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2012年08月26日 イイね!

相手が同じ土俵にいる事を暗に期待しているようでは話が通じる筈がない

説得や話し合いというのはなかなか骨の折れる作業です。先ず第一前提として物事に対する認識の共有項が無ければなかなか話が通じないものです。


例えばよく自宅事務所でパソコンなんぞをいじっていると、宗教のおばちゃんが我が家の柴犬ペロに吠えたくられつつも健気(というほど可愛い存在ではない)に玄関まで辿り着いてくるわけです。
で、呼び鈴を押しつつ「エ○バの証人の何とかと申しますが....」と開口一発とやるわけですが、大体私に宗教がらみの話で話の噛み合うところを見つけるどころか、そもそも話を聞かせること自体が無理な話だよなあ、と。結局憮然とした顔で即座に「ああ、宗教に用はない」で門前払いされて終わり、というのがいつものパターンですね。


人にはそれぞれ切実に感じるものの優先度というものに差がありますから、別に精神的に困っているわけでもない所に「あなたは神を信じますか?」と聞かれた所で「何だそれ?食えるのか?」と返されるのが関の山です。
逆に言えば。精神的に追い詰められている時に大仰に褒めてくれたり、精神の逃げ道を用意してくれたりすると意外なほどにあっさりと「ころぶ」ことも、まあ、あまり褒められた話ではありませんがある話です。

さて、これは車のセールスも同様で、欲しくも無い所で同様に「新車いかがっすか?」と聞かれてもこんなご時勢では「イラネーよ」の一言で終わりです。
もちろんそれでも虚仮の一念で飛び込み営業をかけてお客さんの掘り起しをするというのも無駄とは言いませんが、これはこれでなかなかに茨の道です。私もやった事(というか、やらされた事)ありますけど。
まあ、中には「犬も歩けば....」、という僥倖も無いとは言いません。でもまあ、それはそれで「蛇の道は蛇」という言葉もあるように所謂「ドアノック商品」とか「セールス話法」なんて呼ばれるものもあるわけです。まあここでは本題ではないので触れませんけど。
じゃあ他にはどうすりゃあ良いねんと聞かれれば、そりゃあ予算の掛けようもありますけど、それよりは「こんな車が出たんです。興味のある方は試乗車も展示車もありまっせ」とチラシでも蒔いて定期的に需要の掘り起しをかけ、ショールームに来てくれたとか、アンケートに回答を呉れたとかの所謂レスポンスがあった人に営業をかけた方が遥かに効率としては良いこともあったり。
で、そうした事をきっかけにしたり、車は買わんでも整備工場だけは利用してくれていたりという、何がしかのきっかけを元手にした方が車の営業に限らず、この手の営業は遥かに上手く回るもんです。


さて、延々と何でこんな「話の通じる・通じない」という事を書いているかというと。中韓の事なんですけどね。


例えば日本国政府としては「領土問題は存在しない」とか「解決済みの問題である」とかさ。それだけじゃあ足りなければ「こういう文書があって」とか「こういう経緯があって」などと言い足して、それこそ朗々と正論を主張し続けるわけです。
別に外国の味方をするつもりは毛頭ありませんし、その主張が間違ってるとも思いませんよ。でもね。そりゃあ、正論かもしれないし間違っているわけでもないけども。


けど相手がその話を聞くか否かはまったくの別問題なわけですよ、実際の話。


例えば「三つ子の魂、百まで」じゃあないけど、受けてきた教育や昔から聞いている話という前提条件自体がまったく異なるわけですから「話せば分かる」なんて事を相手に期待する事自体が冗談みたいな話だな、と。

たしかに普通に考えれば併合中は日本の本国財政が傾くほどにインフラ投資が朝鮮(台湾にも)に対して続けられ、日本人国籍も与えられ、日本人としての選挙権もあり、忘れ去られた文字であったハングル語教育も受けることが出来るようになって、併合前と併合後では人口が倍、平均寿命も倍になったわけです。まあ、これだけじゃありませんが。

で。

こんな植民地が現実にはあるわけが無く、実際サンフランシスコ講和条約の調印会場にだって「韓国は日本と戦争状態ではなかった」として「会場に来たければ、その便宜は図ってやる」という程度の待遇しか与えられなかったわけです。戦勝国としての招待すらされなかった。まあ当たり前といえば当たり前なんですが。

「我こそは臨時政府なり」と謳い上げる勢力も当時無かったわけではありませんが、当の韓国にとっては「黙っているうちに勝手にインフラが整備され、町並みが整い、衛生状態は良くなり、生活環境は豊かになり」という状態だったわけですから文句の出ようも無いよなあ、と。

仮にそこで独立した所で、後は全部自前でやる事を思えば補助金貰い放題の方が良いしね。まるでどこかの地方自治体のようですが。


ただ戦争中、その存在すら公認されてもいなかった後の政府首脳陣にとっては、そのままでは立つ瀬が無い。そりゃあそうだよなあ。


となれば、後付で「俺たちはがんばったが抵抗も空しく、日本軍は輪をかけて残虐だった」というストーリーの方が彼らにとっては都合がよいわけです。これで自称・戦勝国としての基本ストーリーは確立です。
そうすると自動的に「俺たちは被害者なんだから、もっと賠償金よこせ」というサブストーリーも完璧です。日韓基本条約の内容は基本コレなわけですし、あくまでも「俺たちは被害者だった」というところが出発点です。

そういえばたまに出てくる歴史認識の共有なんてこういう観点から見るとチャンチャラおかしいだけの話なのがよくわかると思います。


で、コレを70年近くも言い続けてきているわけですから今更正論を言った所で修正が効くのか?という事を考えてみるとなかなか難しそうだよね、と。さしあたって今はコレで困っていないだろうし。

教科書問題といわれる一連の馬鹿騒ぎもそうで、一方的に「日本の教科書は偏向している」と言うのは、「本当の意味で偏向しているまま」でいてくれていないと自分たちにとって立場上困るから言っているだけなわけです。
更にそれで言い足りないときは「日帝の帝国主義が再び....」とかも言ってみています。なんじゃ、そら?って感じなんですけどね、言われている方からすると。相手をなぜか不愉快にさせるため言葉としての「お前のかーちゃんデベソ」以上の意味も無いんですけどね。実は。




だから、これからはもちろん正論を尽くす事は一方では必要なことではあるんですが、それはそれとして「相手に分かってもらえる」事を期待しない、という心理状態はやはり必要な事じゃあないのかなあ、と。
「とんとんトンからりっと隣組」状態はそれはそれで美しい光景ではありますが、国としての隣同士ってのは昔から、そんなに上手くいっていた試しは無いってのも歴史の教訓ですからねえ。

それともう一つ付け加えるのならば、ガセネタを言い募られた程度で挫けてしまうほどの受験用の貧弱な歴史知識などではなく、もっときっちりと近・現代史って奴を取り上げる時間を作ったほうが良いんじゃあないかと。

実際、明治維新以降の日本史の授業って、ものすごい駆け足になる印象が強くって。

で、そのくせ教科書ではフォローしきれない事象がバシバシ問題なんかで出てきた日にはそりゃあ嫌になるよねえ、と。だって何回教科書の該当箇所を読み直したって一言も出題内容に触れていないことも珍しくなかったですからね。
もっと時間をかけてやるほうが良いと思うんですけどね。何せ2000年分はみっちりあるワケですから。


という事で今日のお題はこのくらいで。
Posted at 2012/08/26 19:13:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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