2010年11月29日
商談の時に一番嫌なのは販売条件を伝える時でした。少なくとも私の場合は。ありていに言えば値引金額を言わなければならないときですね。
新車商談の時にありがちな光景としては「とにかく値引してもらわなければだめ」という風景です。
いるんですよ。もう、そういうことに命を懸けています、みたいな人。とにかく一言二言三言以上に条件に文句を言わなければ気がすまないお客さんという存在は、少なくとも私自身にとってはものすごく気が鬱になる瞬間でした。
で、よくあるパターンは「所長(店長)にもう一度相談してきなさい」と命令する人。二言目には「出来ない訳がないでしょう」と来る訳です。何の、どういう根拠があるのかは知る由もありませんが。
正直なところ、こちらも素人ではないので「通る条件(値引金額)」はいつも把握しています(した)。という事は、あからさまに「コレは通らないだろう」という条件は、上に聞くまでもありません。それこそ真に受けて営業所で「今か、今か」と私からの電話を待ちうけている上司にそんな内容の電話でもしようものなら「お前は何年セールスをやっているのか?」と言われかねないだろう事は重々承知しています。もっとも営業所を出るときには、「どんなことがあっても先ず相談しろ」なんて言われて出てきてはいるのですが。
あまりに酷い言われ様をされた時は「ああ、じゃあもういいです。もう結構です。」と言って帰ってきたことも何度かあります。大概はポカンと口をあけて呆然としているお客さんの顔が背中にありましたが。「鳩が豆鉄砲を食らったような」とはあのような表情を言うのでしょうねえ。もちろんそんなに何度もやれるわけではありませんが。
一般的にはお客さんが「他で買いました」という断りを入れるのはありがちな事でしょうけど、まさかセールスの人間に「あなたには売れません」と断わられるとは普通、夢にも思っていないでしょうからねえ。
さて。
普段、こういう光景を目の当たりにしている私自身の買物は至ってシンプルです。それが目いっぱいの条件と言われれば、まあいいや、とばかりにあっさりと買う、というパターンです。値引交渉の嫌な場面を自分の場合に繰り返すつもりはありません。
ところが、その値引合戦をゲームのように思っている人というのはいるもので、それは私の周囲でも珍しくはありませんでした。言っちゃえばトヨペットの同僚もそうでした。とにかく値引してもらわねば買えない、という行動パターンを持つ人はワリと少なくありません。
で、これって、示談交渉の過失割合の話でもそうなのかなあ?と、ふと思ったわけです。
細かい事情説明は避けますが、ちょっとでも自身の過失割合を少なくしようとして(それに意味がどの程度あるのかはともかくとして)、それこそ運転者本人でもない人が現場になんか居なかったくせに「見ていたの如くウソを言う」自体が少なくありません。
しかも運転者本人も「見ていなかった・気がついていなかった」筈の状況を、「値引の」根拠にしようとする輩。つまりは「とにかく値引してもらった方が得」以外の意識があるとしか思えないのですよね。理由もワケもなく。私にとっては意味不明な。
でも何故か、販売諸費用中の税金項目に関してはおとなしい。「これは税金だから仕方ない」とかね。
もちろん中身と実体のない「納車費用」だとか、何故か火事場泥棒のように請求される「下取り諸費用」だとかに関しては言われても仕方のないことでしょう。
でも、それを上司に言うと「貰えないお前が悪い」くらいに言われる舞台裏もあるんですけどね。だったら、もっと納得の行きやすい、貰えそうな口実の請求項目を作るくらいの事を考えろよ、と入ってはいましたが、一向に改善される気配はありませんでした。未だに注文書の販売諸費用項目は変わっていなかったし。
まあ、懲りない連中はお白洲に引き出されるまで思い知ることがない、という事なんでしょうかねえ。
Posted at 2010/11/29 19:57:43 | |
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2010年11月29日
先日の土曜日に黒インプ君が代車に初出張。昨日の日曜日に青イストが代車に出動してしまって、足がなくなりました。久しぶりにロードスターの出動です。思い起こせば多分9月の頭か8月下旬頃から眠っていたはずですからザラ3ヶ月ぶりくらいでしょうかねえ。
昨日。エンジンが掛かるか心配でしたが、難なく始動。よかったー。
久しぶりにボディカバーをめくるとリアウインドウに蜘蛛の巣が張っていました。ちなみに巣の主はリアトレイでミイラになっていました。あーあ。
という事で昨日は換気も含めて屋根外しのまま数時間ドライブ。夕方は寒かったです。
