• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2014年05月28日

カートと4輪におけるドライビングスタイルの違い

カートと4輪におけるドライビングスタイルの違い  カートと4輪のドライビング。どちらが好き?と聞かれれば、迷いなく “カートのドライブ” と自分は答えるだろう。

 4輪のドライブも嫌いなわけではないのだけれど・・・未だにしっくりこないところがある。どうにも “頭とタイヤが直結したような感覚” にはならないんだよね。

 NA8C RoadsterをドライブしたJ's Racing最後の1年は、チームメンバーとそれほど遜色ないタイムを出すことができるようになっていたけれども・・・自分のタイムが他のメンバーに上回っていたという記憶はない。まぁ、耐久なので、そういう必要性もないんだけれどね。(笑)

 自分のドライビングスキル自体が衰えたのかな?とも思ったけれど、J'sメンバーで出場したワンスマカートの年末特別戦では、チーム内ベストラップを記録、当日全体でも3番以内には入っているタイムだったと思う。ということは・・・


 “何か、ドライビングに本質的な違いがあるのではないか?”


 と考えるしかない。けれども、その解決に繋がるような糸口、考え方は全く見つけられずにいた。うーん、なんだかなー・・・と思っていた矢先、たまたま見つけたのが(↓)の記事。


 サイン波と矩形波 その1

 サイン波と矩形波 その2



 この記事によると、ドライビングには “サイン波ドライビング” と “矩形波(くけいは)ドライビング”” があるという。その一部引用させていただくと・・・


*****************************************

 これらの理由により、私はサイン波運転は最適値からは遠いと考えています。

 ちなみにカートではその構造上ブレーキを残してコーナーに入るし、フォーミュラカーの様な空力によるダウンフォースが大きいレーシングカーでは、クリップから加速すると共に強烈なダウンフォースが掛かってタイヤのグリップが上がるために上記の現象が当てはまりにくいのかもしれません。

 そのためカートやフォーミュラカー出身のドライバーの中には、この様なサイン波運転の答えに行き着く人が居るのではないかと思っています。

 逆にハコ車が得意なドライバーやラリードライバーは、このような運転をしない傾向にあるように見えます。(例えばこのHPにも何度も登場しているガンさん事、黒沢元治氏は「ブレーキは残さない」と言っていました)更に余談ですが欧州のドライバーの間では、ブレーキを残す「サイン波運転」はメジャーではないようです。この運転は日本独特のものなのかもしれませんね。

 さて、そこで矩形波運転の登場です。 この運転はサイン波運転の問題点をかなり解決します。

*****************************************

 
 上記リンク先に好感がもてるのは “サイン波ドライビングは○○という理由でダメだ” と、物理学における理論的な説明されているところ。

 このように説明されると非常に理解しやすい。ありがちな “こういうフィールが云々・・・” と言われたって、そういう経験をしていない人間にはわかるはずがないし、ただ単にそれは “そのヒトの好み” かもしれない。なので、個人的にそういう説明はあまり好きじゃない。結局、“何を言いたいのかわからない” という結末に至りがちだからね。(苦笑)

 で、リンク先内容に当てはめてみると、自分は “典型的なサイン波ドライビング”。(爆)

 確かに、“ステアリングはバターを切るようにゆっくり” ・・・って習ったもんな、カート時代。(笑)しかし、その方法では “4輪に均等な荷重を掛けられていない” 運転になってしまうとのこと。 その問題を解決したのが矩形波ドライビング。リンク先で述べられている通り、このような矩形波ドライビングを “完璧に再現するのは不可能” なんだけれども “近づけていくことは可能” と思う。

 そして、これが正解だとすると・・・今までやってきた自分の4輪ドライビングのやり方、考え方とはかなり異なったドライビングスタイルとなる。確かに、4輪の速いヒト達がやっている “ステアリングの切り方” って・・・こちらに近いような気がするなぁ。(汗)





 改めて、セナがNSXをドライブした動画を見てみると・・・どこのコーナーにおいても、ステアリングを結構スパッときってるし(デグ2、ヘアピンなどは著明)、ヘアピンでもほとんどブレーキを残しておらず、むしろ、早めにアクセルをいれている。これが “コーナリング中に加減速をしない” バランススロットルというやつなんだろうと思う。

 あぁ、やっと “点と点” が繋がって、ちょっと “線” が見えたような気がする。まだまだ “うっすらと” だけど。近いうち、どこかで軽く試してみよっと。楽しみだな。(笑)
  
