
今日は移動の途中で圏央道狭山PAに立ち寄って名物?「肉汁うどん」を食べ終えた後、テーブルに置かれた妙な色の紙ナプキンを手にすると・・・
なんともいいお茶の香りの、ちょっと茶色味がかった緑色のこのナプキン、なんと茶殻をリサイクルとして原材料に混ぜているらしいです。
「狭山茶」の産地としてPA内の売店にもお茶がらみの御菓子やアイテムがいっぱいですが、こういうアイデアも素敵ですね~
実際にはリサイクルだから生産コストが抑えられるのかと言うと、この手の類は決してそんなことはないそうですが、それでも地場産物のアピールとしていい宣伝材料にもなっているのではないでしょうか。
ちなみに100枚150円で買えるそうです。
私は普段基本的に手持ちのハンカチにて汗を拭くのも濡れた手を拭くのも、口を拭くのもこれ1枚でまかなっていますが、今日はついついコレを手にしてしまいました。(笑)
私の知る限り外国、それも先進国でさえこんなに上質な紙を贅沢にナプキンとして使う国は無いと思います。
使っておきながら、またもちろんこの紙ナプキンそのものを否定するわけではありませんが、私たちはやっぱり贅沢に恵まれすぎていますね。
おしぼりも紙ナプキンも、割りばしを包む紙袋が無くたって美味しく食事はできます。
自分でハンカチ一枚持っていれば事足りることを、それが無いとお店のサービスが悪いとかホスピタリティが・・・と感じてしまう自分自身を恥ずかしくも思いました。
そこに「紙」があることの幸せ・・・
これは用を足した後に紙で拭く環境に産まれ育ち、紙で拭かずに水で洗い流す生活圏にいきなり放り込まれた経験者が痛感するありがたさでしょうか。(笑)
「自粛はダメ」なんて声もありますが、それとは別の「節約」。
資源の少ない日本、この紙の原料だってほとんどが輸入のはず。
安い木材を買い付けるために森林を伐採し、貴重な油をたくさん燃やして日本に運ばれてきます。
使い捨ては確かに便利で清潔かも知れないけど、だから今のようなモノを大事にしない社会、政策、税制となってしまったんだろうし、免疫力が低下してちょっとしたウィルスにすぐに降参するヘタレな体となってしてしまう・・・
消費期限の数字見てビクビクするよりまずかじってみた方が手っ取り早いしわかりやすい。
どうせ乗っても5年でしょ? コストダウンといろいろなニーズに応えるためのパーツ共有化を促進!
なんて企業体質に「いいモノ・おもしろいモノ」がつくれるはずない。
買い替えのサイクルから逆算するとパーツの材質、精度、耐久性はこの程度で十分、なんて設計のもと利益追求ばかりを最優先する企業が悪いのか、政策を見いだせない国が悪いのか、それともブレインとなりうる人はすでにこの国に見切りをつけて外国で暮らしているのか・・・
今回はすでにナンバーも外してあるために、あの理不尽な自動車税の納付義務からは免れましたが・・・
車齢13年からは割増?
一体何を考えてるのでしょうか?
子供の頃から「モノを大事にしなさい」を教わってきた私には到底理解できません。
車や建築って文化や風俗、音楽ってその社会背景だったり思想の表現だと思います。
昔、日本の車がアメリカの車に近づこうと躍起になり、そしてその次にドイツの車を手本として発展。
今やその外国メーカーがトヨタに追いつけ追い越せの時代。
グローバルスタンダードはスタンダード化しなくて良い車の文化にまでおよび、出来上がった車はもはやサイズの違いだけで何を乗っても同じ?
つまんねェ~・・・
音楽だけはまだ救われてる気がするけど、これだってショービズの世界ですからね。
どんなにいい歌を歌おうとも強力なバックアップがなければメジャーとは
なれず、逆に内容は無くともバックアップさえあれば波に乗れる?
オモシロイですね~
無駄をしたからこそ知る節約と無駄があるからこその味
機能美と造形美
理由があってそうなったもの そうなる理由をあとから付けたもの
美しいモノをつくろうとすること
機能を追求したら美しくなったこと
無駄を敢えて取り入れること
デザインは文化を育み、風俗は言葉をつくり、生活は歴史を刻む?
自由な発想の下、かつ制限された空間、コストや時間の中でこそ後世に残る歴史的意義を持つものが産まれるとするならば、今の日本にはその発展の可能性は低いのだろうか・・・
さびしいなぁ~
Posted at 2011/05/25 22:16:32 | |
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