
ディーゼルって、食わず嫌いみたいになりかねないエンジンですよね。ハギハラとしては、その全責任は自動車メーカーにあり、見過ごしてしまった我々メディアも大いに反省しなければイケナイと思っています。なぜかっていえば、石原都知事がペットボトルを振りかざす前に、ドイツでも似たようなディーゼルバッシングが起きていたからです。
それを、自動車メーカーは知らなかったはずはなく、ヨソの国の出来事と簡単にかたづけてしまったんでしょうね。ちなみに、ハギハラは不勉強でドイツで起こった事態には関心さえ持っていませんでした。
そんなワケでまぁ、石原都知事が深層心理にまで刻み込んでしまった黒煙モクモクなディーゼルのイメージをぬぐい去れない人が、まだまだ多いのだと思います。
とはいうものの、排出ガスの浄化性能はさておき、ハギハラはディーゼルに対してロングランの機会が多い欧州ならメリットはあっても日本ではどうなのかなぁ……と。つまり、使用環境を前提にした価値については少しばかり引いた見方をしていました。
ところが、アイドリングストップという飛び道具を組み合わせると、ディーゼルはハイブリッドに迫る燃費を東京のド真ん中でも記録するんですね。明治神宮外苑にある絵画館をグルッと一周する周回コースは、制限速度を意識しながら走ると同じ場所で信号待ちが繰り返されるので、市街地の燃費チェックには好都合なんです。
そこを、オンボードコンピュータが表示する数値が安定するまで10周くらい走って得た燃費が写真の通りの16.6km/L。ちなみに、平均速度は24.4km/hでした。何てったって、最大トルク450Nmを発揮するエンジンがもたらす燃費としては、アイドリングストップ付きとはいえ驚異的ですよね。
えっ、クルマは何だって、ALPINA D3 BiTurbo Limousineの6速MT仕様です。燃費はイイだけじゃなく、走りもステキってこととか、ハギハラの主観としてはやっぱりガソリンの吹き上がり感が……なんてハナシは1月21日発売のBMW Complete Vol.43で! スイマセンが、制作進行が超過密状態なのでしばらくBMWネタが続きます。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2009/12/21 20:58:16