
こんばんは、takerです。来月からいよいよ祭りが始まりますね。お台場に行く準備を着々と進めておりますが…その前にやり残したことはないものかと考えた結果
…「そうだ!酷道に行こう!」ということで懲りずにまた酷道散策へ行ってきました。今回もフォトギャラリーにて行程をアップしてあります。
【1.読み方なんていうの?ももいわかれですSKII】
まず最初に目指したのは国道477号線。百井峠にある
「百井別れ」というV字型鋭角ターンの交差点です。アプローチは難易度が高いと言われる花脊峠からとしました。なのでまずは大阪府池田市からR173を北上して川西市の
「一の鳥居交差点」からR477に入り、途中重複区間R372+R477、R9+R477を経てナビの指示通りにR477を走行。特に問題もなく
花脊峠に到着。途端に道が峠道となり、狭い道幅が続く。だがR425ほどではないので快走可能。でも気をつけないといけないのは、とにかく鹿が普通に道路の真ん中にいたりしますw しかも警笛鳴らしても
「何?なんか用?」と知らん顔。ブラインドコーナーの先に突然鹿の家族がいたりして、どちらかといえば障害物”鹿”が脅威の酷道ですw
【2.酷道サファリパーク】
そして問題の
「百井別れ」に到着。確かにこれはヒドい。角度的には鋭角30度といったところでしょうか。看板が立っていますが見逃すとホントに府道38号線に抜けてしまいます。切り替えし必須のR477の難所といえるでしょう。さらに百井別れからの百井峠がまた狭い!離合できるポイントがほとんどない為、対向車がこないのを願うばかりです。そして相変わらず鹿!w ほんとに
鹿注意の看板立てておけばいいのにと思った矢先に看板ちゃんと立ってましたw
【3.らき☆すた聖地?】
そして峠超えを無事に果たしたところで次なる目的地石榑峠を擁するR421。実は道中どうやってR421まで向かったのかよく覚えていない…。とりあえず琵琶湖大橋は渡っていません。お金払った記憶がないので。ただ、
道の駅「竜王」には立ち寄りました。ここで暫し仮眠を取ることに。案内板を見ると…なになに…
鏡神社?これってひょっとしてらき☆すたの聖地とかなのかも?!と思ってググって調べたら全く関係ありませんでしたw しかしながら近江米と近江牛を使ったハンバーグは美味しそうでした。お値段1,300円で手が届く金額だったけどまだレストラン開いてませんでした。
【4.通行止め】
どこをどう通ったのか、高速使ったような気もしますがともかくR421アタック開始。まずは滋賀県側から 石榑峠を目指します。ところが電子案内板には
「全面通行止」の表示が…。やっぱりwikiの通りなのかぁ…でもいけるところまで行ってみようと車を進める…ほどなくしてやはり通行止め…柵をどかすことすら出来ない状態に。
(どうあっても三重県にはいけないのか…)諦めきれずに来た道を戻っていると何やらわき道が?なんと林道があるではないですか。しかもダート!これは行くしかあるめい(゜▽゜)
【5.埃だらけ】
昨日コーティングをしたばかりなのにダートのせいでシビ子ちゃん泥だらけ…(´Д`;)ヾ しかし道のりは割と楽しい!WRCの真似事をしながら奥へと進んでいく。途中で何やら分かれ道になっていたのですが、方角的に三重県はこっちだろうとまずは平坦なルートを進む。すると前にジムニーが走行中ではないですか。お、これはきっと抜け道に違いないと期待に胸を膨らませ追随…しかぁし!林道終了のお知らせ…どうやら前の車は林業関係者だったらしく…山へと消えていきました…。というか行き止まりなら教えてよもう!(´Д`;)ヾ
【6.一縷の望みを託した別ルート】
と、いうことはやはり先ほどの分岐点を山側に登るルートが正解?と思い来た道を引き返して今度は登坂することに。途中でカリブに乗ったオジサンが何やら訝しげな視線を投げかけながらすれ違い、山の中腹に差し掛かったところ、前から今度は軽トラに乗ったイケ面なお兄さんが!そして窓を開けて話しかけてきました。
イケ面:「どちらまで行かれます?」
自:「R421が行き止まりだったんで、抜け道かと思いまして…」
イケ面:「この先進んでも行き止まりやし、兄ちゃんの車だと反転も厳しいからここで引き返したほうがええよ」
自:「ホンマっすか…(´Д⊂ じゃあここで引き返します」
イケ面:「いまトンネル工事で全面通行止めしよるから三重県には絶対抜けれんよ」
自:「そうですか…ご丁寧にありがとうございます」
イケ面:「お兄ちゃん先行く?」
自:「いえ、写真撮ってから引き返しますので先いってください」
イケ面:「ええの?ウチら遅いよw」
自:「いえ、お構いなく。お先にどうぞ」
