
「自然の中での様々な体験が子供を成長させる」
そんな話を鵜呑みにして、この連休我が家で初めてのオートキャンプを決行しました。
6月に一度、スノーピークのイベントで体験キャンプをしているので実質2回目になるのですが、今回はこの夏に購入した自分たちのテントをCX-5に積んで行きました。
一泊では慌ただしくなるので二泊の予定を組んでいます。
訪れたのは岐阜県・奥飛騨。
当初は設備や環境が整っていて人気の「平湯キャンプ場」を目指したのですが、さすが大型連休初日。11時に到着したときにはすでにオートキャンプサイトは埋まってしまっていました。
今回は6時頃出発したのですが、8時の時点で受付渋滞ができていたらしいので夜通し走る感じで来ないと連休は入れないかも知れません。
やむなく周辺のキャンプ場を探し回り「奥飛騨リバーサイドキャンプ場」にお世話になることに。
今年は3年振りの営業再開とのことで、正直設備も充分とはいえなかったのですが、滞在者が少なくゆったりと設営できたのが何より有難かったです。スーパーが近く食材調達がしやすいのも良ポイントです。
奥さんと二人で説明書を読みながらテントの設営を行いますが、慣れた人なら30分ほどで完了するところ3時間も掛かってしまいました(><)
そんなこんなで近くの温泉に入ってキャンプ場に戻るともう夕暮れ。
晩飯は前夜から仕込んでおいた牛ランプ肉の赤ワイン煮込みを作りました。ダッチオーブンとか持ってないので圧力鍋を使いますw
画像では余り美味しそうに見えませんが、実際は味も良く、肉も柔らかくなっておりまあまあ良くできていたと思います(自画自賛)。
ワインの味が子供にはちょっと向かないかな、と心配でしたが大丈夫でした。
秋キャンプは夜冷え込むので煮込み料理がマッチしますね。
その後焚き火などしつつ、非日常体験に興奮気味の子供と一緒に早々に眠りにつきました。
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2日目。朝食は昨日の残り野菜をラタトゥーユ風にアレンジしてホットサンドに挟みました。自然の中で飲むコーヒーは最高!
子供はなぜかカメラに嵌っており、「けむり~」とか言いながら雲がたなびく山々を撮影していました。
今朝は長野側の天気が良さそうだったので観光することに。
乗鞍と迷ったのですが行ったことのない上高地へ行ってみることにしました。
マイカー規制の上高地と乗鞍には、平湯温泉からバスが出ています。先の見えない駐車場渋滞を運よく最少限に留めて上高地行バスに乗り込みました。
個人的にはメジャー過ぎる観光地は人が多くて余り好みではないのですが、河童橋から眺める奥穂高岳や梓川の流れが本当に奇麗で、来てよかったと思いました。
遊歩道など散策し、眠くなった子供がぐずったところでタイムアップ。
帰りのバスも数十分待ちの行列で、平湯に戻ったのは既に夕暮れ時。
これから食材買って料理するのは無理なので、「ひらゆの森」で温泉に浸かり、「あんき屋」で飛騨牛を食べてテントに戻りました。
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最終日は快晴となり、無事乾燥撤収となりました。
やはり慣れない作業で完了したのは13時過ぎ(苦笑)
昼食を食べて走りだしたら奥さんも子供も寝てしまったので、ここぞとばかりに安房峠旧道アタックw
帰り道のR158は大名行列。新島々駅から裏道に逃げ安曇野へ。牧場ソフトとそばを頂きました。
奥さんがダイエットにと購入した地元産の大玉冬瓜(何と230円!)を誤って川に落としてしまい、子供と大笑い。
Googleマップを見たところ、韮崎から高井戸まで殆ど赤という驚愕の渋滞状況だったため、時間潰しにまた温泉に浸かってから高速に乗りました。
時間が経って甲府近郊の渋滞は無くなりましたが、笹子TNから先35km渋滞の表示は変わらず、勝沼からR20にスイッチ。
ところがこちらも笹子駅前から動かなくなってしまい、数十分かけて辿り着いた初狩駅前からr712で山中を都留へ抜け、その後はいつもの雛鶴峠→旧秋山村→牧馬峠→橋本五差路→尾根幹線ルートで深夜に帰宅しました。
今回のキャンプが子供にどの程度良い影響を与えたかは分かりませんが、この連休中非常に機嫌も良く言葉数も多くなっていたので、きっとそれなりに脳が活性化されたに違いない、と思う事にします。
また、キャンプ場で隣のテントの方がどこへも行かずに読書などしながらのんびりと過ごされていたのが印象的でした。
折角来たのだから、とあくせく観光していた我が家とは対照的で、自然の中で何もしない、という贅沢な時間の過ごし方を羨ましく感じました。
これが本来あるべきキャンプの姿なんでしょうねー。
ということで学ぶことも多かった初キャンプでしたが、10月もキャンプに最適な時期なので、きっとまたCX-5にテントを積んで、どこかのキャンプ場へ出かけることと思います。青い空と紅葉を求めて。