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2009年09月22日 イイね!

私と愛車と酷道と。

私と愛車と酷道と。 



 こんばんは、takerです。本日R425未踏破箇所及びR371踏破の旅に行ってきました。完全踏破は出来たのか?また道中はどうだったのか?これから語っていきたいと思います。



【1.旅立ち】 
 本当は仮眠を取った上で午前3時に出発する予定であったが、隣の住民があまりに騒がしくどうしても寝付けなかった為、予定を繰り上げて0時に出発。途中眠くなった時点で「車中泊」も辞さない考えで薄手のふとんを積み込み、0時三重県に向けて出発。ルートとしては奈良県から入りR309を通ってまず十津川村に入り、そこから三重県尾鷲市に南下するルートと、逆に尾鷲から北上する2つパターンがあったが、今回は温泉での休憩を考慮に入れて三重県から北上するルートとした。

【2.吉備SA到着】
 1時45分無事に吉備SAに到着。実はここは西名阪自動車道と東名阪自動車道を結ぶ自動車専用道路の国道25号線にあり、高速道路から突然一般国道になっているのである。案内表示の看板も高速と同じく緑で統一されているし、信号も全くない。なのでついついスピードを出してしまうのであるが、一般国道の法廷速度はあくまで60Km。よく見ると国道であることを示す看板やR25とおにぎり標識もちゃんとたっている。つくりが全く同じなのでもはや高速道路でもよさそうなものだが、途中勾配のきつい区間があり、これが高速道路の法廷速度では危険と判断されているのかも。後で気付いたことであるが、実はここ名古屋のみん友「長州男」さんに会いにいったときに通ったじゃん!写真もとってたじゃん!…気付くのおそっ!(´Д`;)ヾ

【3.三重県尾鷲市到着】

 高速を降りてからR42を南下すること1時間、ようやく尾鷲市に到着。もっと大きな町かと思ったけれども非常にこじんまり…ガソリン残量が残り10ℓを切っていた為GS探して右往左往ヽ(;´Д`)ノ
結局R42沿いのセルフスタンドを発見してそこで給油しました。そしてR425の入り口正面にあるサークルKサンクスで水とおにぎりを購入し、R425の起点を確認。

自:「国道425号線にいくにはどういけばいいかわかりますか?」
(若干白い目で見られる)
店員:「その交差点を曲がって民家を抜けたところです」
自:「曲がってすぐですか?」
店員:「いや、すぐではないです」


 まぁとりあえず場所は間違いないことが確認出来たので、いざ気を引き締めて出発!民家を抜けて いきなりおにぎり標識のR425ってええ?!! ∑(゜△゜;) 100mも走っとらんぞ…これはすぐっていっていいレベルだろうjk

【4.R425起点~坂本ダムルート】
 酷道ということであったけれども、坂本ダムまでの区間は道路状態が非常によくて適度なコーナーが続き正に「Fun to Drive」を具現化したかのような道のり。窓を開けても充分余裕がある道幅だったので風を感じながらドライブ。VTECの吹け上がる音が耳に心地よく、身体は左右に揺さぶられ、シフトチェンジは忙しい。だがそれすらも楽しい!途中に突然の音に驚いたのか野生のシカが慌てて山中に逃げていく様子を何度か目撃…野生のシカってホントにいるんだ…となんだか妙な感想を抱いてしまった(*´Д`*) 運がよければ見かけることが出来るかも?

【5.坂本ダム~十津川村ルート】

 こちらも概ね道路状態は良好。よく整備された峠道という感じでしたが、4.のルートに比べると若干難易度高め。というのもアップダウンの勾配がキツく更に180度のブラインドコーナーなど当たり前のようにそこかしこに存在しており更に道の端には枯れ葉が積もっているため実質走行可能なのは道の真ん中車一台分と思われます。調子にのって枯れ葉にタイヤを乗せてしまうとそのままズルッと滑る可能性があります。私も2回ほどリアがちょっぴり滑ってしまい「おっとぃ!」と冷や汗(´Д`;)ヾ。尚、キャンプ場が途中ある為に対向車も結構通ります