こんな感じでやり取りをした後別れて、写真を1枚パチリ。もはやこの地での目的は果たしたので先ほどの軽トラを追跡することに。しかし…この後林道を抜けるまで一度たりとも後ろ姿すら拝めませんでした。時間にしてほんの1分で、復路だったことで窪みも把握してたので結構なペースで追っかけたのに…
イケ面兄ちゃんはえーよw ていうかマジでオフロード軽トラ最強だな…。
【7.これって珍百景?】
林道もR421も行き止まりで三重県に行くルートが絶たれたかに思われたが、グーグルマップで確認すると、どうやら県道34号線で北上してR306に抜ければ迂回できそうだったので引き返して34号線へ。
今まで色んな道を走ってきたけど、これって下通せなかったの?という珍しい箇所発見。何と川が道路を横切っているんですw しかも北上するルートだと広い道から川を挟んで直角コーナーで道幅が急激に狭くなっているので調子に乗って飛ばしているとスリップして壁に激突必至な難易度の高いポイント。
コーナー手前の
「凹凸注意」看板を見落とさないように。
【8.バトル勃発?】
県道を無事に抜けR306を今度は東に向かうことになりました。このR306もある意味酷道と言えます。と、いうのも
キツい連続コーナーと勾配も急な為、パワーのない車は間違いなく煽られます。そしてパワーのある車も煽られるという…どうやらライダー達の
”走り”のメッカになっている様子。タイトなコーナーには何やらギャラリーが…。何やら不穏な空気を感じつつも車を進めていくと、後ろからバイクがパッシング。
(なんだよめんどくさいな…お先にどうぞ)ハザードをつけてバイクに道を譲ると、そのままスッと置いていくかと思いきや…何やら遅いよ…?するとライダーが片手をあげてコイコイとの合図。これってまさか挑発されてる?ここまでされたらこれでもVTEC使いの端くれです。黙っちゃいられません。シートベルトを締めなおして準備完了のハザード合図。バトル開始だ!
【9.ひと時の逢瀬】
こちらが合図を送るとバイクがけたたましいエンジン音とともに加速!こけるんじゃないかというくらい身体を倒してヒルクライムを駆け上がっていきます。一方こちらも負けじと加速、VTECが唸りを上げてハイカムに切り替わります。しかしやっぱりバイクはえー!こちらはホールド感がイマイチの三点式シートベルトということもあって、身体が右へ左へと揺さぶられます。そのうちバイクは視界から消えてしまいました。
(まぁノーマルだとこんなもんかな…)ペースを落としてやがて山頂のトンネルを抜けると、先程のバイクが目の前に
…(まさか待っててくれた?)そうしてトンネルを抜けると今度はダウンヒルコーナーになりました。そしてまたもやバイクが加速、第二ラウンドの開始です。先程とはうってかわり今度はバイクにはかなり不利な状態に。なぜなら転倒のリスクが下りのほうが格段に増えるからです。一方こちらは二速固定でエンジンブレーキを最大限活かしながら
5,000rpmをキープ。コーナーでしっかりと減速してストレートで加速、
8,400rpmのレブリミットまでしっかり回せます。この時ほど高回転ユニット
K20Aを頼もしく思ったことはありませんでした。まさにVTECの本領発揮です。バイクの後ろにずっと張り付きながら下っていきやがて平坦な道へ…。そして目の前に信号が迫り私は直進、バイクは右折レーンへと折れていきます。
赤信号で停止してお互いどちらともなく相手を見て、そしてグッジョブ!と親指を立ててお互いの健闘を称え合う…まるで某バトル漫画のようでした。そして信号が青に変わりお互いクラクションを鳴らしてひと時の逢瀬は終わりを告げました。こういったユーモアのあるライダーに遭えるのはホント楽しい!峠最高!
【10.通行止めセカンド】
当然のことながら三重県側からアプローチしても結果は同じでした。でも柵の形状がちょっと違う?それと残念なことに道路の拡張工事が進んでいた為、例のコンクリートブロックのゲートがなくなってました。こうして古き良き?酷道がまたひとつ消えるのは残念だなぁ。そして時刻は13:30過ぎ、お昼ご飯がまだだったので来た道を戻る途中に
「宇賀渓」入り口に立ち寄り。ここは位置的には鈴鹿市?になるのかな。駐車代500円を徴収されて登山道入り口までいくものの、山登りの装備などもってない私。すぐに引き返して大衆食堂で
やまめの塩焼き食べました。骨も残さず食べれるくらい美味しかった!食堂のおばちゃんと色々会話。大阪から来たことと、酷道走るのが趣味と伝えたがいまいち理解してもらえず、残念!まぁやまめ美味しかったからまた来ますと言ったら食事するのであれば駐車場代は無料…って先に言ってよ!ヽ(`Д´)ノ
帰りは高速に乗って帰宅。170Kmの行程を2時間弱で到着、やっぱ高速だとあっという間でした。ダートを走って泥だらけだったのでまたしても
「くるピカ」で洗車。
コーティングした翌日に洗車に来たのはtakerさんが初めてです、だって。うるさいよもうw