
86のECUチューニングを自力でやってる訳ですが、社外のフルコンとかサブコンに比べて、純正ECUは実に多くの補正パラメータが有ります。
と言う話は長くなるから置いといて…(笑)
何が効果的かって言うと、実馬力には空燃比、点火時期、そしてVVT。
空燃比は、そもそものA/Fの狙いを変更するのと、ワイドオープンのズレを補正するのにエアフロ×吸気量をログデータを見ながら補正する。
コレが上手く決まってくると、学習が甘い状態でも踏めるしパワー出る。
点火時期は、地道に詰めるしかない。
どれだけ補正が入ってるか確認しながら、詰められる所を詰める。
ただ、バルブタイミングにより実圧縮が変わるのと、空燃比によってノッキングする限界が変わるので、最後まで詰め続ける。
特に街乗りレベルに効くのが可変バルブタイミングの設定。
色々なショップのブログなどに、トルクの谷がエンジン特性の演出だの排ガスや燃費の為だのって書かれてるが、マップ見れば解るけど理由は全く違う。
前期と後期の谷の回転が違うのがヒントになる。
もちろんインマニの影響でもない。
エキマニ替えたら谷が埋まるってのも違う。
何故こんなバルタイなのか考えたら、どうすれば谷が改善するのかも見えてくる。
理由は解らずとも、パワーを求めて試行錯誤したら結果は同じ所に収斂するんですけどね。
ECU屋さんは、飯の種なので書けないでしょう。
で、次がフィーリングと言うかドライバビリティと言うか…
アクセルペダルとスロットルの話。
コレも実に悩んで試行錯誤した結果、シンプルなマップに落ち着いてきた。
最初はノーマルの複雑なマップをベースに手直ししたから苦労したけど、全面刷新して疑似2Dマップにしたらチューニングも合わせやすくなって思うように走らせられるマップに出来た。
制御レベル的には退化したのかも知れないが、そもそも求めるレベルはメカニカルスロットルに近付けたいのだから、コレでいいのだ(笑)
どうせ多くの人は、ウンチク語る割には自分では手を出さないから、まずは抽象的な書き方に留めておく。
他にも沢山あるけど、まずはここまで。
同好の士が釣れるのを楽しみにしてます(笑)
画像は鈴鹿サーキットのフルコースで走った時のログ。
4st250ccのバイクと86の比較。
ライダー/ドライバーは双方とも自分自身。
86の方は雨がパラ付き出して攻め切れていないが、案外面白いデータが取れたので載せてみた(笑)
Posted at 2018/07/31 18:49:36 | |
トラックバック(0) |
86 | クルマ