ブログ一覧 | 日々徒然 | 日記
Posted at 2014/05/28 21:35:34

イイね!0件



タグ

ブログ人気記事

昨日から調子悪いね!
キャニオンゴールドさん

あっ!細長いカルガモがデュエットフ ...
カンチ.さん

怪しいバス乗車
KP47さん

北の大地へ 2025 夏 10日目 ...
hikaru1322さん

本日夕方からららぽーとへ😊✨
くろむらさん

電気シェーバーの掃除にもエアーダス ...
kazoo zzさん

この記事へのコメント

2014年5月29日 3:19
ボクはまだゆっくりだと思うよ。
2年前のさじさん(最近ごっちゃんと同じ方向)とか にゃじさんとか スパッて速いよね。

ニュートラルからオーバーでコーナー抜けるのを好む方はこの傾向が強いのかと。

ボクもごっちゃんと同じで 野性的な動きなので 理屈ないかもぉ~
少しは考えて運転しないと(爆
コメントへの返答
2014年5月29日 17:25
しばさん、コメありがとうございます♪

いさじさん、にゃじさん、ごっちゃん > しばさん > じな

って感じのステアリングスピード(切り始め)じゃないかなぁ?

コーナーのRにもよるんだろうけど、サイン波ドライビングでの限界が見えてきたので、ちょっと矩形波を試してみようかな、と。(笑)
2014年5月29日 9:24
基本的には残さないようにしてますよ。
ただ、肝心なのは「残さなくても曲がるクルマ」が必要!ってこと。
なので、僕の場合は残さないと曲がらないセットはダメ(アンダー強い)ということになりますねぇ。

ちなみに・・ガンさんからドライビング教授していただいたことがありますが。。

「残さない」って言うのはちょっとニュアンスが微妙で、実際には「クリップまでは残さない」ですね。
なのでブレーキの終わりはちゃんとハンドルを切り始めてます。

イメージ的にはブレーキの終わりでハンドルを切り始め、ノーズが向き始めたらリリース。これをコーナー全体の4分の一くらいで終わらすって感じですかね??

っで、見極めは早くリリースするとフロントが逃げる=曲がらない=ダメという図式です。

コメントへの返答
2014年5月29日 23:24
にゃじさん、コメありがとうございます♪

にゃじさんはダートラ出身だから、矩形波ドライビングなんでしょうね。

>「残さない」って言うのはちょっとニュアンスが微妙

旋回のきっかけに使用する・・・という感じなのでしょうか?上記セナ動画のヘアピンが1/6〜1/4弱程度に思います。Rによって異なるとは思いますが、こんなタイミングで良いのかな。

ん。にゃじさんとカート行ったら、どうなるんでしょう??不思議だな。

・・・ということで

今度、夜に平塚でも行きましょう。(笑)
2014年5月29日 10:19
私が昔所属してたカートチームの監督(当時の全日本選手)には「とにかく真っ直ぐ走れ」と教わりました。
要は、いつまでもステアしてんじゃねーよと。。
そこで覚えたのがパキパキステアです。(笑)
ブレーキ踏んでリアが抜けたと同時にパキっとステアして一瞬で向きを変えるスタイルですね。
当然、オーバースピードで突っ込む必要がありますが。。(/--)/
乗ってたのがアンダー設定のフレームだったんで、この方法がマッチしてたように思えます。
ちなみに、高速コーナーは俗に言うゼロカウンターでしたね。
確かにこの乗り方は4輪にそのまま持っては行けないけど、小富士とかでは結構使えますね。(^^)v
コメントへの返答
2014年5月29日 23:33
みつくん、コメありがとうございます♪

>ブレーキ踏んでリアが抜けたと同時にパキっとステアして一瞬で向きを変えるスタイル

そうそう。リアのコントロールができるかどうかで変わると思うんですよ、それ。

>乗ってたのがアンダー設定のフレーム

どうやら “フレームの作り方” が時代によって大幅に変わってきているようなのですね。なのでたぶん、みつくん世代とぼく世代でも違うし、今の現役時代だともっと違うようなのです(・・・とNTCでレーシングカートをレンタルしたときに言われた(笑))。

よって、今のフレームは “4輪ドライビングに移行しやすいフレーム” なんですって。何が違うのか良く解らなかったですが、今回の話しに関連しているような気がします。

ブログと関係ないけど・・・ブラックパール納車オメっす♪Engおんなじだ。(笑)
2014年5月31日 17:27
僕は4輪よりカートの方が遅いです...

