2009年12月30日
テレビを見ていたら、例年の如く「アメ横」の賑わいを放送していました。
いつもどおり「アメ横はこんなににぎわっています」という放送内容だったのですが、ふと気になった疑問。
「東京っていつもこんなもんだったじゃんか」
と。
初めて行った東京は小学校の修学旅行ですが、その時の思い出はほとんどありません。国会議事堂にサンシャイン60に、サンシャイン水族館に。後は何処に行ったんだっけか?
お次は受験旅行の時です。
初めて1人で降り立った新幹線、東京駅のホーム。
駅ホームの地べたのコンクリートすら見えないほどのたくさんの人が行き交う駅構内。人の頭しか見えない駅の通路。
東京のファーストインプレッションは「人が蟻んこのようにいっぱい居る」という事と、「なんて汚い所なんだ」という2点でした。何時行っても床がキレイに見える浜松駅なんかはまるで別世界です。
3年間住んでいた浜松市学生寮の最寄り駅都営地下鉄千代田線・千駄木駅も、山手線西日暮里駅もともに汚くて狭い所でした。それを思うと地方のインフラ整備は贅沢に思えます。キレイすぎて広大すぎて立派すぎ。東京はもっと汚く・狭く・施設は使いまわされています。
東京に居たころはアレに慣れてしまっていたのですが、思い返すとハツカネズミがくるくると観覧車を一生懸命回している事に慣れきってしまっていたかのようにも思えます。だって、浜松に帰ってくるたびに「なんて寂しい所なんだ」って思いましたもん。当時の浜松駅構内は9時をすぎるとがらーんとして人気は無いし、コンビには10時で閉まっていたし。なんかとんでもないところに帰ってきちゃったなあ、と。
で、東京に帰ると人息れにむせかえるような思いをするんですよね。何で午後10時にもなるのにこんなに電車に人が乗ってるんだ、って感じで。まあ、何時の間にやら慣れちゃうんですが。
という訳でアメ横。当時はあの近辺でアルバイトしてたんだよねえ、とか思い出しちゃいました。
Posted at 2009/12/30 11:28:43 | |
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2009年12月30日
昨日は、お客さんの指定時間が微妙にずれていたこともあり、比較的近場まで早めに着いてしまいました。こういうときはどこかで時間を潰すしかありません。
私の場合、喫茶店に入って時間を潰すという習慣がありません。だって、喫茶店のコーヒーって高いじゃないですか。
ちなみに、なぜか「アリコ」の人たちは喫茶店が大好きで、何かというと喫茶店に集まる人たちが多かったですね。保険屋さんってそういう人が多かったですね。
じゃあ、あなたはどうするんですか?と聞かれると決まって「缶コーヒーを買って車の中で時間を潰します」と答えます。だって安いもん。
ベンツだとシートを倒すのにいちいちダイヤルを回さないといけませんが(もちろんロードスターではそういう芸当すらできません)、ほとんどの日本車はレバーを引くと一気にシートが倒れてくれるので、寝そべりたい時には助かります。
で、これだけでは足りない場合にはどうするか?
本屋さんを徘徊します。ホームセンターのときもあります。
昨日は3件も本屋さんを徘徊してしまいました。それだけ中途半端に時間が余ってしまったのです。内2件は普通の、でも品揃えの系列が微妙に違う本屋さんに。もう1件はほとんど店内全ての品揃えが「エロ系」の本屋さんでした。
あっち系統のお店っていうのは妙にエネルギッシュな所があって、それを観察するのが好きなのですが、昨日行ったお店はそれ系のグッズや同人誌、DVD、コミックなどなどがこれでもかとあるところです。
私の場合、普通の本屋さんでもそうなんですが、立ち読みというものはほとんどしません。買うか買わないかの判断材料として内容を吟味する為に中味を開くということはしますが、読み耽るという事はしません。あとはタイトルや背表紙を見ていって気になるものを探す、というだけです。
読むことを目的としないので、周りの風景がよく目に入ります。また見たくないものも目にします。特にエロ系の本屋さんでは「どういう人たちが徘徊しているのか」が目に入ってしまいます。
昨日遭遇した人たちの中でも、群を抜いて異様さが際立っていたのは「マンガを朗読する奴」。見るからに怪しい出で立ちというだけならまだしもオイオイ、そんなところで朗読するな。
流石に彼の周りには半径2~3mの見えないバリアーが張られているようで、誰もその結界に侵入してまで立ち読みをしたいと思う奴はいないようです。迂闊にも近づいてしまった私の耳には彼の呪文のような囁きが今でもこびりついています。「やめろー、読むなー、しかも声を出すなー。」
あそこまで自分の世界にどっぷりと浸れるのは、ある意味羨ましい気もしないでもないですが、でも決してああはなりたくないものです。
その本屋の一角には同人誌コーナーがありました。たしか今日あたりコミケが開催されているのかな?
同人誌とはいっても、プロの人が個人の趣味として出版している人こともあります。同人誌から出発してプロになり、それでも同人誌を続けているという人もあるようです。また、中にはアマチュアとは思えないクオリティのものもないわけではありません。
ただ、そのほとんどが原石にもならなそうなクソが多いことも事実で、しかも書きたいものしか書かないので、当然中味は「それ」だけなことも多いようです。
個人的にはそれだけならそれだけでも良いのですが、最低限、きちんと見ることのできる絵であってほしいと思っている(買うつもりはサラサラないですが)ので、あまりにも「私の好きなものを描いちゃいました。どうですか?」的なものを500円~1,000円ほどで売られてもなあ、という感じでした。そんなものは要らん。
本屋さんそのものは好きなのですが、特にああいうエロ系の本はカラー印刷のものがほとんどで、しかも表紙がビニールコート(光沢処理)されています。つまり普通の本屋さんとは違い、一種独特の匂いが立ち込めるんですよね。カラーインクの匂いとビニールコートのカバーの匂い。
ということで個人的にはあんまり長く居ると、その匂いで気分が悪くなるので10分程度でさっさと出てきてしまいました。うーん、年の瀬にわざわざ行く所じゃあなかったなあ。
Posted at 2009/12/30 10:57:38 | |
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