 全体を通して感じたことは「塩屋~十津川」ルートより断然楽!というか面白い!基本的にガードレールがない区間がほとんどなく、道幅にも余裕があります。なのでスポーツカーオーナーなら誰もが試したくなる「ちょっとコーナー攻めちゃおうっかなー」的なことが出来ます。そして走っていたときのこと。バンッとした音が響いたので何事かと思ったらバックファイアの音なのでした。まさか自分の車がバックファイアするなんて(゜▽゜)ちょっとwktk。
ただ、注意としては対向車も結構通りますので安全マージンは常に取っておくこと!

【6.十津川温泉】
 午前5時半にアタック開始をしてから十津川温泉地についたのが午前9時。公衆浴場が10時からということだったので、村営の立体駐車場に停めて車中で1時間ほど仮眠。温泉に入ると駐車料金が90分無料になります。泉質はおすすめスポットにも書いたようにサラっとした感じで、硫黄の臭いが鼻につーんときます。10時開場とともに一番風呂達成!誰もいない空間を独り占めしてのんびりと汗を流しました(゜▽゜)

【7.そしてR371へ】
 そして次に目指すは国道371号線。起点はどうやら世界遺産で有名な熊野街道付近の串本かららしいというのが判明し、十津川からR168を使ってずーっと南下。途中の道の駅でたまごかけご飯や茶がゆ、めはり寿司といった名物を食べ、眠気が襲ってきたら大事をとってテレフォンパーキングで仮眠を取りつつ、14時半についにR317の入り口に到達。

【8.快走区間が続く】
 R371の入り口から一枚岩のあたりまでは二車線区間がずっと続いており、途中新経路のトンネルも完成していた為快調に道を進んでいく。もちろんトンネル区間は通らずにあえての旧道経路を行くことも忘れずに(゜▽゜)

【9.そして突然酷道は牙をむく】
 一枚岩を写真に収めてから少し走った後に突然道が狭くなり、山間の細い道のりが続く。そして標識にはこの先1.5kmR371行き止まりとの表記が…。どうやら地図上でもR371が分断されており、迂回路の林道が存在するらしかった。だがどうせなら酷道の行き止まりまで足を踏み入れて見ようと車を進めたのであったが…。

【10.絶対絶命!】
 行き止まりと承知の上で車を進めていく。とても国道とは思えないような道のりが続き、何の為に舗装したのかもはや意味がわからない。やがて舗装路は終わりを告げ、砂利だらけの未舗装路に…。
(この未舗装の道はどこまで続いているのだろう?)ふと、そんなことが頭をよぎり更に奥に進むことに…勾配がキツい上にタイヤが滑り、一速で登るのがやっと…(これ以上進むと危険だな)そう判断しギアをバックに戻した次の瞬間!駆動輪が空しく空回りし…ヤバい!スタックした!アクセルを踏んでも前にも後ろにも進まない!当然携帯も圏外、そもそも行き止まりの道路に好き好んで来る人などいない。
絶望という2文字が頭をかすめた…時間も16時をまわり辺りは段々と暗くなってくる…。何か策はないかと、まずはテコの原理で木の棒を探し持ち上げようとするが1.2tもの愛車は当然持ち上がるはずもなく逆に自分が宙に浮く始末。それならばとジャッキを取り出し持ち上げようとするがジャッキは愛車の自重を支えきれず地面に埋まるばかり。そうこうしているうちに雨が降り出し、カラコロ…小石が転がり始めたところでこれは本当にヤバい、命が危ない!そう思い強引にでも脱出しなければと、フットマットをタイヤの下へ敷いてグリップを確かめながら除々にアクセルを踏み込んでいく…カクンッと確かな手ごたえを感じた瞬間フルアクセルでバック!見事目論見は成功して抜け出すことには成功。しかしその直後にバゴンッ!という衝撃音と椅子の下から突き上げるような感覚が…。

