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イイね!
2014年03月06日

一般車におけるアンダーパネルの役割

一般車におけるアンダーパネルの役割  先週末は所用があって、夜の大黒PAへ。

 ひさびさにケイマンを出したので、最短距離で大黒PAではなく、第三京浜 → 釜利谷JCT → 湾岸線のちょっと遠回りコースを選択。

 “やっぱケイマンは淀みなくEng廻るよなぁ” なんて思いつつ、ひさびさに “気持ちの良いスピード” で走行していると、床下から “ガッ・・・、ガガッ・・・” と結構な音量の異音が発生。色々と原因を確かめているうちに、どうやら “ある一定速度以上だと異音がするが、速度を落とすと鳴り止む” ことがわかった。

 で、PCに持ち込んで調べてもらった結果・・・


アンダーパネル-1
アンダーパネル-1 posted by (C)ginapoolholic


 アンダーパネルの一部に削れが認められ、パネルを留めるボルトが数ヶ所脱落していた。それで、パネルが風力で捲れて地面にこすれ、異音が生じていたのであろう。うーん、下回りをHitした覚えもないし、それらしき傷跡もなかったんだけどな。

 ちなみに、アンダーパネルのボルトはプラスチック製&特殊ピッチであり、時々脱落が見られるとのこと。ボルトは新しいものを取り付けてもらうことにし、削れていたパネルの交換も考えたが、今回は交換せず。というのも・・・

 一般車にアンダーパネルの意味ってあるの??と疑問に思っていたから。

 例えば、ラディカルのようなクルマで “グラウンド・エフェクトがー” とか言うのであればわかるけれども・・・ケイマンのように床下10cm前後もあるクルマが、そこから多大なグラウンド・エフェクトを得ているとは、どうにも考えにくかった。でも、実際にアンダーパネルは装着されている。ポルシェが意味のないことをやるとも考えにくいし・・・なんでだ?

 ということで、“一般乗用車におけるアンダーパネルの役割” を調べてみた。

 調べ物をする時にまず覗いているwikipediaには “アンダーパネル” という項目はなく、代わりに “ディフューザー” がHit。そこには・・・

『一般的な乗用車の場合、車体下面には様々な部品が露出しているため、気流の通過の妨げとなる。レーシングカーや高性能スポーツカーは車体下面を平滑なアンダーパネルで覆い、床下の気流を高速かつ低圧な状態に保つようにしている。』

 とのこと。わかったような、そうでもないような感じなので、もう少し突っ込んで検索をしていると “自動車における空力開発と取り組み動向” という論文がHit。わかりやすかったので、そこから引用させていただく。ちなみに著者はトヨタの車両技術開発部主査の方で、プリウス開発時のことを書いているように思う。

ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー

【自動車における空力開発と取り組み動向】
前田和宏 日本風工学会誌 第36巻第3号(通号第128号) 平成23年7月

※前半は抜粋としたので、全文を読まれたい方はこちらへ → 全文

・最も重要な特性の一つであるCD値(Constant Drag:空気抵抗係数)は、燃費や最高速、加速性能に大きな影響を及ぼす。
・平均的な乗用車における全走行抵抗消費仕事の内、空気抵抗の占める割合は約10%~20%である。つまり、空気抵抗を10%低減すると、1%~2%の燃費低減が可能となる。
・自動車における空気抵抗低減の取り組みは、主として以下の観点、各部位について実施されている(図5)。

 (1) ボデー整流と3面流れ整合:ルーフ・側面形状
 (2) 床下整流:地上高さ管理と平滑化
 (3) タイヤ周り整流:バンパ・ホイル形状
 (4) 冷却流れ(通気)最適化:エンジンルーム流入・排出形状

・自動車の特徴的な条件としてボデーが地表面に近接しており、車体と地面の間の流れが少なく後方での上面・下面の流れが非対称となる。そこへ側面流れが合流するため、3面の流れの整合を取ることが重要となる(図3)。


アンダーパネル-3
アンダーパネル-3 posted by (C)ginapoolholic


【床下整流】
 基本的な考え方は、流れエネルギーを損失させず車両後方に流し圧力回復させることである。そのために、まず床下構造・部品の地上高管理、次にカバーによる平滑面の拡大を実施する(図8)。


