
最近、まったく書いていなかったので、久しぶりに、オフィシャル観戦記を書いてみようと思います。
7月1日は、鈴鹿国際レーシングサーキットで開催された鈴鹿クラブマンレースRd4(Endurance Stage)のコース・オフィシャルのお手伝いに行ってきました。
今日は、天気予報通り、朝から雨でしたね(--;
天気予報によると午後からさらに激しい雨が降るということで、ちょっと不安材料が・・・。
コース・オフィシャルの集合時間は、8:00。いつもよりは、ゆっくりですね。
今回の私のポスト配置は、200R(18番ポスト)でした。
ふとパドック内を見ていたら、スーパーGT300クラスの#27・PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリがなぜか止まっていました???よくよく考えてみれば、中日本自動車短期大学繋がりだったのですね(^^;
8:30過ぎには、ポスト配置を完了し、決勝レースに向けてのセーフティカー訓練が行われました。
ここで、私のいたポストでは、ちょっとしたハプニングが。
SCカー導入の際は、SCと書かれたボードとイエローフラッグの1本の振動表示、黄色のコーションランプ2個の点滅表示が必要なのですが、コーションランプが点灯しないというトラブルが起きましたヾ(;´▽`A``アセアセ
一斉放送で、「18番ポスト員の方、イエローコーションランプの点灯をお願いします」と言われ(汗)
スイッチ押していますが、つかないのですが・・・(--;
直ぐに管理室へお電話し、付かないことを報告。
スイッチの誤作動?の可能性もあったので、ガチャガチャ切り替えていたら、なんとか点灯。ほっと一安心。やっぱり、レース前の確認作業&訓練の必要性を認識させられたトラブルでした。
今大会は、スーパーFJが2レース(7Laps)、Vitz関西シリーズ(7Laps)、フォーミュラ・エンジョイ(8Laps)、F4(10Laps)、Endurance Stage(52Laps)の6レース。
エントリーの内わけが、スーパーFJが22台、Vitzが36台、フォーミュラ・エンジョイ11台、F4が13台、Endurance Stageが50台(RS5台・Neo1台・FFC18台・STⅡ9台・CS17台)となりました。クラブマン耐久カテゴリーは、決勝レースのフルグリッドが48台とレギュレーションで決められているので、2台予選落ちとなります。
クラブマン耐久カテゴリーは、スーパーGT300クラスで活躍する阪口良平選手や佐々木孝太選手も参加されていました。また、佐々木選手のお父さんで、元F3ドライバーの佐々木秀六選手も親子で同チームで出場されていました。その他、スーパー耐久シリーズに参戦・過去に参戦している車両も多数のエントリーがありました(KOTA RACINGのGPO+KOTA RACING、TEAM SPOONのリジカラS2000、、、etc)
いろいろな車種が参戦しているクラブマン耐久カテゴリーは、マシンを見ているだけでも楽しかったです(≧▽≦)
さて、生憎の雨の中、始まったスーパーFJ・レース1、多少のオーバーランやクラッシュがありましたが、特に大きなトラブルもなく終了。続いて、Vitz関西シリーズはやはり台数が多いこともあり、いろんな場所でいろいろなアクシデントが発生したようです。幸い、私のところは何もなく良かったですが。
続いて、フォーミュラ・エンジョイ。スタート進行、グリッドへの試走を終え、フォーメーションラップへという段階で、急に天候が悪化し、豪雨で視界が不良に。この悪天候のため、スタートディレイドが決定。天候の回復を待つも、時間がかかりそうなので、グリッドについたマシンは、一旦、ピットへ戻されることに。レースが出来る状態か確認するために、マーシャルカーがなんどもコースチェックをしていました。
そのまま時間だけが流れ、11:35になり、F4のスタート進行を先に行い、F4決勝レース終了後にFEのスタート進行を行うと発表に。そのF4も、悪天候の為、11:45、選手やチーム関係者をブリーフィリングルームへ集めて、状況説明することに。そのまま中止と決定されました。
雨が多少、小雨になり、スタートディレイドになったフォーミュラ・エンジョイが再度、スタート進行からやり直し、決勝スタートとなりました。レース終了。スーパーFJレース2.スタート進行を終えた後、再び、豪雨になり各コーナーで川が流れている状況に悪化。天候悪化を理由に、スーパーFJ・レース2も、中止となりました。
