
今日は停電や一部の電車の不通等、私自身は経験せずでしたが大変な一日でしたね。
日を追うごとに明らかとなる自然の脅威とそれによってもたらされた甚大な被害
現在も連絡を取れないままの家族を探す姿や現場の惨状を見るに胸が痛みます。
私のところも昨夜急に決定した停電のアナウンスを受け、てんてこ舞い。
朝、電気が点かないということは・・・
ご飯が炊けない、レンジが使えない、テレビでニュースも見れない、PCでメールチェックもできない、
うちはマンションだから水も出なくなる?、冷蔵庫もダメ、換気扇も回らない、もちろんお湯も出ない、
熱帯魚水槽のポンプもヒーターも停止、ウォシュレットもダメ・・・
いくつかは無くてもどうにかなるものでしょうが、しかしこう考えるといろんなものが電気で動いていて、電気が無いとかなりの不自由を強いられることがわかります。
本来無くてもいいものが、付加価値として付いた商品開発によって慣らされてどんどん快適主義に?
最近のオール電化住宅ではまさに文字通り全て電気だからもっと深刻?
クーラーボックスを用意して保冷剤を冷凍準備
ランタンを出せども燃料残に不安・・・ orz
ペットボトルやバケツに水を入れ、風呂に水を張り・・・
停電実施は3時間程度とのことなのでここまでの必要はないのでしょうが、実際にお店に出向けば電池、懐中電灯、カートリッジ式のガスボンベ、米、水、パン、トイレットペーパー等はやっぱりすでに在庫無し
ガソリンに至ってはスタンド手前500メートルぐらいから給油待ちの車で大渋滞。
私も信じられないことに約2時間かけてようやく給油することができました。
仕事に出向いてもいろいろな部分との調整と確認、情報収集で一日が終わり、帰路に着く頃には主要な交差点に警官と発電機が配備していたので停電もいよいよか・・・
結果的には停電は無いままで済みましたが、家に帰って風呂に浸かりながら考えてしまいました。
約8リットルのバケツと手桶
ちょうどこのぐらいの量で食事以外の一日分の必要水分量?
その昔東南アジアのかの国でホームステイしていた頃を思い出しました。
御存じのようにお風呂というものはありませんから、ただ頭や顔、体を洗って手桶の水で流します。
それは湯の効能や肌触り、香りを楽しむというような癒しの空間ではなく、ただ汚れた体を洗い流すというもの。シャワールームと言う名のトイレの一角で水浴びするわけですが、いくら暑い国でもやっぱり水のシャワーは冷たいのです。
ですから早く済まそうとバケツに入った水をジャバジャバと勢いよく使ってしまうと、蛇口からチョロチョロと補充される圧の弱い水はその需要と供給のバランスが合わず、結果泡を流す水が溜まるのを待つ間にかえって寒くなってしまうと言う展開に・・・
何度かやるうちにコツがつかめ、より少ない水で効率良くきれいに流せるようにスキルアップしていくのが楽しめるようになれば一人前?
いつの間にかその手桶の持ち方、水を流す方向、水量の配分を体が覚えるようになります。
さらにレベルアップすると、このサイズの手桶一杯でトイレの汚物をサッと流すことができます。
あちらのトイレはもちろん洋式なのですが、一般的にはロータンクの付いてないもの。
ですからスッキリと爆弾を落とした後は、この手桶で水を流してその爆弾を排水管へと誘ってあげることが必要なのです。
レバー一捻りで「サヨナラ」なんてあっけないお別れではありません。
最初はまず無理。 一杯でなんて絶対無理。
もちろんその形状やサイズにもよるのですが、だんだんとやっていくうちにこれもコツが掴めてきます。
活字で表現するのは難しいのですが、要はただやみくもに上からジャバーっと流すのではなく、ある程度の流速でスワールを発生させるように流すのがコツなのです。
これが一発でうまくキマッタ朝は、サイコーに気分が良いものです。
なんて思い出にふけっていたら、無性にやりたくなってまたガマンできず・・・
「うぉ~」と雄叫びをあげながら、バケツ一杯の水できれいにシャンプーと体を洗い終えました。
いつもなら当たり前のように適温のお湯をダラダラと流しながらやっていることですが、それがどれだけの量の水、資源を無駄にしていることか。
トイレにしても最新のものは4リットルぐらいの水で流せる節水型らしいですが、一般的には13リットルぐらい?
それも十分にお金をかけて濾過され消毒された水
それこそアフリカの砂漠地帯で、動物が用を足した後の水たまりの水を飲んでコレラや赤痢になって命を落とす子供がいるというのに、私たちは恵まれすぎてその蛇口から出るきれいな水の価値を忘れてしまっていますね。
今も被災地では不自由な環境の中での生活を余儀なくされている方が大勢いらっしゃいます。
私は現地に行って彼らのために何もできることが無いので、せめて私なりの解釈で、私でもできる節約に徹したいと思います。
Posted at 2011/03/14 21:38:01 | |
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