アンダーパネル-4
アンダーパネル-4 posted by (C)ginapoolholic


 空力基準ラインを設定し、燃料タンク高さを上げ、リアサスペンション地上高を前方のタンクよりも高く配置し、スペアタイヤハウス面をさらに上げることで、車両後方へ切上がるラインを構成する。ホイールベース間の切り上げは約0.5°、リアフロアの切り上げは約7°とし、車両パッケージと両立の中で圧力回復を最大限に狙った。

 次に、車両構造での平滑化の難しい部分を、カバーを設置して平滑化する。エンジンアンダーカバーは、エンジンルームからの流れ吹出しも抑制し、大きな効果を発揮している。リアフロアカバーには垂直フィンを追加することでさらに整流効果を高めている。

 また、タイヤ前スポイラ(スパッツ)を設置、タイヤでの乱れを抑制し、床下流れの悪化を防いでいる。これらの床下部品は、CD低減と共に高速走行時の走行安定性にも効果を発揮している。

ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー

 上記はプリウスの例だけれども、プリウスのCD値(Constant Drag:空気抵抗係数)は0.25と、ケイマンのCD値0.29より良い値をマークしている。高性能を追求したスポーツカーの場合、タイヤのグリップ力を高めるために、ある程度CD値を犠牲にすることもあるので、この値を一概に比較することはできないのだけれど、プリウスの空力はかなり研究されているといえる。燃費のためなんだろうね。

 以上より、一般車におけるアンダーパネルの役割は “CD軽減と高速走行時の走行安定性” に寄与していることがわかった。

 また、今回のアンダーパネルの削れは “気流を阻害するレベルにはない” と判断、交換せずに様子見しようと思う。元々、完全Flatのパネルじゃないしね。(汗)

 ちなみにレーシングカーのグラウンド・エフェクトも調べてみたが、アンダーパネルのみで発生する負圧はそれほど大きくないようだ。それよりも下面は凹凸を無くすことで気流を高速で流し、ディフューザーで負圧を発生させる方が効率的なのかもしれない。
 

アンダーパネル-5
アンダーパネル-5 posted by (C)ginapoolholic


 仮にケイマンのも完全Flatにしたら一定の効果が得られそうに思うんだけれど・・・上面気流と下面気流のバランスが崩れて、逆に抵抗になっちゃうんだろうか? Flatにするとパネル事態の重さとか排熱の問題、整備性の問題もあるし・・・難しいもんだなぁ。(汗)
 
ブログ一覧 | porsche | 日記
Posted at 2014/03/06 11:23:23

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この記事へのコメント

2014年3月6日 12:07
間違いなくアンダーパネルはCD値低減⇒燃費低減がフォーカスで、ポルシェはそこに更に走行安定性だとオモイマスが・・・

ウチは猫対策に(爆)
http://minkara.carview.co.jp/userid/325386/blog/29105385/

元々初期型のトゥーランには装備されていたんだけど、モデル途中でこれが小型化されたんだよね。(コストとエギゾーストの取り回しが関連してそう)なので初期型のパネルを流用した。パネルの表面がゴルフボールのようにディンプル化されているので空力だよね。

でも面白いのはVWだとアンダーパネルの正式名称は「サウンドダンピングパン」です。名前だけ聞くと遮音性能にも寄与してそうじゃない?

コメントへの返答
2014年3月6日 12:24
たくちゃん、誰も読まないようなブログにコメありがとうございます♪(爆)

な、なるほど・・・猫対策か。つーか、あれから猫に占領はされてないの?

>ディンプル化
これ、マグヌス効果っていうんだね。初めて知った。ゴルフボールに関しては空気抵抗は増すけれども、収束が上手くいくようになるから、Totalでの抵抗は減るみたい。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11103277331

>サウンドダンピングパン
素材もただの樹脂じゃないとかありそう。しかしまぁ、VWとかそこら辺の技術を凄く持ってそうな感じ。やっぱり資本は正義なのね。(汗)
2014年3月6日 12:22
何らかの要因でビス外れた↓
風圧でパネルが捲れて角が地面にヒット↓
パネル損傷・・・という流れですね^^;
公道を走る市販車のアンダーパネルで空力
効果を深~く悩む必要はないかもしれないけど
リアディフューザーは凄く気になる^^
見た目チューンだとしてもwww
コメントへの返答
2014年3月6日 12:30
みむさん、コメありがとうございます♪

