
皆さんお久しぶりです(^-^)
整備手帳にも載せましたが,最近オイル交換をしたら今までにないくらいエンジンがスムーズに回るようになったので驚きました
お恥ずかしながらオイルはこまめに交換するから安いのばっかり入れていたのでw
さて,そんなこともありましたので今回はちょっとオイルに関しての小話をしたいと思います
間違いなどもあるかもしれませんが悪しからず(^^;;
ではまずオイルの役目から!
よく言われているエンジンオイルの役目は5要素が有名ですが実は7要素あります(^^)
皆さんは全部知っていますでしょうか??
1,潤滑
高回転するエンジン内部の摩擦を減らしたり各部を保護する作用
これが最も重要な役割ですね!
オイル交換を怠ってエンジンが故障するのはこの潤滑が上手くいかなくなり,金属部品に負荷がかかりダメージがたまっていった結果ですね
2,冷却
エンジンの主な冷却は冷却水(LLC)で行っていますが,冷却水は直接エンジン機関部を冷やしているわけではなく,エンジンに張り巡らされたウォータージャケットという水路を流れることによって間接的に冷却を行っています
それに加えてエンジン機関部に循環しているエンジンオイルでも各部を冷却しています
冷却というと冷たいような気がしますがエンジン暖機後のオイルは一般的に90〜120℃になりますので,人間からすれば決して冷たくはありません(^^;;
混合気は燃焼する際,瞬間的に1000℃以上にもなると言われているので100℃程度のオイルでも冷却作用が働くわけですね
3,密封
レシプロエンジンであればピストンがシリンダー内で上下運動をしますが,ピストンとシリンダーの間には隙間が設けられ,ピストンリングでその隙間をふさいでいます
更にそのピストンリングとシリンダーのわずかな隙間をふさいで気密を保持しているのがエンジンオイルです
この気密が失われると混合気が本来出てはいけないところから逃げることになり,圧縮が上手くいかずエンジンの調子が悪くなってしまいます
4,清浄
簡単に言うと洗浄のことです
オイルはエンジン各部を循環しながらスラッジと呼ばれる汚れなどを吸着して運び,その汚れはオイルフィルターで取り除かれます
走行距離(細かく言うとエンジン始動時間)が増えるとオイルが汚れていくのはこの清浄作用によるものです
最終的にはオイル交換時にオイルと共に汚れが排出され,また新しい綺麗なオイルがエンジンを循環し掃除してくれるわけですね
オイルを長い間交換しないということは汚い雑巾で拭き掃除を繰り返しているようなイメージですかねー(*_*)
5,防錆
エンジン内部はほとんどが金属なのでもちろん放っておけば錆びます
オイルにはこの錆を防ぐ防錆剤の役割もあります!
ただ,オイル交換をしなかったからエンジン内部が錆びたという話は聞いたことがありませんね
おそらくそれより先に焼きつきや摩擦が原因で故障してしまいますので(^^;;
6,緩衝
こちらはあまり表には出てこないですが重要な作用です
字の通り衝撃を吸収したり分散する作用のことですね(^-^)
衝撃が加わると部品が損傷したり,衝撃による圧力が強ければ磨耗にも繋がるので,この緩衝作用で損傷や磨耗を防いでいます
となると潤滑作用ともかぶる部分があり,一般的には潤滑作用の一部と考えられているのでしょうかね!
7,静音
エンジンは物凄い速さで回転を続けているので各部の摩擦や動作で様々な音が発生します
この音を吸収したり分散して小さくするのが静音作用です
摩擦が小さくなれば当然摩擦音や打音は小さくなります
そういった観点からこちらも一般的には潤滑作用の一部として考えられているのではないかと思います
以上がエンジンオイルの役目 7要素です!
オイルと言ってもただ動きを滑らかにするだけでなく,こんなにもたくさんの役割を担っているのですね
皆さんはいくつご存知でしたか(^-^)?
少しでも参考になれば幸いです\(^o^)/
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Posted at
2015/08/23 01:32:47