「いいところ」
・「ゆるい」キャラ付け。普段はノンビリ行けます。(ボディ剛性とかが緩い訳では無いw)
・長距離走行でも結構疲れないシートとハンドリング。
シートのへたりも予想より遅い。
・優秀なサスペンション。ロール特性もソフトでいい感じ。
タイヤサイズは16インチが良いところかな。17インチだと細かい突き上げとかを拾いそう。
・パワーが無いので加速は悪いが、(一応西欧車だけあって)安定した高速巡航性能と、それなりのブレーキ性能で安心。100マイル位なら問題ないと思われます(推測です)
・荷物さえ固定すれば、下りは速いよ?w(ロール大きいので、同乗者から怒られますw)
・ESP+ASRに加え、フル装備のエアバッグなど安全装備にも安心感がある。凍結路面での安定性も合格点(かな)
特にASRは積雪路面では重宝つーか、横置FWD+ATだと無いとツライ。
・ATは一応シフトダウンするしクリープが弱めなので、MT乗りとしては、ニッサンのCVTの3倍は扱いやすい。(嫌いって人も多いけど・・・)
・「1800mm以下」の全幅、4500mmの全長という日本で使いやすいボディサイズ。
古いパレット立駐にも入れるので重宝。見切りも良く結構運転しやすい。
・カーゴスペースの使いやすさ、リアシートのフットスペースの余裕。
リアシートは、右チャイルドシート+左ブースターシート+真ん中に「短時間」なら一人座れます。
・「巡航燃費」の良さ(1.6Lだから) 程々の巡航速度なら結構満足。空いてて踏める高速(笑)や渋滞一般道、登り勾配では悪い・・・
・日産ネットワークで部品供給が結構早い。部品によっては3ヶ月以上とかあるけど・・
「わるいところ」
・サービス店舗の少なさ(2011年現在もw)
・オートエアコン,オートワイパー,オートライトなどが「事実上」使い物にならない。+使いづらいカードキーシステム
マニュアルエアコンだと思えばエアコンはイイが、ワイパーはちょっと困ったもの。リアワイパーは高速道路では使えませんw
・ワゴンだと冷房空調能力が不足気味
・ワゴン+ATだと1.6Lエンジンはパワー不足。登坂車線はおとなしく左に。追い越しは綿密な予測と大和魂が必要。
・遮音性能が今ひとつ。1.6だと高回転を結構使うので、高速ではかなりうるさい!
(補足: 低回転では合格点かな。アイドルから2500rpm位なら気にならない。)
・将来剥がれて落ちそうなインテリアトリムと、傷が付きやすい内装樹脂部品の特殊塗装。
・他の方も指摘されているが、フロントシートの座面サイズが小さめで脚のサポート性が少し不足。
・ヘッドライトの配光特性が悪くちょっと暗め。HID付きの2.0プレミアムがうらやましい。HID化を考慮中。
・車体下面の整流板や、カバー類から路面のクリアランスが想定の範囲より低かった。特に車体後部。
・走行不能までには至らないが、センサー類や油圧ソレノイド等の部品の信頼性が低い。マウント・ブッシュ類の寿命も短い
・パワーウインドウ機構の樹脂部品が欠損して動作不良になったりする(W)などの設計に起因するマイナス要素もちょっとだけある。
「まとめ」
・西欧の歴史の長い大衆車メーカーだけあって、実用車として出来は(結構)よい。
「はしる まがる とまる」Paul Fre`re(C)という基本の部分では文句は(あまり)ない。
若干の信頼性への疑問は残るのが残念。(後発のモデルは相当の信頼性向上)
・週末荷物を積んで一気に数百キロ走って遊びに行く、とかの用途に合ったクルマだと思うが、あくまで実用車である。
クルマはステータスだ!とか、強い趣味性がどうのなど求めるなら別のクルマの方が良いと思う(特にワゴン/エステートだと)。
外観が少しだけ変わってる?けど、真っ当な普通のクルマ。中身はかなり真面目に作ってある。
・日本市場投入時に各マスコミ試乗で指摘された「電動パワステとブレーキタッチの不出来」という問題はこの個体には無かった。「最初期」型だけの問題?
20.Apr.2011