まあ経験が足りないのは当然なんですが、そしてステアリングも雑なんでしょうが、でも一番にはカートで求められるブレーキングができてないんだろうな〜って思ってました。ブレーキってことは殆ど低速コーナーの話になりますが、ほぼ直進状態のフルブレーキよりはコーナリング中の残し方が上手くないとダメですよね。たぶん、小さく速く曲がる為にはリアタイヤのグリップを抜かないとダメなんだと思います。違うかな〜(笑
コメントへの返答
2014年6月1日 14:00
みずぴーさん、コメありがとうございます♪

>カートで求められるブレーキングができてない

ワンスマ年末最終戦のとき、練習後に1コーナーのアドバイスしたの覚えていますか? その後すぐに予選レースだったのですが・・・1コーナーへの飛び込みが異常に改善されていて(爆)、しばさんと大笑いしたのを覚えています。

たぶん、“ちょっとしたこと” で大きく変わると思うんですよ。4輪→カートもそうだし、カート→4輪もそうじゃないかな?と。まぁ、それがなかなか見つからなくて苦労しているんですけどね。(苦笑)

>小さく速く曲がる為にはリアタイヤのグリップを抜かないとダメ
会ったときに話しますが・・・みずぴーさんはもう知ってると思いますよ。(笑)
2014年6月2日 10:04
嗚呼…ついつい神様セナの関連動画をあちこち観回ってしまいました(懐)(´`)
コメントへの返答
2014年6月2日 12:38
たぬさん、コメありがとうございます♪

実はコレ、他の方のブログで拝見させていただいた動画なのですが “Foot camが入っている動画” ってあんまりないんですよね。先日のH&T復習もできます。(笑)

>以前「嫌いなコトをweb上でキライと言っていいじゃないの」と発言する人も見掛けましたが、現実上で不特定多数相手にズケズケ失礼な発言をするのと同じ。ましてや趣味のSNSのリンク中に居る人のスタンスを貶す発言は…。

たぬさんに同意。“書きたいことが書けなくなる” という意見もあろうかと思いますけど、読み手を想定した “ある程度の配慮” は、書き手側に必要じゃないかなぁ・・・と思って書いてます、ぼく自身。(笑)
2014年6月4日 10:56
スーパーレイトコメ(笑)すんません。

このブログも見させてもらっていて、
その他最近の谷口選手のコメントなども見て、
早めに向きを変えてアクセルをあけて行く運転をFSWで試してきましたー。
(Ginaさんのブログの趣旨と違うかもしれないけど、今度の赤は試行錯誤を楽しもうかと思い、その一環でいろいろやっています。)

うーん、964では向き変えがなかなかうまく行かずアンダーオーバー地獄に陥りがちですが、コーナーによっては大分しっくりくるところもありますね。1コーナーとか、Aコーナーとか、プリウスとかはなんとなくしっくり来て、ボトムも上がってきたかもですねー。
もう少し運転の精度を安定させた上で、ロガーで優劣比較をしてみたいと思います。

またヒントブログ楽しみにしていますー!
コメントへの返答
2014年6月4日 13:23
okatatsuさん、コメありがとうございます♪

イイね!だけよりコメントいただけたほうが嬉しいので、全然OKですよ。(笑)

先日、2号目黒線でちょっと試してみました。ステアリングの切り込み量はこぶし二個分で、矩形波は初期切り込みを早くするようなイメージで。
 まだ数回なので何とも言えない部分があるのですが、“ノーズ先端が紐で引っ張られたような動き” になるような印象でした。

仮説ですけど・・・

サイン波 → ステアゆっくり → ロールし始めてから切り込む → フロント1輪(アウト側)に大きな荷重がかかる(摩擦円飛び越しやすい) → フロント1輪(イン側)があまり上手に使えてない(摩擦円に余裕がある)

矩形波 → ステア速い → ロールしてないうちに切り込んでいる → フロント2輪に分散して荷重がかかる → 摩擦円におさまる

なのかなぁ?なんて。いずれにせよ、矩形波は自分が知らなかった “新しい動き” をすることがわかったので、もう少しすりあわせてみようと思っています。

>ロガーで優劣比較
もう読まれているかもしれませんが、(↓)の方のブログが面白いですよ。

http://minkara.carview.co.jp/userid/1494795/blog/30213503/
2014年6月4日 12:03
こんにちは!イイネからお邪魔します

コーナーのRの長さいっぱいに合わせてスムーズにステアなりの操作をするのではなくて、車が効率よく動ける領域をつないでコーナリングを作る、ってとこなんでしょうね。
矩形波ともちょっと違うかな?

