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2009年10月11日

自動車保険とのお付き合い

自動車保険とのお付き合い 今までやっていたブログではカウンターが付いていなかったので、どの程度訪問者があるのかさっぱり分からなかったのですが、みんカラの場合はPVレポートがあるので、毎日朝になると「ほほう」とかいいながら、どのページにアクセスが多かったのか、トータルで何件訪問していただいているのかを見て一喜一憂しています。

その中で、今までに一番閲覧者数が多かったのが10/5の「交通事故未遂」です。次に多かったのが「破滅への前触れ 私はこうして助かった ロードスター編」ですね。全体的な傾向としては、やはりトラブルがらみの関心が強いのかな、と。



あ、そうそう。ちなみに昨日の時点で、訪問のべ件数が5000件を超えました。ありがとうございます。ひとえに一人一人の訪問者様が根気よくお付き合い頂いたおかげです。
どうも、こちらから訪問させていただいた中だけの範囲の判断でしかありませんが、こんな文字ばかりやたらと多いブログをよくぞ我慢してお読みいただきました。お疲れ様です。ありがとうございます。
しかしこれ、本当に全部読んで頂いているのでしょうか?勝手言って申し訳ありませんが、ご感想をいただけると嬉しく思います。みんカラ初心者ですのでどんなもんかわからないのです。

もしよろしかったら御協力を、お願い致します。



さて、今日は自動車保険がらみのお話を少々。

流石に今は多少なりとも慣れてしまいましたが、初めて自動車保険に触れたときは「高い金額だなあ。しかも、それを毎年払うのか。」と思ったものです。その保険料の中味にちょっと触れてみたいと思います。

例えば年間保険料が仮に10万円の保険に加入していたとします。ぶっちゃけた話、その内の15%前後・15,000円位があなたの保険加入手続きの窓口となった保険代理店に支払われる契約手数料となります。
前後というのは、保険種類により手数料率が変わるのと、自動車保険の場合、その契約の割引等級によって料率が変化するからです。割引等級の低い契約は手数料率が低く、割引が高いと保険料は安くなりますが、手数料率は高めになります。もっとも数パーセントの範囲内での変動でしかありませんが。

勿論保険料は一旦全額が保険会社に入金され、代理店は後日手数料分の支払いを受けるわけです。

さて残りの85,000円はどこに消えるのか。おおよそ、その内の6割が事故の保険金として支払われています。というか、そのくらいに収めたいなあ、と保険会社は考えているようです。
実際には偶然に起こる事故や災害が相手ですから、その年によって多い少ないはあります。このため、いざというときに払えませんでは後日の営業や信用に大きく響きますから、積立金というモノを各保険会社は別によけてあります。
ちなみに以前、実際の所はどうかと思い立ち、各保険会社のホームページから決算報告のページを辿り、自動車事故に限り、支払い保険金の率を見てみたのですが、各社60%台から70%台というところも珍しくありませんでした。ちょうど不払い騒動で揺れていた時だったから?かもしれません。ただ、某○ニー損保の支払い率は50%後半でした。儲かってるなー。

ということで残りの(希望的観測を含んだ見込み分としては)25%・25,000円が保険会社の取り分となります。この金額を、何故か駅前に多い事務所や自社ビルの維持経費とか社員の人件費その他に振り分けているわけです。


まあ、保険会社社員がその給料に見合う分の仕事をしているか?とか、代理店が手数料分に見合うことを契約者にしてくれているかの御判断はともかく、今現状こういう状態なわけです。



では、お次はその支払い保険金実額分の6万円の中味です。

自動車保険と一口に言っても幾つかの保険を組み合わせているのが一般的です。代表的なものとして、

対人保険
対物保険
人身傷害(搭乗者保険)
車両保険
が、あります。これらに自動付帯されている保険やその他の特約とか、付帯サービス(レッカーサービスなど)を加えてひとまとめにしたものを「自動車保険」と呼び習わしているのです。


細かい按分は保険の内容や等級によって様々になってしまうので、ここでは保険会社的に見た「儲かる・儲からない」保険という見方で見ていきます。

まず一番の利益部門は人身傷害(搭乗者保険)だそうです。ここは黒字部門。
以前、この分野の保険は搭乗者保険しかありませんでした。平成10年前後にこの人身傷害という名称の保険が新たに登場したのですが、発売当初は結構保険料が高かったものです。
今は保険料もこなれてきて、搭乗者保険に代わり、こちらの保険を基本契約とする所が多くなってきました。

お次。対人保険はどうも赤黒トントンのようです。出すときは大きいかもしれないけど、件数そのものは少ない、というところでしょう。
私が自動車保険に携わり始めて今年で18年目になりますが、その間に見てきた事故で対人保険まで動いたケースは1件だけですね。多分(自分扱いの契約の事故ではなかったので)。
その他の理由として、いくら相手に怪我をさせてしまったとしても、そのほとんどが自賠責の範囲で終わってしまっているからです。積極的に治療の為に病院に通うのも馬鹿馬鹿しくなってきて途中で通院を止めてしまうことも多いですからね。

さて、対物保険です。
これはまっ赤っか、です。赤字部門。
おそらく、更に大赤字ではないか?と思われるのが車両保険です。

まあ、相手のある事故で、賠償責任を果たすのは人として当たり前の行為なのですが、車両保険の場合は契約内容によっては「自分でぶつけても修理金額が出る」なんて内容もあったりしますのでね。
度重なる保険料や保険の引き受け方の改定などのほとんどは車両保険・対物保険に絡むものですし、とくに車両保険に関しては、その引き受け方が異様に細かく分かれています。いかにして危険な保険の引き受け方を回避するか、に対して各保険会社が腐心をしているかが分かろうものです。

大まかにはこんな感じですね。つまりは車両保険・対物保険の大赤字を何とか人身傷害・搭乗者保険の黒字分でカバーしようという構図です。うがった見方をすれば、何とか自動車保険の利益率を良くするべく考案されたのが人身傷害保険ではないか?と、個人的には疑ってましたしね。



ということで、自動車保険。保険料を安く抑えたいのなら、保険会社側から見て、保険金支払いの可能性を大きく左右する要素である車両保険か対物保険をいじるのが早道という事ですね。


続きはまたいつか。
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Posted at 2009/10/11 18:52:44

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この記事へのコメント

2009年10月11日 19:07
こんばんは。
いつも勉強させて戴いております。
長文読むのは仕事柄苦になりません。

今回は更に私の業務と密接に絡んでいるので興味も一層のことです。
>人身傷害保険
これは過失の有無を問わずに支給されるので、概ね好評のようですね。
それほど重傷でなければ、上限には収まるようですから、使い勝手も悪くないと思います。

ただ仰るように実際は自賠の範囲内で収まっている事案が殆どですね。
一括払い・後遺障害等級事前認定制度である以上、余程知識のある被害者でなければ、妥当な金額なのかどうかはわかりにくいと思います。

車両保険については、最高裁の判決で偶然の事故であるかどうかの立証責任が保険会社側にあるとされてからは、負担が増えたように思えますね。
なので、車両保険を利用すれば保険料が上がってしまうのも致し方ないと思います。
最近ではそれを嫌ってプロテクト特約を附帯する人も多いのでしょうね。
コメントへの返答
2009年10月11日 23:14
いつもコメントありがとうございます。

これは個人的な印象でしかないのですが、「クルマのことが分かる・知っている保険屋さんはそう多くなく、また保険のことをよく知るクルマ屋さんも少ない」と感じています。周囲にいる代理店とのお付き合いや、以前の勤め先の現状からした印象からなんですが。

基本、やっても保険屋さんは事故受けまで、というところがほとんどですし、そこから先を知りません。
クルマ屋は車検の際の自賠責を切る都合上、保険屋の資格は持っている、というところまでがせいぜいで、そこから先の「どう使う」「どういう結論に持っていく」に踏み込もうとする人はそうはいません。

私の場合はクルマ屋でもあり、なおかつ保険が公式的な本業でもある、というダブルネームというかダブルスタンダードという状態ですので、多少は違った視点での情報がお届けできるのではないかな、とは思ってはおります。
ただ、どちらかというと実地での経験上、という色合いが強い所もありますので、至らぬ点は御教示いただけたらと思います。

さて次回は、実を言うと「消え行く特約」とでも題して「等級プロテクト」やその他の特約を採り上げるつもりでした。
ここで書いてしまうと話が終わってしまうので、また次回、という事にさせていただきます。
2009年10月11日 19:47
とんでもございません!