個人的には、ディフューザーで床面の空気引っこ抜いても、車高が高いと側面から空気が供給されて、負圧がかかんないんじゃないのかな?・・・なんて思っていたんですよね。

また、クルマ全体で考えると上面気流と下面気流のバランスが崩れて、逆に抵抗になるような気もするんですよね。どうなんでしょう?(←結局わかんないw)
2014年3月6日 12:54
連コメでスミマセン
流石に市販車で上下のバランスなんて
・・・以下自粛^^;
MINIで高速道路走行後にリアハッチを見ると…
物凄い量の砂埃が付着するんです。
あれは確実に車後端から上方向の乱気流が
原因w
コメントへの返答
2014年3月6日 14:00
Formulaになっちゃいますが、(↓)のURLにリアウイング変更による空気の流れが描かれています。

http://guncanon.web.fc2.com/text/kuriki-01.htm

みむさんのMiniもこんな風になってるのかもしれませんね。
2014年3月6日 14:59
昔のフォーミュラではアンダーパネルを凹にくり抜いて強烈な負圧を発生させダウンフォース(?)を稼いでいたそうですが、路面と離れると途端に吸い付く力を失って舞い揚がる事故があってアンダーパネルによる空力は禁止されたとか?
リヤっ羽根よりも効果は有るみたいですね。

でもまあ確かに市販車で10cmもクリアランスがあると「アピール」優先といった感じましますね〜。w
コメントへの返答
2014年3月6日 21:18
サンデさん、コメありがとうございます♪

廃止までの歴史を調べていたら、(↓)に辿り着きました。自分の知らない時代なので、ちょっと面白いです。

http://www.mooncraft.jp/yuratakuya/juku/kuuriki/2.html

Porって “ある速度を超えてから、ビシッと安定する速度” ってないですかね? 多少はアンパネ効いていると嬉しいんですけどね。(笑)
2014年3月6日 16:41
飽くまで私の理解ですが、「グラウンドエフェクト」と「ダウンフォース」は厳密には分けて考える必要があるように思います。そしてフラットボトム化の最大の目的は、いわゆる乱気流→揚力を発生させない事、と理解しています(当たり前ですがタイヤ周りが一番気流が乱れるようですね)。

またボディの上面(曲線)とボディの下面(直線)では気流の流れる距離が違うため、この気流速度差でダウンフォースが発生する、というのはご存じの通りです(ウィングが上が曲線、下がフラット、飛行機の羽は逆になっている所以ですね)。
コメントへの返答
2014年3月6日 21:29
銀蓮さん、コメありがとうございます♪

ボディ全面を羽根として考えた場合、床面気流が速ければ速いほど、グラウンドエフェクト様のダウンフォースが得られるように思っていますが、ほんとのとこはどうなんでしょうね?ぼくはわかんないので(笑)、デザイナーさんに伺ってみたいところです。

>気流速度差でダウンフォース
ベルヌーイと言われている・・・ってやつですよね。調べているときにコアンダ効果もでてきて、去年のF1を懐かしく思ったりして。(笑)
2014年3月6日 18:26
なるほど。勉強になりました!

燃費向上が至上命題になっているこのご時世、おっしゃる通りCD値の低減と、あとは下回りを擦ったときに致命的なダメージを負わないように、という気もします。

個人的には特に後者の方が重要だと思いますので、あの程度の一部の剥がれなら交換の必要はありませんね!
コメントへの返答
2014年3月6日 21:47
井戸さん、コメありがとうございます♪

エコカーの空力は、スポーツカーに負けず劣らず凄いらしいですね。メーカーも大変ですね。(汗)

>剥がれ
一定以上でゴリゴリ言うので・・・タクシーもぶっちぎれずでした。(苦笑)まぁ、音源がすぐに判明、迷宮入りにならなかったので良かったです。
2014年3月6日 20:25
分かり易かったです(o^^o)。

また、グランドエフェクトまで行かなくても、リフト低減によるハンドリング安定化の効果はあるようです。

結局、揚力はボディ側の空気の流れる速度と、した周り側の空気の流れる速度の差に影響するので、ポルシェ並みのボディだと、した周りを整流する必要が出てしまうようですね。
コメントへの返答
2014年3月6日 22:40
yama@mutekiさん、コメありがとうございます♪

>リフト低減によるハンドリング安定化の効果
何か見つけられたのでしょうか?もしそうであればUP期待してます。(笑)