リンク先さんは有名ですね。理論は立派と思うので、ロガーでの検証もやってくれたら完璧なんですが。
コメントへの返答
2014年6月4日 13:30
こさとうさん、コメありがとうございます♪

はじめまして!

>車が効率よく動ける領域をつないでコーナリングを作る

ぼくもそれに同意です。基本は “クルマの基本特性ならびにセッティング” 、ドライビングは “動きを如何にして引き出すか?” じゃないかなぁ?と考えています。

>ロガーでの検証
okatatsuさん返信にも記載させていただきましたが、(↓)はもう読まれました?

http://minkara.carview.co.jp/userid/1494795/blog/30213503/

物理の著者さんとは別の方なので、解釈の仕方が異なっているかもしれませんが、興味深い結果になっていますよ。
2014年6月4日 17:13
返信有難うございます!

フォーミュラ走らせてみたときの感覚では、箱車との大きな違いはロールやピッチングなど挙動の早さと量の違いにより、操作のリズムの周波数がぜんぜん違うところでした。
感覚的な話だと、コーナーリングの姿勢を決めるのに箱だとクリップまでの半分かかるのがフォーミュラだとはるか手前で終わってしまうみたいなですかね。
カートだともっと極端かもしれませんね。

F1ドライバーの箱車ドライビングビデオでよく最初にスラロームさせるのを見ますけど、あれはその車の周波数とグリップレベルを確認して、その限界の操作速度と量でスパっと行ってるんじゃないかな?と想像してます。

タツゥさんのBlogも毎回楽しみにしてます。机上実験として面白いです。
1メイクレースの予選ログはGPSデータ全公開!ってやってくれたら物凄く参考になるのになぁ・・

余談ですが、ダウンフォースのある車で空力が一番効いているのはコーナリング中じゃなくてトップスピードの時なんですよね。だからドライビングで一番違うのはコーナリングや加速のトラクションじゃなくてブレーキングなんです。結構誤解の多いところです。
コメントへの返答
2014年6月4日 23:43
SRS-Fというフォーミュラに乗られていたのですね。もしかして鈴鹿サーキットスクールの練習機でしょうか?

>操作のリズムの周波数がぜんぜん違う
自分の考えだと “サスペンションの有無” だと思うんです。

摩擦円ギリギリのグリップを引き出すまでの速さはサスペンションが硬ければ硬いほど速いはず(カートはサスないですけど、まぁリジッドとして考えて(笑))。

その考え方でいくと “荷重のかけやすさ“ は・・・

カート > フォーミュラ > 箱車

になるはず。となると、上記3車が同じステアリングスピードで良いわけないんですよね。個人的にはですけど、そんな理由で “サイン波と矩形波” に納得できました。

>その車の周波数とグリップレベルを確認
F1ドライバーレベルだと、そういう感性が凄いんでしょうね。(笑)このブログに貼らせていただいたセナ動画のステアリングスピードも、案外速く、かつ多めにきるんだなぁ・・・と感じました。

>ダウンフォースのある車で空力が一番効いているのは
ご指摘されているのは引用部分ですかね?実はカートもそれほどブレーキを残さないように思います。進入時に姿勢をつくる一瞬のみですね。(笑)

プロフィール

「ジフを使って幌クリーニングをした後、Keeper laboさんでミネラルオフ洗車をお願い。ピッカピカになって満足満足!😊」
何シテル?   01/31 21:53
Porsche Boxster Spyder(MY2016 LHD MT)& Mazda NCEC Roadstar NR-A(MY2012 RHD MT)乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

人の信頼 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/05 10:22:19
サーキット遊びのススメ2 クルマの準備 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/07/07 17:03:24
WORLDS NEUROSES 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/03/08 17:10:32
 

愛車一覧

ポルシェ ボクスタースパイダー ポルシェ ボクスタースパイダー
Porsche Boxster Spyder(MY2016 LHD MT)。My担当さん ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
NC3 Roadster NR-A(MY2012 RHD MT)。名前はJFのSさんから ...
その他 自転車 OX-FB03 (その他 自転車)
しばさんの “東急号” に負けじとBlog up!まぁ、値段で完敗してるけどね。(爆)( ...
マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
NA8Cロードスター / We are Joyfast endurance team!( ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation