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2011年03月21日 イイね!

地震災害に関する保険契約

会社によっては多少の違いはあるにせよ、基本的に火災保険に付随する地震保険は国の事業なので、多分保険会社自身は今回の大震災に関して静観している、というところが大部分だろうなあ、とは思っています。共済関係は知りませんけど。

地震保険は、火災保険を契約していることを条件としてプラスアルファで契約できる保障です。地震保険単独では加入できません。元となる火災保険の保険価格の50%~30%の範囲内で保険を設定します。
何で?と聞かれても困ります。上限は50%の金額までという事になっているのです。しかも支払金額は被災時の時価額が上限となります。そういう取り決めです。

でも、新築したばかりという事でもなければ、これでもいいのかな、多分。だって、火災保険自体は基本、建て直した時にかかる金額を想定して設定しますが、地震保険は時価額が上限です。いい頃合の家屋の場合はあんまり気張って保険を掛けても「掛けすぎだった」という事になりかねません。ちなみに私の家も30%までしか掛けていません。古いので。


通常の保険であれば、被災した場合「先ず見積もりを」、という話になります。
ところが地震保険の場合はちょっと勝手が違い、一軒一軒鑑定人が現地に赴き被害状況のチェックシートに被害状況を記入することからはじめます。で、そのチェックシートの合計点数で「全損・半壊・一部損」のどれに該当する被災かを判定する訳です。
その結果、それぞれ100%の支払なのか、50%なのか、5%なのかという区別をし、保険金の支払いとなります。実にオートマチックです。


ところが、保険会社の中には「地震保険の上乗せ補償」などというモノを独自に行っている会社もあります。保険会社の名指しはしませんが、多分それに関しては国のバックアップなしに行っているモノでしょうから、その会社だけは今回は青ざめていることでしょう。どの程度の被害状況になるか。しかも保険料の安い地域でしたから余計に。今回の場合。



以前書いたことがあるかも分かりませんけど、いい加減地震保険の地域別危険度判定は改めるべきです。
地震保険の料率は所謂「危ない地域」から「安全と思われる地域」まで4段階に区分されています。最高危険地域を4等地とし、順々に行って、もっとも安全と思われる地域を1等地と区分しています。で、この区分なんですが。

あいも変わらず東京・神奈川・静岡がトップランクの4等地に居座り続け、近年被災された上越地方は2等地のままであり、今回の常陸・奥羽も同じ区分にランクされています。阪神大震災の地域は3等地。何故か、東南海地震の懸念される愛知・三重は3等地です。
山陰山陽、九州・沖縄あたりは水災はあっても地震には余り縁がないような気はしますが、北海道にしたって十勝沖の地震はしばしばあることを思えば、いい加減この区分を改訂して、今まで妙に保険料負担の重かった地域の保険料を見直し、全体の地震保険加入率(50%弱)をあげることを考えてもいいんじゃあないでしょうかと、ずーっと思い周囲にも言ってるんですが。ねえ?







さて、これらは家屋の損害に関してです。この場は「みんカラ」である以上、クルマの保険における地震災害にも触れておかねば片手落ちになるでしょう。

被災時における保険対応の自分の車の修理は、自らの車両保険で行うのが基本です。で、この車両保険。パンフレットを見るとはっきり書いてあるのですが、「地震・噴火・津波」を起因とする車の損傷については免責事由とする、なんて書いてあると思います。
「免責」とは字の通り「(保険会社が支払わなくてはならない)責(任)を免ぜられる」という意味。簡単に言えば「保険会社が払ってくれない分」と思えば大方間違いありません。

つまり「地震についてはノーコメント。支払いません。噴火も、それに付随する津波も同様、天災だからしゃーナイやん」
という事です。



ところが、よーく細かい文字を追っていくと。多分これはディーラーとか整備工場程度に副業まがいでやっているような保険代理店(失礼な言い方で申し訳ないけど)では知りもしないでしょう。実際私もディーラー時代やアリコ時代に兼業でA○Uの代理店をやっていた時までは、全く知りもしない特約でした。

通称「地震特約」、正式名称(保険会社によって違う可能性はあります) 「地震・噴火・津波危険『車両損害』補償特約」なるものがあります。
これを付けとくと実は地震・噴火・津波でも車両保険が出るんですねえ。または「上記事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故」、なんて文章もあります。
ただ、今回の地震由来による原発事故の放射能被害に関してはちょっと判りません。また調べておきます。放射能被害そのものに関しては車両保険の「お支払いできない事例」に明記されているんですよね。


ちなみにこの特約。もちろん単独では付けられません。基本的には「一般車両」保険を掛けた上に、更に上乗せで掛けられる内容のものです。「車対車+限定危険」などでは付けられません。




ザッとした内容ではありますが、御参考にしていただければ幸いです。
Posted at 2011/03/21 12:30:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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