CD値とCL値(ConstantLift:揚力係数)は相反しているようなので、全体的には可能な限りCD値を低減、そして必要な部分にはDragを設けることによりCL値がUPしてしまうことになるのでしょうね。まさにせめぎ合い。
2014年3月7日 0:10
一般的な乗用車の車高でのフラットであることによるメリットは上記プリウスの例のようにCd値向上による燃費への寄与くらいしかないでしょうね。
でも一方でタイヤ前につけるフラップのようにあえて衝立を設けることでタイヤで発生する乱流を減らして安定性や空気の流れを改善するなんて方法もかなり多くとられる手法で一概に見た目が滑らかだからよいというわけでもないのが空気の面白いところですね。

今年のF1がまさにそれですね(笑
コメントへの返答
2014年3月7日 21:16
hideさん、コメありがとうございます♪

タイヤ前スポイラ(スパッツ)を楕円形にして角度をつけることによって、ブレーキディスクに風を導入する方法もあるらしーよ。流石メーカー、よく考えられているよねぇ。

>今年のF1がまさにそれ
・・・どっ、どれのこと??(汗)

P.S.
TVCいこーよ!あのヒト連れてw。
2014年3月7日 0:22
フェラーリはF355以降フルフラットです。

ポルシェやランボはエンジン周りがフラットじゃないんでフルフラットじゃないですね。

360はダウンフォース出てなかったみたいですが、430からはそれなりに出てる様です。

高速領域の安定性はケイマンより圧倒的に430のが良いですよ。
それが空力が主因かは判りませんが、空力のようには感じました。

458、F12ともっと良くなってるようです。

なんで、少なくともフェラーリくらいの車高なら効果有ると感じます。

コメントへの返答
2014年3月7日 21:54
ジュランさん、コメありがとうございます♪

Ferのアンダーパネル、ネットで拝見させてもらいましたけど、ホントにフルフラットなんですね。確かにあれくらいなら効果がでそう。ディフューザーも結構大きいし。

PorもカレラGTとかはフラットになっているみたいなので、値段 & その抵抗を打ち破れるだけのEngパワーがあるかどうかの問題なんですかね?ランボルギーニがなっていないのはちょっと意外です。

F430は乗せてもらったことないのですが・・・そんなこと考えていたら1回乗ってみたくなりましたよ。(笑)
2014年3月7日 0:41
ヤバいモノが見えないように隠してるだけじゃない?(笑 ←あってる気がする♪
コメントへの返答
2014年3月7日 21:56
しばさん、コメありがとうございます♪

ヤバイモノ見つかったよ。後日UPするわ。(爆)
2014年3月7日 8:45
ねずみ除けです(笑

cd値はたしかその寸法の立方体と比較した相対値でしたか?
とすると車高が全然違うので、
プリウスの0.25とケイマンの0.29は土俵が違うような??

まあ一つの目的じゃないのでしょうが、
高速走行の揚力対策が大きい気がします
なんとなく(笑
コメントへの返答
2014年3月7日 22:12
みずぴーさん、コメありがとうございます♪

ねずみ、人生で一度しか見たことがありません。しかも、うちのネコが捕まえてきたやつ。自慢気に。(笑)

>CD値
“CD値=ほにゃらら” がなかったんですけど、実際の空気抵抗Dは下記の式みたいです。

D = CD×ρ×U^2×S/2

D:空気抵抗 CD:抗力係数 ρ:流体の密度 U^2:速度の2乗 S:前面投影面積

http://www.interq.or.jp/chubu/r6/science/sc002.html

となると、前面投影面積でかなり値が変わってきそう = 土俵が違うかもです。みずぴーさん、良く知ってますねぇ。(汗)
2014年3月8日 7:32
日常のヒトコマから探求の海へと漕ぎ出されるその心意気が素晴らしいです!