何となく送風口から出る風に異臭がしなくなってきたような気がしたのでその辺でドライブ終了。そのままハードトップを装着(1人で)して翌日のための準備運動を完了です。
今日お伺いしていたお客さんのところで「今日は何に乗ってきたの?」と何気に聞かれ「黄色のロードスターです、初代の。」と答えたらビックリされました。これに返された言葉は「お葬式には乗っていけない車ねえ」。............、まあ仰るとおりではありますけど。
ロードスターに乗っていて改めて思うのは、「走る気にさせられる車だなあ」という事。ついついアクセルを踏んじゃいます。青インプは出かける度にワクワクさせれる車でしたが、やはりロードスターは別格です。
ただ、やはりいろいろな意味で気構えが欲しい車ですので、たまに乗るくらいがちょうどいいなあ。
それと乗り出すと、早く直したい気になるポイントが頭をもたげるので、その辺も良し悪しです。この機会に早いとこノーマルサス(NBのビルシュタイン)に戻そうかなあ。
Posted at 2010/11/29 19:19:00 | |
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2010年11月29日
やっと「龍馬伝」が終わったようです。
先日の最終回の時「今日が最終回だから一緒に見ようよ」と嫁さんに言われましたけど、「ゲームに忙しい」といって逃げました。もっともゲームと言ってもすでに何度もエンディングを見ている「MGS3」なんですけど。
大政奉還が成って直後の話だけは私の晩御飯の時間帯にに掛かっていたので、残念ながら視界の端っこに入ってきました。相変らず岩崎弥太郎がウザイなあ、と思いながら黙殺。たかが土佐商会の会計係だった彼ににそこまでの裁量や自由があったのかどうかが非常に疑問にも思いますが黙殺することにします。
まあ、それはそれとして。
何故か非常にタイミングよく海老の事件がありました。そう、例の坊主頭(ちなみに私も今現在坊主頭です)の小僧の事です。何処まで本当か分かりませんが、非常に酒癖の悪いガキらしく、素行の悪さがアチコチで書き込まれているようです。タイミング良く、というのは私にとってこの海老小僧の初見がNHKの大河ドラマ「宮本武蔵」のタケゾウ役に抜擢されていたからです。
私にとっての市川海老蔵は、この時までは全くの無名役者でした。もっとも、話数が進んでも「無名役者」=「大根役者」以上の評価にはなりえず、以降のお話も「見る価値なし」という評価にはなりませんでした。
やはり私にとっての宮本武蔵のイメージは初期売出し中の乞食坊主のような役所広司以外にはありえず、海老の演じるたけぞうは「妙にふやけた顔をした、目のデカイどこぞのお坊ちゃま」意外には映らなかったんですよねえ。
もちろん、名門に生まれたが故の苦労もあるのでしょう。でも、そのレールに乗ったが故のメリットだって十分に本人は享受しているはずだと思うのは素人の邪推でしょうか?
wikiの記事を見る限りでは本人の苦労話も垣間見えますが、それにしてもおだてすぎではないですかねえ?
まあ、実際に人間国宝であるか否かはともかくとして、それを自慢するようでは人間が出来ていないなあ、と。人間国宝って、ある意味「横綱の人格」と一緒で、その人間の質も暗に求められているような気はするのですがねえ。
あんまりガキをおだてすぎるのも如何なものか?と思うと共に、「大河ドラマ」出演をひとつの権威にしてしまう世間様もどんなもんなのかなあ、と。
まあ、見なければ良いだけの話なんですけどね。
Posted at 2010/11/29 18:56:30 | |
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2010年11月25日
ちょっと思い出し文です。
以前どなたかのブログで「ハイブリッドがクラスレス」なる内容のものを目にしました。その根拠としてトヨタ店の店長のコメントに「クラウンのお客さんがプリウスを買っていかれることもある」というものもご紹介されていました。
既に現場を離れて久しいので、私の印象など根拠はないのですが。
私の見てきた光景でいうと、カローラからコロナ、マークⅡと乗り継がれてきた方がお年を召され、次なる車としてコルサを買った、という場面をたまに目にしました。もうお歳なので、大きい車は持て余すから小さい車に、という選択です。
もっとも大きいといっても今時のサイズを考えると、当時のマークⅡは5ナンバー枠いっぱいの大きさでしかなかった訳ですが。
やはり人間、小さな所から初めて、次第に広く、贅沢な部屋に引っ越す、というのは順番としてアリだとは思います。ただ、その逆。大きな部屋から狭い部屋・質素(シンプルともいう)な部屋に引っ越すというのは気持ちとして素直に受け入れられる物ではありません。どうしたって都落ちの心境にはなるでしょうから。
