学生時代に一年間ほど自動車ショップでバイトをしておりました。ラリー車、イタ車、フラ車メインに集まる特徴ある店で、当時は代車がシトロエン・エグザンティアにBMW・318isクーペ(MT)、アルファ145だったりと曲者揃い。ちょい乗りですが数々の名車・珍車のハンドルを握る機会がありました。
覚えているかぎり列挙すると…
<ランチア>
・デルタ16V、エボⅠ、エボⅡ、ジアッラ、コレツィオーネ、グルッポA、ダートラ仕様(ドグミッション)
・イプシロン(Y100)
<フィアット>
・バルケッタLTD
<アルファロメオ>
・156GTA
・156スポーツワゴン2.5V6Qシステム
・145TS
<プジョー>
・106S16、ラリー、フルダートラ仕様
・206GT
・306S16、XSi
・406V6(AT)
<シトロエン>
・サクソVTS、ダートラ仕様
・クサラ(1.6AT)
・エグザンティアブレーク2.0(AT)
<ルノー>
・ルーテシアRS2.0フェイズⅡ
・メガーヌ16Vクーペダートラ仕様
<BMW>
・318isクーペ
・318i(E46)
<ベンツ>
・190E2.3(AT)
・C200(W202AT)
・500SE(W126)
<オペル>
・ヴィータスポーツ
・アストラワゴン(XD180・AT)
<VW>
・ニュービートル(AT)
・トゥーラン(AT)
<クライスラー>
・PTクルーザー(AT)
<GMC>
・サヴァナ(AT)
<トヨタ>
・ヴィッツTRDラリー(1.0)
・レビン(AE86)ダートラ仕様
・トレノ(AE86)
・セリカGTFourRC(ST185)
<ミツビシ>
・ランエボⅢ、Ⅵ、ⅥTM(左H)、ⅧMRラリー仕様、ⅨワゴンGT、ⅨMRラリーアート
・ギャランVR4RS
<スバル>
・インプレッサWRX(GC8)RA
・レガシィツーリングワゴンGTBltd(AT)
<ダイハツ>
・ストーリアX4
<マツダ>
・RX-8マツダスピード
・AZ1
断りがなければほとんどMTです。
輸入車だとデルタの印象が圧倒的に強く、若いうちにこれだけの数に触れられたのは稀有なことだと思います。初めは恐る恐るでしたが、慣れてくると各オーナーごとに異なる味付けがあって面白かったです。特にグルッポAの別格の速さ、ドグMTのラリー車なんてもう乗れることないでしょう…。
アルファのTSエンジンは回すと愉しかったこと、156GTAの気持ちよい速さも忘れられません。(実は次はアルファのV6狙っていたりします…)
バルケッタはオープンカーの気持ちよさを始めて味わえた車(今でも出物があれば欲しいぐらいです)。軽い車体に持て余さないパワーの106&サクソはホットハッチの楽しさを知りました。
代車の318isクーペは、真っ赤なボディにMテクエアロ+クラスⅡウィング+シュニッツァーホイール+DTMマフラーと派手ないでたちでしたが、始めて左HのMTを路上で運転した記念すべき車でした。
国産車だと、ランエボは新しい物ほど速く不気味によく曲がる車でしたが、個人的にはローテクで車体の軽かったⅢが一番印象に残っています。
AE86、運転してみて名機と言われる由縁がわかりました。あの車を自分で操る感覚、これで走り込めば運転スキルが自然と身につくだろうなぁとつくづく思いました。
色々と強化クラッチ車にも乗りましたが、ST185にせよ、E39Aにせよ、一昔前のレースベース車両は素でクラッチが重めなのもここで知りました。
そして、ストーリアX4、こいつのブーストがかかってからのぶっ飛んだ速さはいまだに忘れられません。ノンパワステだったこともあり、別の世界に逝ってしまいそうでした(このエンジンを先代ミラジーノに積んだら愉しそうだなんて妄想もあります)。
ここでの体験は本当に大きいものでした。