飛行機の羽の断面は上側が湾曲しており下側が直線。上下の流速差から気圧差が発生し揚力が出る。
当方のような丸っこいホットハッチはいつか空を飛べるかもしれません(笑)

おっと!子供載せ自転車の風洞テストが始まった!これにて失礼!!(病)
コメントへの返答
2014年3月8日 23:17
SiSoさん、コメありがとうございます♪

あくまで、ネットとか、本とかで調べられる範囲ですけどね。情報の真贋を見極める必要性はありますが、自分のような “ナンデナンデ星人” には比較的過ごしやすい世の中になりました。(笑)

あ、自転車関連で今一番興味があるのはパンクしないタイヤ、リペアムゲルというやつだったりします。ちょっと重いみたいなんですけどね。

http://www3.ocn.ne.jp/~masstech/gel.htm
2014年4月20日 2:57
こんにちは、はじめまして。
私も個人的に自動車の空力について学んでいるものです。
大変面白いブログを拝見させてもらったので、思わずコメントをさせていただいた次第です。

早速ですが質問させてください。
他の方のコメントの返信に”>CD値とCL値(ConstantLift:揚力係数)は相反しているようなので、全体的には可能な限りCD値を低減、そして必要な部分にはDragを設けることによりCL値がUPしてしまうことになるのでしょうね。”
とありますが、Cd値とCl値が相反していると思われたのは何故でしょうか?

アウディの初代TTクーペの高速巡航時の横転問題のように自動車を横から見た場合に翼断面になってしまう為、スポイラーなどでドラッグが増えてでもダウンフォースが欲しいと言うのなら上記の事も理解はできるのですが、アンダーパネルでフラットにすること=凹凸が無くなることは床下に限ればCd値の改善とCl値の減少に働くので、Cd値とCl値の間には厳密には関係性はないように思えるのですが・・・よろしければ教えてください。
コメントへの返答
2014年4月20日 19:44
Moto typeRさん、はじめまして。コメありがとうございます♪

さて本題ですが・・・

>CD値とCL値(ConstantLift:揚力係数)は相反していると思われたのは何故でしょうか?

CD値を考えると・・・

D = CD×ρ×U^2×S/2
CD=D/[ρ×U^2×S/2]

D:空気抵抗 CD:抗力係数 ρ:流体の密度 U^2:速度の2乗 S:前面投影面積

Motoさんが予想されたように・・・『スポイラーなどでドラッグを追加した』場合、空気抵抗:Dは↑すると考えられるので、CD値も↑なのかな?と。ドラッグ(エアロパーツ)はL↓に働くでしょうから、CL
も↓。結果的に相反だろうと考えました。

>Cd値とCl値の間には厳密には関係性はないように思える

質問の意図が若干わからないのですが・・・

『スポイラーなどでドラッグを追加しなかった』場合、CD値に変化は見られないはずですよね。アンダーパネルフラット化でCD↓、CL↓も正しいと思いますよ。

クルマではなく二次元翼の話しですが、CDとCLの関係性は下記URL図64-2のようになっているようです。

http://homepage3.nifty.com/skomo/f28/hp28_64.htm

答えになっているかどうかわかりませんが、ご参考までに。
2014年4月20日 23:20
Ginaさん、丁寧な解説&ご返信ありがとうございます。

以前、アンダーパネルとリアディヒューザーについて友人にCdが↓ならClも↑だと言われたことがありまして(おそらく反比例していると思っている)、同じように相反していると考えているGinaさんの意見を聞いてみたかった次第であります。

なるほど、揚抗比のグラフですね、迎え角が要因として入ってきますがたしかに相反していると思います。

私自身、床下フラット化に興味がありまして、スポイラーと違い、外観を大きく変えずにCdもClも削減できる都合のよろしい良い手段だと勝手に思っていますw(高速域でスピンした場合には悲惨な事になるらしいですが…)
コメントへの返答
2014年4月21日 21:55
あー、なるほど。ご本人はちゃんと理解してそうなのにな・・・なんて思っていたのですが、御友人でしたか。(笑)

① D = CD×ρ×U^2×S/2
② L = CL×ρ×U^2×S/2

①÷②をした後に変形していくと・・・

D/L=CD/CL
CL=L/D×CD

L:揚力
CL:揚力係数
ρ:流体の密度
U^2:速度の2乗
S:前面投影面積

現実的には、Dはエアロパーツを加えない限りあまり変化ないでしょうし、CDも速度以外に変化はそれほどないように思います。

となると、変化の主体になるのはLではないでしょうか。その結果、L/Dが正になるのか、負になるのかによって、比例 or 反比例が変わるように思います。

>迎え角が要因
二次元翼の上面をアンダーパネルの流速速度として仮定すると(つまり二次元翼をひっくり返した状態)、想像し易いように思います。

ぼくは流体工学も習っていない素人なので、上記が正解かどうか確信はありませんが・・・ご参考まで。(笑)

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