ある意味先生?みたいな、色々と勉強させて頂きました。

これからも宜しくお願いします。
コメントへの返答
2009年10月11日 23:30
いつもコメントありがとうございます。

先生だなんて、何を仰いますか。私より上はいっぱいいますよ。
ただ、将来のひねくれものなので、あまり一般的でない視点での記事はお届けできるかもしれません。

出発点は新車セールスだったのですが、あまりにも動きの悪いメカニックに業を煮やして、止む無く自身で工具を手に取った、というところが出発点です。
ルークリにしてもそうですし、外装磨きを自身で手掛けるのも、いちいち業者に指示して仕上がりにがっかりするより、はじめから自分でやったほうがナンボかキレイに早く安く期日までに仕上がるし、お客さんにも安く提供できますしね。電装品もナビの取付くらいまででしたら私がやってしまいますし。
まあ、簡単にもなった、という事もあるんですが、現場作業を知っていないと、下請け業者に作業指示を出すにしても「ココとココ」といったことが言えますから。
まあ、嫌な元請かもしれませんが、直接お客さんと相対するのは私ですから、押さえておいて欲しいポイントはありますしね。
そんな風に思っています。
2009年10月12日 13:24
僕は全文読ませていただいておりますが、もう少し要点を簡潔に書かれた方が読み手にとって読みやすいかと思います。
あと、強調したい部分を「大文字」にしたり、文字に色をつけてみたりとか。

僕は仕事でパワーポイントを多用していますので、「読み手の見易さ」(自分が読み手の場合、どうしたら見易いか)に重きを置くよう注意しています。

自動車保険ですが、僕は「免責金額」を10万円にして保険料を節約しています。
10万円以下の事故であれば、保険を使わないつもりです。
コメントへの返答
2009年10月12日 14:31
コメントありがとうございます。

書く側のわがままを言ってしまうと、書き出すにつれ、「あ、これは」とか「これも」と思いエピソードを付け足してしまって。書いているうちにズレたテーマについて延々と書きすすめ、結局全文、泣く泣くカットすることも珍しくありません。実は。

ただ書き方も悪いんですよね。反省してます。結局校正しながら書いてくもんですから、上記のようなことになってしまう。ブラインドタッチも出来ていませんしね。

ただ、話の流れというか導入部分からの話の展開等は、おおよそ決めてから書いているつもりなんですが。うーん。でも結局は印象の全ては読者様にゆだねられている訳ですしね。

文章の装飾は今後の参考にさせていただきます。というより、標準状態のままでアップすると原稿の文字が小さすぎるかな、という気もしますのでもう一つ、全体のフォントを大きくすべきかな、とは思っています。
貴重な御意見ありがとうございました。

文中の「免責金額10万円」はおそらく車両保険の10万円のことかと思います。違ったらごめんなさい。
実は対物保険にも免責金額をつけることが出来ます。いざという時のための保険ですから、保険の使用頻度を考えたら充分免責金額分の保険料節約は可能かな?とは思いますので、対物保険の免責金額というのはその主旨を御理解いただける方なら使いようかな、とは考えています。
中にはとある運送屋さん(浜松市内の運送屋さんで、です)で20万円の対物免責を設定している、という話を耳にした事があります。これはドライバーに負担させるつもりとしか思えませんでしたが、まあ、その話もいずれ採り上げさせて頂きます。
2009年10月12日 19:32
こんばんは。

免責金額の件はおっしゃる通り「車両保険」の免責金額の事です。

対物保険への免責については知りませんでした。
次年度から付けるようにしますね。

情報どうもありがとうございました。
コメントへの返答
2009年10月12日 21:41
いえいえ、別に免責金額を付けろという訳ではありませんよ。そういう選択もある、というだけです。
ただ、あくまで内容を承知の上で、という事がありますから。

あまり代理店サイドでアナウンスしている人もそうはいない(聞いた事はない)ので、多分そうだろうと推測しただけです。

御参考にしていただければ幸いです。

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