お昼からのクラブマン耐久レース。天候の回復を待つために、スタート進行を15分間遅らせると発表。15分遅れで進行し、決勝レースがスタート。当初は、SCカー先導のままスタートなどいろいろと検討されたようですが、通常のローリングスタートになりました。決勝スタート!!大きなアクシデントもなく、各車無事に1コーナーを通過。
数周したところで、私の受け持ち区間である200Rから、ゼッケン24がコース脇の芝生をスロー走行。この間、白旗を提示。なんとか、19番ポスト過ぎのスキッドパッドまで行ってくれーーと願うも叶わず、18.5コース左側でストップ!!ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)ノうっ。マシン撤去できるキャタがいないところで止まり、どうしよう・・・(--;現状維持しかないよなと思い、マシンストップしたと同時に、イエローフラッグ振動し、通過するドライバーへ危険をお知らせ。
#24のドライバーさんも直ぐにマシンから降りて、18番ポストの私のところまで来て状況を説明してくれました。外国人ドライバーだったので、久しぶりに英語しべらなあかんやん(汗)と思いましたが、流暢な日本語で話してくれて助かりました。メカニカルトラブル(どうもドライブシャフトが折れて?)で、走行不能に陥ったようです。
外国人ドライバー:「(マシンは)どうなるの?」との問い合わせに対して、
私:「マシン撤去出来る車両がない場所なので、申し訳ないですが、2ラップイエローフラッグの振動表示をしたのち現状維持にします」と答えることしかできず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その後、2ラップの表示を終え、イエローフラッグを撤去しようとしたら、19番ポスト過ぎのコース上でストップ車両が。その対応の為に、予告のイエローとしてイエローフラッグの振動表示を継続することに変更。
さらに雨も強くなり、各コーナーでスピン・コースオフ車両が多発。天候の悪化により危険と判断し、1回のセーフティカーが導入。このタイミングでマシン回収作業も行われることに。#24のドライバーさんへそのことを伝え、マシンに戻っていただくことに。SCカー中のイエローフラッグ対応&管理室との電話でのやり取りを見ていたドライバーさんが「大変だね・頑張って♪」と一言掛けて、マシンへ戻られました。ほんの一言でしたが、ちょっと嬉しかったですね。そういうことがあると、次回から応援したくなりますね。もちろん、審判員としては、公平にジャッジはしますけどwww
SCカー導入中にもコース・オフやクラッシュが発生するというかなりの悪天候。何周SCカーで引っ張ったのかわかりませんが、フラッグを振り続けていた為、かなり疲れました。
天候も回復し、SCカーはピットイン。レース再開。ちょっとしたアクシデントは、あちらこちらでありましたが、大きなトラブルなく周回を重ねる。16時過ぎたぐらいから、再び雨が酷くなり、スプーンコーナーでクラッシュやオーバーランが多発し、2日目のSCカー導入。豪雨で視界不良となり、数周SCカー先導したのち、赤旗中断。この時点で規定周回数をクリアしていた為、ケースCとなりレース成立。この赤旗を持ってレース終了となりました。
今大会は、悪天候によりレースがスタートディレイドになったり、一部のレースが中止になったり、相次ぐクラッシュ、悪天候によるSCカー導入など大変でしたが、怪我人がでるような大きなアクシデントもなく、なんとか無事に終えることが出来ました。
私は、いちポスト長で気楽でしたが(←おいっ)、レース運営&審査委員会は、このような悪天候で、難しい判断を決断しなければいけないことが多かったレースとなりましたね。ドライバーやチームのことを考えた場合、レースをスタートした方が良かったのではという意見もあるかと思いますが、あのような悪天候では、いちぶレースの中止の判断もしょうがなかったのではないかと考えています。もちろん、レースが出来れば良かったのですが、参加されるドライバーの安全を考慮した結果での決断だったと、私は、思いましす。
参加されたドライバー&チーム関係者の皆さま、あのような悪天候の中、観客席で応援していたお客様、オフィシャルの皆さん、本日は、本当に、本当にお疲れ様でした。
また機会がありましたら、ぜひ、鈴鹿クラブマンレースへ足を運んでくださいね。
しかし、またまた長文になってしまいました。すみません(^^;