
こんばんは、takerです。えっと…今日のブログは真面目です。エロも痛いネタもないです。なので興味のない人は軽くスルーしちゃって結構。
そして、今日のネタはとある人に俺が普段使っているエンジンオイルについて聞きたいとあったので、そのリクエストに答えて書いてみようと思います。
と…、その前に…この間
だぃきくんがスイスポの1.9リッタースーチャエンジンにとても興味を示していたので、俺も自分の
K20Aエンジンのレスポンスアップにスーチャを考えてみようかなぁ…とアチコチと情報を探していたら、中々に興味深い記事を見つけたので紹介しておきます。
ていうか…地元にこんなショップあったんだ…。
この記事は、
B型エンジンのチューニングの考え方。について書いています。
これはB型エンジンだけど、K型エンジンとかもやってもらえるのかなぁ?もうすぐ10万Kmに到達するし、将来的にはO/Hを一回入れてエンジンバランス取らないといかんなぁと思ってるのでこのショップは個人的に要チェックです。
何気に9000ramまでストレスなく回るって結構すごいことなんだけど…。
それはさておき、ポイントとなるのは文中の、
>自社で組んでいないエンジンの場合はオーナーさんにクリアランスを聞き、わからない場合は、80度~85度と言うチューニングエンジンの常套温度で安定化を図ります。
>ちなみに私が組むホンダB型エンジンの適正水温は75度~78度位です。
ココですね。水温80~85度というところ。
俺が普段街乗りしてる時は、レブ縛りをしていて大体
2,500~2,800ramくらいに抑えて走ってます。その時の水温が大体
84度くらいです。ただ…むき出しタイプのエアクリなので、この時期は大体水温が安定してますが…夏場だと
90度越してしまいます。なので…チューニングよりも何よりもまずは熱対策をどげんなせんといかんのですが…これからの課題ですね。
とりあえずはエアクリBOXとローテンプサーモ、後は手動でファンを回せるように手を加えることでしょうか…。何かとお金かかるなぁ…(´Д`;)ヾ
兎も角、水温を80~85度に安定させる為にはエンジンオイルも大事になってくるって話ですね。前にも
「真理です。」
の話題で少し触れましたが、俺の使ってるオイルはケンドールというアメリカの老舗メーカーです。おそらく日本で扱っているショップはほとんどないので、聞いたことないって人も多いかと思います。ただ…日本では無名でもアメリカでは相当有名なメーカーです。ナスカーとか観る人は知ってるんじゃないかと。
※注意※
ここからは信者視点での解説です。なので鵜呑みにすることは止めてくださいね。また、ケンドールオイルを使えって言ってるわけでもないです。信じるかどうかはアナタ次第。
前置きが終わったところでw
今まで自分でもエンジンオイルって何選べばいいんだろう?って悩んでた時期がありました。だけど、この解説を読むとオイルの意味、粘度が示す意味がわかってきたので参考になる部分を抜粋しておきます。
■オイル消費は何故起きる?
エンジンオイルはどんなエンジンでも必ず消費されています
消費の無いエンジンは無いといっていいでしょう
ですがエンジンにより走り方によって消費の多い少ないはあります
消費のメカニズム
エンジンオイルの消費量は車種・走り方などで大きく変化します。
特にアクセルのONとOFFが激しい走り方や
長い下り坂を走ったときに起きます
オイル消費はアクセルをOFFにしたときに起きます
これはシリンダー内部が負圧状態になるためのようで、
オイルが吸い出されシリンダー内に入り込み燃焼しているのです。
ONとOFFが激しい走り方
長い坂道でアクセルをOFFの状態が続くときに起きます
消費量は、走り方、エンジンの磨耗具合で変わりますから
一概にこのくらいとは言えません。
同じ車でも1000キロで1リットル消費する車もあれば、10000キロで1リットル消費する車もあります。
僕の車は2万キロしか走っていないから大丈夫・・・
でも1000キロで1リットル消費する。
前の粘度は**W-30で今回**W-20に変更したら消費するようになった・・・
走行距離を重ねるごとにエンジンは摩耗してクリアランスは広がっていきます
だから
「オイル消費が多くなってきた」 と思ったら
これはエンジンの摩耗です
クリアランスが広がった車に使えば、当然なことです。
この消費を抑えるためには
あることをすると消費は抑えられていきます
■摩耗を防ぐには
一般に化学合成オイルは良いオイルとされています
本当なのでしょうか?
