
先日簡単に結果報告しましたが、
マツダファン・サーキットトライアル(MFCT)
筑波ラウンドにアクセラLIGHTクラスで
参戦してきました。
今回は暑い熱い1日の詳細レポートの前半です。
(長文失礼)
【前年からの経緯】
アクセラLIGHTクラスの特徴は出場者のレベルが異様に接近していること。
優勝争いは毎戦0.2~0.3秒差のつばぜり合いになります。
筑波のコースレコードも、
Tさん(08年MSCT冬)→私(09年MSCT夏)→Nさん(09年MFCT特別戦)
と毎戦塗りかえられ、現在はNさんの14秒2。
ちなみに私とNさんのタイム差はたったの0.02秒しかありません。
今年の開催、すなわちタイム更新のチャンスがあるのかないのか、
ずっとアナウンスがなくヤキモキしてしましたが、7月にようやく開催告知。
結婚準備で何かと金の掛かる時期ではありますが相方を拝み倒し
参戦を決めました。
【前日準備】
さて、私は筑波のサートラに出場する前日はファミライを使って練習走行を
することにしています。ぶっちゃけこの為だけにライセンスを保持してますw
夏のサートラは気温の低い午前中の1本目で勝負が決まるので、
慣れておくためにも前日に走っておくことは非常に重要です。
今回は、今年ライセンスを取得したデミドラさん夫妻と走行。さらには
我々3人のためにわざわざ会社を休んでまで御殿場からスーパーエンジニア
図面屋さんが駆けつけてくれて、知恵を授けて頂きました。
ダンパーをオーバーホール、さらにデミドラさんからレンタルした
エンケイの軽量ホイールを装着したクルマは絶好調。
15時台の酷暑ながら、LAPSHOTはNさんのコースレコードを上回る
14秒05を記録していました。こりゃ期待が持てそう♪
【今回の目標】
さて今回の目標はリザルトのベストタイムの左に「R」の一文字を載せること。
練習走行の走りができれば、充分に可能性はありそうです。
目標タイムは14秒を切る13秒8に設定。
涼しい午前中なら難なく出せるタイムのはず…でした。
【当日朝】
さていよいよ当日です。受付は早朝6時台。
受付開始時間を大分過ぎたものの、何とか間に合いました。
気が付くとデミドラさんから「起きてる?!」と留守電が入ってました(笑)
さて、エントリーリストをチェックすると、嬉しい事にLIGHTクラスの3台は
Tさん、Nさん、そして私。レコード経験者3人、初めての揃い踏みです。
お2人とご挨拶して出走準備に入ります。
間違いなく僅差の争いになる、とその時は思っていました。
【ヒート1】
さて、いよいよ競技が始まりました。
1組目はプレマシー、デミオ、ファミリア、ランティス、AZ-1などが混走。
社長の奥様、にゃごさんもベリーサで元気に出走です。
私、この異種格闘技戦を見るのを毎回とっても楽しみにしているのですが、
今回は2組目の走行なのでじっくり眺めることができず残念でした。
走行終盤、実況のズッピーさんから最終コーナーで事故とのアナウンス。
誰?まさかにゃごさんじゃないよね。。などと思いながらも
状況が良く掴めないまま2組目出走時間となりコース内へ。
パレードラップで1周してピットへ戻ってきたとき、
ようやく何が起きたのか理解しました。
みんカラで交流のある方のプレマシーが積載車で運ばれていたのです。
ドライバーは無事のようです、と実況では言ってましたが、
クルマの状況は…余りにも衝撃的でした。
それでもイベントは粛々と進行していきます。
ほどなく我々2組目もコースイン。
しかし、1周目の最終コーナーでまたしてもグラベルから砂煙が。
2周目で赤旗中断。戻ってくるとコースアウトしていたのは何と
アクセラLIGHTクラスレコードホルダーのNさんでした。
こちらもこの後の出走は難しそうな状況でした。
今年の最終コーナーは魔物が棲んでいるのか。。?
これだけ重大事故が続くと、なかなか冷静さを保つのが難しくなります。
ザワザワした気持ちの中、走行再開。
前方ではアテンザ勢を中心に渋滞っぽくなっていたのでそれを避けて
後方へ下がります。しかしそれでもクリアラップを取るのは至難の業。
結局、まともにクリアを取れたのはたったの1周だけ。
タイムも平凡なものでした。
不完全燃焼な思いでパドックに戻ると、リザルトにはTさんのタイム、
14秒05と、そこから0.5秒近く遅れた私のタイムが並んでいました。
ここ一番で集中力が発揮できなかった私の完敗です。
普段0.2~0.3秒差で争っている相手に0.5秒遅れ、というのは
とてつもなく大きい差だと感じました。
気温の上がる午後に挽回できる可能性はかなり少ないのですが
もう2本目の逆転に一縷の望みを繋ぐしかありません。
(次回、超激戦?のヒート2へつづく)