきらず助手席も荷物置き場に使うほど。さすがにもうちょっと持ってくモノ絞れよ、とは思いますが、手狭感が出てきているのは紛れもない事実でした。
さらに、仕事や日常生活を通じて、40歳を迎えた自分が心身ともに衰え基調に入りつつあることも認めざるを得なくなってきました。ちょっとした判断の遅れが事故に繋がったりする可能性もないとは言えません。
その点、最新の自動車に比べると、BKアクセラは大切な家族の命を守るための安全装備が聊か見劣りしてしまうのです。
そんな状況の中、2年前に亡くなった父親が少しだけ残してくれていた貯金の一部を受け取ったことで、「クルマの買換え」がにわかに現実味を帯びてくることになったのでした。
「これまでの10年、これからの10年。」
そんな想いで始まったクルマ選びの経緯については、また別の機会に書きたいと思います。
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検討開始から1年以上かけて漸く次期愛車をほぼ決定し、とうとうアクセラとのお別れが現実化した昨年の秋、色々気にかけて下さっていたデミドラ夫妻と一緒に八ヶ岳方面にツーリングに行きました。善慶庵の新そばが旨かったです。


(平沢峠より)
「ラストラン」という名目の企画だったのですが、このときはまさか手離すのが3カ月も先になるとは想像もしていませんでした(笑)
当初年内納車を狙っていたニューマシンでしたが1月末も厳しい、というまさかの事態となったため、毎年年始恒例のバイキンマン3耐にアクセラでエントリーできることになりました。

3耐は10月にも参加していましたが、ベスト更新ができなかったので寒い時期にもう1回走ることができてラッキー。
走行距離14.5万キロ超、残溝僅少の3シーズン目ZⅡ無印、という決して万全とはいえない状態で頑張って走った結果。。
何と自己ベストをコンマ2秒更新!
昨年のTC2000の路面改修効果もあったとはいえ、うちの子まだまだ走れるじゃん、と満足感の中グローブを外しました。
走行会終了後にはいつものチームメンバーがお疲れ様セレモニーを開いて下さいました。
クラッカーとボンネットにかけるお飾りを用意していただいたのですが、どう見ても石下中古車センターです、本当にありがとうございましたw
たまたま後ろの退出ゲートに「SEE YOU AGAIN」とか書いてあったのに気づいてちょっとだけ感傷的になりました。
いよいよ納車を翌週に控えた2月頭の週末、快晴だったこともあり
最後のドライブへ。ターンパイクと伊豆スカイラインを気持ち良くスンスンしてきました。
その帰り道、DにデリバリーされたばかりのCX-5XDプロアクティブとご対面。
契約から3カ月弱。ワクワク感が少し薄れるほど待たされましたw
10年前の富士通桜まつりで展示車を見たことがきっかけで購入したBKアクセラ23S。クルマを走らせることの喜びと奥深さを沢山感じさせてくれた良き相棒でした。
不思議なことにその前のEGシビックVTiを降りる時のような強い感傷は湧いてこないのですが、それはきっと「十分に味わい尽くした」という一種の達成感のようなものを感じているからかも知れません。幸せなカーライフだったと思います。
アクセラが納車されたのはマイナーチェンジ直前の06年2月でした。
転職、結婚、子供の誕生、震災、父親の死。。本当に様々な出来事を経験した30代。この時期をこのクルマと共に過ごすことができて、本当に良かったと思っています。
このクルマを通じて、多くのお仲間と知りあう事もできました。
クルマについての知識もなく、決して人付き合いが得意でもない私と仲良くして頂けた皆様には本当に感謝しています。
既にクルマはCX-5に乗り換えてしまいましたが、これからも引き続きよろしゅうお願いします。

(。。ステージにマイクを置いて立ち去るイメージwでテーブルにキーを置いてみる)
Posted at 2015/02/22 16:18:27 | |
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