ウォッシャーポンプ修理

ウォッシャーポンプは回転しているのに水が出なくなったため、ポンプを交換しました。交換前のポンプについて出なくなった原因を突き止め、修理してみます。

ポンプはこのタイプです。

なお、以下の写真は清掃、修理後のものを再度分解した再現画像です。　最初に分解するときは良くブラシで洗ってから行いましょう。

分解します。
出口ポート部分を本体から外します。　マイナスドライバーの#4くらいのものを挿しこみ、こじると、ポロリと外れます。

出口ポート部分を分解します。
この中にはフローティングバルブがあります。　フロント/リヤ側の出力をポンプの回転方向を逆転させて切替えるため、出力しない側にエアを吸い込まないように塞ぐ役目をしています。

このバルブ自体にゴミが溜まったり、撥水性のウォッシャーを使ったためにゴムが膨張して通路を塞いだりすることで、出が悪くなるようです。

太いほうの口から空気を入れて、細いノズルから空気が出てこなければ、バルブの動作不良です。

分解はこの部分を適当に外して下の写真のように強引に捻って外します。

ドライバーのシャフトを使って強引に捻ります。

フローティングバルブはここにあります。

大抵ゴミが溜まってすぐには出てこないので、ショックを与えて取り出します。
バルブとシリンダーを綺麗に清掃しておきます。

バルブのゴムが膨れている場合はサンドペーパ等で約1mm程度削ります。

削ったあと組み立ててみて、空気を入れたポート側に空気の通りがあり、逆側には無いことを確認します。
NGならもう少し削ります。
OKならバルブとシリンダを清掃して本組立てします。

あとは逆の手順で組立てればOKです。