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べこ▲レガのブログ一覧

2015年08月31日 イイね!

エンジンオイルの話 粘度編

エンジンオイルの小話第三弾
今回は粘度についてです(^^)


◇SAE規格◇
オイルの規格で広く一般的に知られているのはSAE粘度規格でしょう
オイルの粘度,つまり硬さの度合いを数字で表したもので数字が大きくなるほど粘度が高く(硬く)なります
また,冬期表示の有無などで主にふたつのグレードに分けられます

◯シングルグレード
SAE30などと表記され,粘度番号30相当の性能を持つという意味
低温では流動性が悪くなるので冬期などの使用には向かない

◯マルチグレード
SAE5W-30などと表記され,粘度番号30相当の性能を持つうえに,低温時は粘度番号5相当の流動性も持ち合わせている
1年中使用に適しオールシーズンタイプなどと呼ばれることもある


今一般的に売られているのはマルチグレードの方ですね!
マルチグレードについてもう少し詳しく説明しましょう(^-^)


◯低温時流動性
5W-30などのWとはウィンターの意味で,つまり冬期など低温時での粘度を表します
この表記は何℃まで流動性が保てるかという指標になり,数字により対応できる温度が異なります

0W -35℃
5W -30℃
10W -25℃

ということは日本であれば10W以下を入れておけば問題なく使えそうですね(^^)
極寒地域にお住いの場合は5Wか0Wを入れておけば大丈夫でしょう

このようにマルチグレードは高温時に必要となる粘度と低温時にも固まることなく潤滑を行う流動性を持ち合わせたオイルです
相反するように思えるふたつの性質を上手く組み合わせることでエンジンを守っているのですね(^^)


◇粘度の選び方◇
では次に粘度の選び方について
粘度は柔らかい方が抵抗が少ないわけですから,最近のエコカーなどには0W-20といった低粘度のオイルが使われています
では,燃費を良くするためにエコカー以外でも0W-20などの低粘度オイルを入れてもいいのでしょうか?

結論から言うと一概に問題ないとは言えません
まず車にはそれぞれに適したオイルの種類や粘度が決められています
取り扱い説明書のサービスデータなどの欄にありますが,まずはそこに書かれた粘度を選ぶのが一番無難です

同じ車種でも搭載されているエンジンや過給器の有無によって指定粘度が違ったり,年次改良やモデルチェンジによってエンジンや指定オイルが変わることもあるのでこちらも取り扱い説明書で確認する必要があります

特に上の粘度に関しては高温時にエンジンを保護する重要なファクターですので指定よりも数字が小さい粘度のオイルを入れるのは絶対に止めた方がいいです
逆に指定よりも高い粘度にするのはエンジン保護に繋がるので悪くはありません
ただ,硬くなるので抵抗は増えることになり,燃費などは多少悪くなる傾向にあります
また,冬期表示に関しては指定より小さい粘度を選んでも差し当たって問題はありません


◯ターボ車に関して
ターボ車の多くは5W-30などが指定粘度になっていますが,これはエンジンよりも高速で回転するタービンを潤滑するのに最低限必要な粘度になるので,絶対に指定より小さい粘度を使用してはいけません
もし使用したらどうなるか?簡単に言うと壊れます

エンジンはアイドリングで約1000rpm以下,高回転でも10000rpm回るエンジンはそうはありません
これに大してターボは1分間に約20万回も回るとされています
高速で回れば回るほど摩擦は多くなるのでそれに対応できる粘度が必要になりますね


◯エコカーと多走行車に関して
エコカーは0W-20などの低粘度オイルが指定になっていますが,これは搭載されているエンジンが燃費や環境性能を重視していることに他なりません
先ほど指定粘度よりも高い粘度を使用するのは問題ないと書きましたが,エコカーに関しては一概にそうとは言えません

エコカーに搭載されているエンジンは総じて機関各部のクリアランスが狭く設計されているようです
隙間が狭ければ硬いオイルでは隙間を通りづらくなってしまうので,必要な油膜が形成できず結果的にエンジンを傷めることになってしまうかもしれません

そういった観点からエコカーに関してはきちんと指定された粘度のオイルを選ぶのが良いと思います
ただし取説に0W-20,5W-30などと複数の粘度指定が書かれている場合もありますのでその場合はどちらかであれば問題はないでしょう(^^)


逆に多走行車に関しては磨耗によってエンジン各部のクリアランスが広がってしまうので,指定よりも硬い粘度のオイルを使用するのは良いとされています
ただ,冬期表示に関しては必要最低限の流動性を確保しなければならないので寒い地域では5W-30指定なら5W-40に上げるなど,下の数字は変えないのが無難です

ただ,安いオイルだと5W-30の上が10W-40しかないことも多く,この辺りは値段との折り合いもありますね
ちなみに最近は添加剤の機能も飛躍的に向上しているようで,2.5Wや7.5Wといった今までに無かったような粘度も売られるようになっています


さてさて,書きたい事はまだまだありますが長くなりそうなのでこの辺りにしておきましょう(^^;;
次回はオイルの規格について書こうかと思います♪
Posted at 2015/08/31 20:57:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小話 | 日記
2015年08月23日 イイね!

エンジンオイルの話 製法による分類編

思いつきで始めた小話シリーズですがその気になってきたので早くも第2弾!
早くもというか第1弾から数時間しか経ってないわw
今回もしばしお付き合いください(^-^)


さて,今回はエンジンオイルの製法による分類についての小話です
オイルの分類といえば,粘度については多くの方がご存知かと思いますが,案外この製法に関しては無頓着な方が多いように思います
もちろんそれぞれにメリット,デメリットがあるので,その車に合った製法のオイルを選ぶ必要があります


まず初めにエンジンオイルはベースオイル(基油)と呼ばれるオイルに各種添加剤を足して作られますが,ベースオイルはその製法により3つに分類されています
それでは3つの製法によるベースオイルの種類をまとめてみたいと思います(^-^)

◯鉱物油◯
ミネラルオイルともいう
原油を精製して作られたオイルで昔からエンジンオイルとして使用されている
エンジンオイルとしての基本的な性能は持ち合わせているが,構成される分子構造にばらつきが多い
問題ない程度であるが不純物なども含まれている

◇メリット◇
安価に製造できる

◇デメリット◇
熱や酸化に弱く劣化が早い


◯部分合成油◯
セミシンセティックやシンセティックブレンドなどとも呼ばれる
鉱物油に化学合成油などを混ぜ品質を向上させたベースオイル
品質も良く価格も鉱物油並みとバランスが良い

◇メリット◇
鉱物油より品質が良い
比較的安価

◇デメリット◇
各性能において化学合成油には劣る


◯全化学合成油◯
シンセティックともいう
鉱物油を化学分解し成分や分子量を一定に整えたベースオイル
不純物を可能な限り取り除き各種性能を向上させている
耐熱性やせん断耐久性が高く劣化しにくい
3つの中で最も高性能だが価格は高い

◇メリット◇
安定した高性能を長く維持できる
エンジン保護性能や省燃費性能が高い

◇デメリット◇
価格が高い


この3つのベースオイルにそれぞれ必要とされる添加剤を足して,一定の性能を持たせたものがエンジンオイルと呼ばれるオイルになります
製法による分類は以上のような感じですが,結局どれが一番いいのか?疑問に思ってしまいますよね(^^;;

性能で言えば全化学合成油だろうし,価格を抑えたいなら鉱物油が一番適しています
そこは自分の車やカーライフに合った特徴のオイルを選ぶことが重要になってきますね!


ではもしも3つのオイルが同じ価格で売っていたらどれを選べばいいでしょうか??
多くの方は価格が同じならより高性能な全化学合成油や部分合成油を選ぶかと思いますが,実は価格以外はメリットばかりと思われる2つの合成油にも落とし穴がいくつかあります(´Д` )
ついでにそちらも紹介しておこうと思います


まず大前提として合成油は近年一般的に製造,流通され始めたものなので,鉱物油が主流だった時代の車,いわゆる旧車には適さないといわれています

これは近年の省燃費性能,環境性能を重視したエンジンの台頭によりオイルそのものの流動性が高くなったり,様々な添加剤が含まれているため当時のゴム部品やシールを傷めてしまいオイル漏れに繋がる場合があると言われているからです
具体的な年代などは調べてみないとわかりませんが,旧車と呼ばれるような古い車に乗る場合は鉱物油を使うのが無難ですね


更にもう一つ落とし穴があります(><)
それは精製時にどんな添加剤を合成して製造されているのかわからないという点です
別に何が入っていても一般人にはわからないようなものなので私たちの知るところではありませんが,それによってどの程度性能が向上しているのかが重要です

極端な話,全化学合成油と言っても添加剤の性能が低ければ価格は安く出来るだろうし,その結果オイルとしての性能が低くても全化学合成油だと大々的に謳うことは出来てしまいます
全化学合成油は100%化学合成ですから合成技術や添加剤の良し悪しはオイルとしての性能に直結するでしょうね(^^;;

そうなってくると全化学合成油=高性能で長寿命というのも怪しくなってきます
その辺りは実際に自分が使ってみて,値段に見合う性能を持ち合わせているかという事を確かめる他無いのかもしれません


なんだか途中から合成油批判みたくなってしまいましたが,そうゆう自分はちゃっかり部分合成油を使ってます
今や主流は部分合成油,全化学合成油ですからね(^^)

全化学合成油ともなれば確かにエンジンフィーリングの向上や燃費向上を実感できる事もあると思います
それが体感できるオイルこそが性能が良いオイルなんでしょうね( ^ω^ )


長くなりましたが,これからオイルを選ぶ際は価格や粘度だけでなく,製法による分類にも注意して選ぶと楽しみが増えるかもしれませんね♪
Posted at 2015/08/23 04:29:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | 小話 | 日記
2015年08月23日 イイね!

エンジンオイルの話 7要素編

エンジンオイルの話 7要素編皆さんお久しぶりです(^-^)
整備手帳にも載せましたが,最近オイル交換をしたら今までにないくらいエンジンがスムーズに回るようになったので驚きました
お恥ずかしながらオイルはこまめに交換するから安いのばっかり入れていたのでw


さて,そんなこともありましたので今回はちょっとオイルに関しての小話をしたいと思います
間違いなどもあるかもしれませんが悪しからず(^^;;


ではまずオイルの役目から!
よく言われているエンジンオイルの役目は5要素が有名ですが実は7要素あります(^^)
皆さんは全部知っていますでしょうか??

1,潤滑
高回転するエンジン内部の摩擦を減らしたり各部を保護する作用
これが最も重要な役割ですね!
オイル交換を怠ってエンジンが故障するのはこの潤滑が上手くいかなくなり,金属部品に負荷がかかりダメージがたまっていった結果ですね

2,冷却
エンジンの主な冷却は冷却水(LLC)で行っていますが,冷却水は直接エンジン機関部を冷やしているわけではなく,エンジンに張り巡らされたウォータージャケットという水路を流れることによって間接的に冷却を行っています

それに加えてエンジン機関部に循環しているエンジンオイルでも各部を冷却しています
冷却というと冷たいような気がしますがエンジン暖機後のオイルは一般的に90〜120℃になりますので,人間からすれば決して冷たくはありません(^^;;
混合気は燃焼する際,瞬間的に1000℃以上にもなると言われているので100℃程度のオイルでも冷却作用が働くわけですね

3,密封
レシプロエンジンであればピストンがシリンダー内で上下運動をしますが,ピストンとシリンダーの間には隙間が設けられ,ピストンリングでその隙間をふさいでいます
更にそのピストンリングとシリンダーのわずかな隙間をふさいで気密を保持しているのがエンジンオイルです
この気密が失われると混合気が本来出てはいけないところから逃げることになり,圧縮が上手くいかずエンジンの調子が悪くなってしまいます

4,清浄
簡単に言うと洗浄のことです
オイルはエンジン各部を循環しながらスラッジと呼ばれる汚れなどを吸着して運び,その汚れはオイルフィルターで取り除かれます
走行距離(細かく言うとエンジン始動時間)が増えるとオイルが汚れていくのはこの清浄作用によるものです
最終的にはオイル交換時にオイルと共に汚れが排出され,また新しい綺麗なオイルがエンジンを循環し掃除してくれるわけですね
オイルを長い間交換しないということは汚い雑巾で拭き掃除を繰り返しているようなイメージですかねー(*_*)