それは「いつかはクラウン」のCMを真に受け、強固に組み上げられたトヨタの序列「セルシオ・クラウン・マークⅡ・コロナ・カローラ・スターレット(ヴィッツ)」を順調に上ってきた方であればあるほど、その思いは強いものと想像します。
余談ではありますが、タコⅡ3兄弟、マークⅡ3兄弟などの競合の場合、他車を候補から蹴落とす為の有効な手段は「どの車が本家で、社内的にはどういう序列なのか?どの車により高級感を付与しているのか」という実に他愛もない手法・話法が意外に有効でした。真面目な話。雅子さまブーム(?)でカローラⅡの売上が伸びたなんてのもありましたねえ。そういえば。
ところが、プリウスに関してはそこからちょっと立ち位置が外れています。
つまり、次なる選択肢として行き場のなくなった方々にとってはちょうど良い選択肢であったということも随分大きいだろうなあ、と想像はします。
フルサイズのミニバンを買う人はまた別でしょうけど、その下のノアとかエスティマエミーナ・ルシーダ。マークⅡ、クラウン。プログレもそうかな?あの辺を乗ってきた人の、今はそこまでのサイズや形状を必要としない人の受け皿として、都落ちではない選択肢・受け皿となる車って意外にないんですよね。
もっともプリウス自身も初代から比べると随分と大きくなってはしまいましたけど。
いまやハイブリッドは「高級感の証」みたいなところもあります。先日自動後退でハイブリッド車用のトヨタマーク(青から黒へのグラデーションがかかったトヨタマークの縁取り)が売られていたのには思わず吹き出しそうになりましたが、まあそういうイメージもあるか、と腑に落ちてしまった所もあったり。
まあいいんですが。
Posted at 2010/11/25 11:00:51 | |
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2010年11月24日
先日スバルディーラーに行った時の事です。そこには展示車としてレガシィがショールームの中に鎮座していました。第一印象「ウエストラインが高くなったなあ」。
やる事がないので、展示車を眺めているうちに諸元表が目に入りました。するとそこには「4775×1780×1535」の文字が。もちろん計算問題ではありません。寸法数字です。
でけえ。これEクラスだなあ。クラウンと大して変わらないくらいデカイじゃん。
しかも2.5iという車種を除き、全て車両重量1.5t越えです。車両総重量で行くと1.7トンコース。これ本当にレガシイという車名なのか?アルシオーネの間違いじゃあないの?
ここで疑問に思ったのが現行インプレッサのスペックです。カタログスタンドに目をやると都合のいい事にWRX STiの4ドアのカタログがあるではないですか。
するとそこには「4580×1795×1470」という数字と1.5トンを微妙に割るだけの車両重量が記載されているではありませんか。おいおいでかすぎじゃあないのか?こんな寸法だとインプレッサというよりはレガシイB4でしょ?
これでラリーに勝てるの?という感じ。まあ最近の動向は全く知らないのですが。
私の記憶にあるレガシイは5ナンバーサイズを死守した使い勝手の良いサイズと十分すぎる動力性能を兼ね備えた車というイメージでした。インプレッサは、レガシイよりも更にコンパクトな、でもレガシィ譲りの動力性能をコンパクトな車体に詰め込んだが故の、更に小気味良い動力性能を与えられたスポーツコンパクトというイメージです。
時代は変わったということなのか、それとも彼らがでかくなり過ぎたのか。
以前、とある方へのブログコメントに「でかくなりすぎた、どこか勘違いしてしまったシビック」とでもいった内容のコメントを書かせていただきましたが、どうもこれはシビックだけに当てはまる文章でもなかったようです。スバルよ、お前もか?
ただ、車両価格(A-line)を見る限り(315万円)ではある意味安いのかな?と思ってもみたり。丸目のころでもそれ位だったような気もするし。そういえばマークⅡのiR-Sがそのくらいだったかな?Vが350万円位だったような?
ちなみにレガシィは2.0はなくって、2.5オンリーか。で、価格は........、まあ、マークⅡクラスだねえ。
でも個人的には、あんなにでかい車体のクルマをかっても持て余すだけだし、別に乗っける物もないので、もっと小さくても良いんだけどなあ。というか小さくしてください。で、もっと軽く。
なんか車の進化の方向性が間違っているような気がしてなりません。でも、多分止める人もいないんだろうなあ。
Posted at 2010/11/24 19:52:17 | |
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