鉱物オイルと比較してみたいと思います
まずは分子の大きさから
一般に言われているのは 化学合成オイルの分子は鉱物オイルと比較すると
小さいと言われています
分子は小さい方が良さそうな気がします
ところが
分子レベルの潤滑が行われる
「境界潤滑」の場合はこの分子の小ささが、危険なのです。
なぜなら、分子より大きな金属の凸は、削られるからです。
これを一般に摩耗と呼びます。ですから分子は大きければ大きいほどいいのです。
エンジンがもっとも摩耗するのはエンジン始動時(ドライスタート時)です。
81.3%がエンジン始動時に磨耗しする
エンジンをかけるとエンジンオイルがエンジン内部に行き渡り、各部を潤滑しています。
しかし、エンジンを止めるとエンジンオイルはすべてエンジンの下に落ちていきます。
通常は流体潤滑の状態にありますが、エンジンが止まっているときは、
エンジンオイルはエンジンの下に溜まっています。
つまり、大事な部分にはオイルはほんの少量だけ分子レベルで金属面に残っているだけなのです。

特にピストンリングの部分は境界潤滑でオイルが残りにくい部分です。
次にエンジンを始動するときが危険な状態にあるのです。
エンジンを始動するときはオイルの無い状態でエンジンを始動することになります。
そう!オイルが無い状態でエンジンを始動すると金属面が直接擦れ合い、
激しく磨り減って場合によっては焼きつきも考えられます。
実際にこの焼きつきは起きています。
特に1年以上エンジンを始動していないものは起きやすいですよ。
年式が古くても、走行距離が少ないものは程度がいいと考えられがちですが、
オイル交換をきちんと管理された、10万キロの車より、
オイル管理をされていない5万キロの車は5万キロの車の方がエンジンが傷んでいることが多いのです。
中古エンジンに積み替える際、走行距離の少ないエンジンを選んで積み替えますが、1年も2年もエンジンを始動せずに放置してるエンジンは避けたほうが無難です。特にバイクはオイル管理が重要で、わずか20000キロ程度でエンジンからガシャガシャと大きな音を出すことが多いのです。
■オイル劣化のメカニズム
エンジンオイルは劣化すると真っ黒になていきます
その理由は排気ガスがエンジンオイルに混ざってしまうからなのですが
理由はそれだけではありません
<劣化の理由1> せん断
せん断とは
豚肉のかたまりがあります。
その豚肉が分子のかたまりだとします
その分子のかたまりをナイフで切っていくとだんだん小さな肉になり、
最後にはミンチ肉となります。
最初の肉のかたまりの時は、硬く弾力もありますが、ミンチにくになるとやわらかく弾力もなくなります。これをせん断といいます。
エンジンオイルもこのせん断との戦いなのですが、添加剤の質、技術が問題なのです。
一般的に使われている粘度向上剤はポリマーを使っています
このポリマー がせん断されるとスラッジに変化します。
あの真っ黒なドロドロしたヘドロの様なものですよ。
((((゜Д゜;))))
そしてスラッジに変化すると同時に粘度が低下していきます。
ポリマー
(粘度向上剤)が劣化するわけです。粘度低下すると、
必要な油膜を形成することが出来なくなります。これは危険!
だから10W-40を入れても、せん断され粘度低下を起こすことを見越して
10W-50などの高粘度を入れるのです。
■誰もが勘違いしている粘度の見方
数多くの方が粘度を勘違いしています
あなたは大丈夫ですか?
粘度が高い方が耐熱性が高いと思っている方が一番多いように思います
これはレースに使っているオイルが高粘度だからです
レースに使うオイルは粘度を高くする傾向にあります
これは耐熱性が高いからではなく
エンジンのクリアランスが広く作っているために
低粘度ではそのクリアランスを埋めることができないために 粘度を上げるのです
クリアランスが広いメリット
オイルの流量が増える
オイルで冷却ができる
十分な油膜を確保できる
このためレース用に改造したエンジンなどはクリアランスを広く作っていたりします
クリアランスが広いデメリット
ピストンの首振り現象が出やすい
異音が発生しやすい(壊れている訳ではない)
ブローバーイガスが多く発生しやすい(オイルが汚れやすい)
一般車では異音は嫌われます
オイルも汚れやすいのも嫌われます
レース用エンジンとは作りが違うのです
耐熱性はベースオイルが持っている物で
粘度は添加剤がつくるものです
ですから高粘度が耐熱性が高いというのは間違いだったりします
粘度を高くするもう一つの理由は
粘度が低下したときに 十分な粘度を維持している必要があるので
粘度低下を起こした時を考えて 高い粘度をいれている安全策だったりします
決して耐熱性が高いから高粘度を入れている訳ではないんです
だから低粘度はターボ車には使えないというのも間違い
(ターボ車不可と書いてあるものや品質が低いものは別)
大切なの粘度は使い分けるということなんです
粘度はエンジンの状態や使い方によって使い分けることが大切なんです
燃費を目的とするならば 低粘度を
エンジンに負荷をかける走り方
(仕事などでハードに使う)であれば
粘度は
”高め” でいいのです
(指定5W-30であれば一つ上の粘度で十分)
高い粘度を入れると エンジンパフォーマンスが発揮されず
燃費が落ちたりと困ったことになるでしょう
これらの記事はほんの一部ですが、どうでしょう?誤った考え方だった人はいませんか?実は俺は高速を使って遠距離をよく走るので、今までショップのコーナーとかで
【高速などを多用する方】というコーナーの粘度の高いオイル
(10W-40)などをなんとなく選んでました。
でも、この記事を読んだことでオイルとはどういうものなのかってのが理解出来たので、より環境に合わせたオイルの選び方が出来るようになりましたね。
他にも色々と為になる記事
(ターボについてとか)がたくさんあるのですが、さすがにここで丸パクリで紹介できないので、興味がある人は一度サイトの隅から隅まで読んでみるといいです。俺はかなりタメになりましたし、これを読んだからこそトラバ元のB型エンジンチューニングの温度設定の理由がわかりましたし。
知識があるのとないのとでは、メンテナンスについての考え方もかなり変わると思うので…大事に乗りたい方には是非お勧めです。
誰も教えてくれなかった11の秘密
P.S
余談ですが…
最近のエンジンのほうが技術力が向上してるので壊れにくいって…俺も思ってました。それが
大きな間違いだということがわかりましたが。
何故なら、最近のエンジンは軽量化されているのでピストンが肉薄らしいんですよ。ピストンが薄いということは摩耗しやすいってことでして…オイル管理がずさんだと、この摩耗はどんどん進行して最終的に取り返しのつかないことになるっていうね…。
この明らかな厚さの違い…。でもエコカーに乗ってる人って走りに関しては燃費を気にする傾向が高いようで、案外オイルに執着してるって人は少ないんじゃないかなって個人的に思う。
コレ見たらちょっとゾッとしちゃったよ(´Д`;)ヾ