5,防錆
エンジン内部はほとんどが金属なのでもちろん放っておけば錆びます
オイルにはこの錆を防ぐ防錆剤の役割もあります!
ただ,オイル交換をしなかったからエンジン内部が錆びたという話は聞いたことがありませんね
おそらくそれより先に焼きつきや摩擦が原因で故障してしまいますので(^^;;

6,緩衝
こちらはあまり表には出てこないですが重要な作用です
字の通り衝撃を吸収したり分散する作用のことですね(^-^)
衝撃が加わると部品が損傷したり,衝撃による圧力が強ければ磨耗にも繋がるので,この緩衝作用で損傷や磨耗を防いでいます
となると潤滑作用ともかぶる部分があり,一般的には潤滑作用の一部と考えられているのでしょうかね!

7,静音
エンジンは物凄い速さで回転を続けているので各部の摩擦や動作で様々な音が発生します
この音を吸収したり分散して小さくするのが静音作用です
摩擦が小さくなれば当然摩擦音や打音は小さくなります
そういった観点からこちらも一般的には潤滑作用の一部として考えられているのではないかと思います


以上がエンジンオイルの役目 7要素です!
オイルと言ってもただ動きを滑らかにするだけでなく,こんなにもたくさんの役割を担っているのですね
皆さんはいくつご存知でしたか(^-^)?


少しでも参考になれば幸いです\(^o^)/
Posted at 2015/08/23 01:32:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 小話 | 日記
2015年04月05日 イイね!

BE5C\(^o^)/

BE5C\(^o^)/お久しぶりです!
さて、早速ですが発表があります(^-^)


この度レガシィ復活致しました!
今度はBE5Cです(*^^*)
しかもブリじゃない赤!レアです(笑)


実は縁あって知り合いから譲り受けました
家庭もあるので奥さんの顔色を伺いながらいじって行きたいなと思います
また落ち着いたらオフ会などにも参加したいですね!


既にみん友さんやYオクからホイールや車高調,補強パーツは調達済み
前のBHのパーツもいろいろ実家に転がってますw
とりあえず今月中に大改造ですかね♪


まだ次回の車検を取るかも分かりませんがとりあえず1年は大切に乗っていきます(*^^*)
Posted at 2015/04/05 22:47:45 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2015年03月22日 イイね!

BH/BEのパーツを探しています!

お久しぶりです(*^^*)
このたびとある事情でBE前期用のパーツを探しています
ご連絡頂いた方には詳しくお教えしますね!


以下のパーツを探しています
もし余ってるよって方がいらっしゃいましたらお声かけ頂けると嬉しいです( ^ω^ )


◇BE/BH用 フルタップ車高調
とくにTEIN GTワゴン
その他メーカー不問 ピロアッパーは状態によります


◇ホイール
とくに18インチ 7.5J +45〜48程度
ワクエモCRkai ワーク11R とくに黒やガンメタ
タイヤセット希望 ホイールのみも可
その他メーカー品


◇タイヤ
215/40R18 夏タイヤ
215/45R17スタッドレス
205/55R16スタッドレス こちらはホイール付き
メーカー不問
16以外はホイール有無問わず


◇LEDバルブ等のバルブ類
HID以外の各種バルブ類
できればメーカー品 ヴァレンティなど


◇社外ECU チューンドROM
BE前期MT用 とくにCTS
その他メーカー不問


◇足回り・ボディ補強パーツ
スタビ,タワーバー,ロワアームバー等
メーカー不問


◇その他前期BE MT用パーツ各種
要らないものがありましたらお声かけ下さい( ^ω^ )



知ってる方の中でももうBE/BHは降りてしまったという方が多いようですので何か余ってましたらぜひぜひご連絡ください
よろしくお願いしまーす\(^o^)/
Posted at 2015/03/22 09:06:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「BE乗りさんBE乗りさん ゼロスポのBH用リアタワーバーって無加工でつきますか( ̄▽ ̄)?」
何シテル?   06/23 13:11
BH5D型からハスラーに乗り換えました 縁あってBE5Cにも乗り出しました よく名前を『ペコさん』と間違われますw レガシィはじめ スハ...
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