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基本的に依頼のお電話をいただくと何でも受けてしまうのがいけないところですが。先日掛かってきたお電話は「柴田さん、ホイールキャップがどっかいっちゃったよう」という電話でした。で、「やっぱりみっともないよねえ」と続くわけです。となると選択肢は


１　新品のホイールキャップを買って来る

２　適合品のアルミホイールに入れ替える

３　中古のホイールキャップを４枚あつらえる


位となります。

ちなみにお車はオーパ。営業車としてディーラー時代に買っていただき、既に２３万キロほども走行された車両です。つまり当然予算は掛けたくない。

ちなみに、念のため新品のホイールキャップの値段を聞いておきました。　　　　　　




１２，０００円と言われました。こりゃ買わんわな。


アルミの中古を考えるにしたって、４本セットともなれば２万以上はしてきます。


となると、選択肢は１枚だけオーパのホイールキャップが出てくるのを探すか、とっとと４枚何かの奴を買ってくるか、という選択肢に絞られます。







ただ、オーパって希少車です（でした）からねえ。





ということで基本、４枚セットで別のものを、というお話になりました。ただし。



予算というものがあります。









落しどころとしては４～５千円でしょうねえ。せいぜいが。

ただ、この辺の金額で４枚セットともなると、モノに期待できないラインとなってくるんですよね。言ってしまえば傷物であるのが当たり前。そのキズも「少々」とか、「そのうちの１枚だけ...」ならばいいのですが、少々とはいえないものであったりとか、１枚だけじゃあなく４枚ともであったりとか。

で、「この辺」という金額で買って来たものが３日ほど前には到着してきていたのですが、正直怖いものは見たくないので、しばらく事務所の中に放置してありました。

でも仕方ないので、意を決して今日梱包を解いてみたわけですね。






あちゃー







これに４千円という値段ををつけるのか、という感じ。これをそのまま持って行ったら「傷だらけだね」、と言われるであろうこと請け合いです。

私ならがっかりします。既にしてますけど。


これをそのまま持って行ってお金を取れる仕事になるとは到底思えませんので、最低限心証を悪くしない程度のモノに引き上げ、何とか原価割れをしない程度にはせねばなりません。
といっても、このホイールキャップを徹底的に洗い上げ、キズのパテ埋めから始めて塗装仕上げにまで持って行く気力も毛頭ありません。つまり、なんちゃって仕上げで気にならない程度のお化粧を施し、４枚　５，０００円程度のモノとして見れる程度には外観を引き上げておく、という事ですね。


ありがたいことに、近頃では「ホイールシルバー」なるボディ用の塗料よりもラメの強い感じのシルバー塗料が売られています。しかもちゃんと買い置きがしてあるんですねえ。一緒にクリアースプレーも買ってあります。
今回の仕事の為だけに買って来るとなるとがっかりしてしまい、ついでに足取りも重くなってしまいますが、既に払ってしまった金額はさほど気にならないものです。



で、上の写真がお手軽仕上げをしたホイールたちです。
うちの嫁さんも、ファンデーションを塗ってしまえばそれなりに見えてしまうのと同様、色艶を何となく揃えてしまうと、わりあい見れるようになるものです。もちろん、こんなことを本人の前で口にしようものなら今日の晩からご飯を作ってくれなくなるので、これは最重要機密事項です。



ああ、これで１つ懸案事項が片付くかなあ。