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2003年
学部の連中が峠を走っているらしく、休み時間はいつもその話題で盛り上がっていた。「お前走ってたんだろ？」と言われて悪い虫が騒ぎ出した。

懲りずにまた某所へ行くようになった、今から思えばアホである。

峠の雰囲気は嫌いじゃなかったし、走らなくてもその場の雰囲気とクルマ談義だけで満足しようとしたが、結局我慢できずにまた走り出してしまった。
だがそれも長続きしなかった。

ある日、学部の連中と隊列を組んで走っていると先頭のクルマが左のブラインドでイン巻きクラッシュ、続いて数台が突っ込んで多重クラッシュが起こった。

一番後ろを走っていた自分は、機転を利かせた仲間のクラクションが聞こえたので早めに減速出来て事なきを得た。

コレがきっかけで学部の連中の殆どが峠を走るのをやめた。
いい機会だと思ったので、自分も某所を走るのをやめた。

部活の方は中四学生ダートで先輩たちが団体優勝した。
みな自分のことのように喜んで、はしゃいで記念撮影したのがいい思い出だ（BST社長のカーブのものまね）

一方この頃、タカタサーキットが出来た。
走行料金は安いと聞いていたが、何だか敷居が高いように思えたことや、ネトゲに嵌ったり、恋愛に嵌ったりしてクルマ熱が冷めており、走りには行かなかった。

冬になると年末恒例の大雪が降った。
部室前の駐車場で雪上ドリフト大会が自然発生。
皆が走るもんだから雪が踏み固められて一面スケートリンク状態。

しばらくすると守衛がやって来て、うるさいから散れ！と中止命令。

自分はほぼノーマルマフラーだったので、深夜にコッソリ戻って来て、監視カメラに映らないようにライトを消して静かに一人で朝まで走り込んだ。
冬場は毎年こんなことをしていたと思う。