
ちゃんと、ポルシェしていました。先日、カイエンSハイブリッドに国内で試乗したときのハナシです。ハイブリッドの基本構成を含めVWトゥアレグと共用している箇所が多いにもかかわらず、ボディのムダな動きを抑えながらステアリングを切り込むほどグイグイ曲がる操縦性を得ているなど、ポルシェならではの刺激を備えていました。
きっと、どこにどう手を加えればそう感じさせることができるのかといった、ドライバーの感性に訴えかけるような走りの味付けが、ポルシェのエンジニアは巧みなのでしょうね。
ところで、このハイブリッドはアクセルを戻したときにエンジンと駆動系を完全に切り離して惰性を生かしたコースト走行ができることが特徴になっています。ただ、走行中に駆動が切れてしまってはアブナイのではないか……、といった心配もありますよね。
で、実際にコースト走行と少しだけアクセルを踏んで一定の速度を保つ状態の違いを確かめてみました。結果は、比べれば一定の速度を保った方が直進性の高さがやや勝るかな……、といった程度。レーンチェンジでの操縦性の素直さや直進状態への復元性には大差がありませんでした。
まぁ、コースト走行では余計な荷重移動が起きていないわけですから、中途半端にブレーキを踏むような状態よりは、むしろ安定性を確保しやすいともいえますよね。
ちなみに、このコースト走行は高速燃費にかなり効きます。走行車線の流れに合わせて走らせたところ14km/ℓ台が記録できました。
Posted at 2011/02/19 22:11:09 | |
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