【11.リタイヤ】
 嫌な衝撃音がした後に、取り合えずは舗装されていて尚且つ若干のスペースがある安全な場所まで退避しなければと車に乗り込み来た道を戻ることに。…おかしい、まずは明らかにソレとわかる異常音。丁度運転席の下あたりから振動とビビリ音が…。アクセルを踏んでもレスポンスが悪すぎる。ダメージを負ってしまった愛車が気になるものの、まだ動く内にとにかく安全なところまで戻らないと…気は焦るものの我慢の徐行運転が続く…1.5kmがやたら長い…。

 ようやく迂回ルートとの分岐店まで戻り開けた場所へ。まずは一安心といったところで車を降りて足元を覗き込む。まずは異音の原因がどこかを突き止めなければいけない。まず心配したのは足回りに何か異物を噛み込んでいないかということ。サスペンションあるいはアームやロアにダメージを受けている場合長距離の移動が無理なので町までなんとかだましだまし戻って一泊するくらいの覚悟が必要かと思ったからだ。四輪ともチェックしたがどこにも異物を噛み込んだ様子はなかった。念の為ハンドルを放しニュートラルで坂を下ってみたがブレることはなかった。これで足回りは大丈夫と判断。

 次に心配したのはエンジン。ひょっとしたらエンジンルームに下から衝撃を受けて損傷したのではないか?ラジエータも同様。まずは水温・油温・油圧を追加メータでチェック。水温は90℃で安定、油温も同じく90℃で安定。油圧もアイドリング時に2.0×100Kpa、アクセルオン時に4.0~6.0と圧がちゃんとかかっていたので航行に問題なしと判断。

 最後にマフラー。丁度構造上触媒が運転席の椅子の下あたりに位置しているので、エキマニからテールエンドパイプまでのどこかに損傷を受け、凹み或いは穴が開いている為にそこから排気が漏れているのでないか?アクセルを踏み込むと椅子の下からいつもは感じない振動と直管タイプのマフラーを装着したかのような爆音が。

 これ以上の攻略は危険と判断し、R371はわずか全行程の1/10を走った時点でリタイアとなりました。 そして自走して帰宅するかとりあえずディーラーに持っていって状態を見てもらうか。ググって串本のホンダディーラーに電話するものの火曜日ということでサービス部門が休業とのこと。1泊して明日の朝まで待つか、とりあえず交通量の多いところで走れるだけ走るか…万が一動かなくなっても助けを呼べるし…結局、自分がアタリをつけた部分の損傷であれば走行に支障なしと判断し、翌日なじみのディーラーに見てもらうことにして帰宅することにしました。シビ子ちゃん…なんとか家まで持ち堪えてくれ…とはいえ270Kmにも及ぶ行程と途中から高速に乗らなければならない、更にSWが終わりを告げての各地の渋滞…帰れるかどうかは運によるところも大きかったんです。障害の状態としては、4,000rpmまで回したときが特に振動と音がヒドく、2,500rpmで六速が一番マシだったのでなるべく六速維持で走行。

 坂道発進をした時などはまるで悲鳴をあげているかのようでした…そうして22時ようやく帰宅。シビ子、本当によく持ち堪えてくれました…明日ゆっくりと見てもらおう。ボディも木の枝やら小石やらでキズだらけです…ボーナス入ったらコーティングしてあげよう。
 
 いつもならば心があるわけじゃないのに話しかけるなんてキモくね?とか思ってましたが…今日は本当にお疲れ様でした!よく頑張った…もし擬人化したなら間違いなく抱きしめてあげる、そんなレベル。


 今回はこのような結果になり、残念でなりませんが命あってのモノダネと言いますしまた次の機会に再チャレンジしてみようと思います。取り合えず明日はディーラーに連絡入れて点検してもらわないと…。諭吉さんがいくら必要かわかりませんが、このコには出来るだけのことはしてやらないと…。

P.S フォトギャラリーにて今回の旅の様子を公開していますので、興味があればそちらも併せてご覧ください。
Posted at 2009/09/22 23:28:55 | コメント(7) | トラックバック(0) | | 旅行/地域

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