2012年04月26日
以前「四月~七月くらいの時期にディーラーへ車検に出すのは止めた方がいい」と他人事のような内容のことを書いたことがあります。
何で他人事のような書き方になったか、と聞かれればもちろん私がそんなことをするはずがないからに相違ないからなんですが、迂闊だったのはそれがディーラーだけに限ったことではなく今入院している病院でも同様の事が言える、ということに全く気がついていなかったという点です。
新人の季節。
つまりそれはスタートを切ったばかりの新人研修医や初々しい新人看護師さんとの可笑しくも微妙な駆け引きが交差する季節でもあるわけです。
ここでも一度、何でその時期を避けるのかと聞かれれば。
ぶっちゃけ車検などという作業はディーラーにとっては重要な利益項目であったとしても、その実、新人やできないメカニックに優先的にやらせる、いわば練習台としての重要なお役目になっている、というのが実態なところもあったりするわけです。
「とにかく車検を集中的にこなさせることによって、整備そのものに習熟させる。大体普通の技量を持っているやつなら7月くらいにもなればずいぶんそれらしくなってくる。」
とは私のいた営業所のサービス課長の言葉です。ということは逆算すればその時期の車検入庫車は新人くんへの生贄でもある、と。決して外部には漏れ伝う事のない話でしょうけど、これはいくつかのディーラー勤務経験を持つ整備工場の人にも確認した話です。
つまりはどこでもやっている話。
さて、今私はまだ病院にいるわけですが。ここでもいろいろあるんですよねえ。
例えば採血。
とある朝、何やら見慣れない三人組のアンチャたちが私の病室にやって来て、「柴田さん。採血です。」とか言ってくるわけです。先輩の医者を除く二人などは引きつった笑顔を浮かべつつ。
その瞬間思い浮かんだのは「ああ、俺モルモットかあ」って。
で暫くの間その吸血ブラザーズの襲来は続いたのですが、こなくなったな〜と思いきや次にやってきたのは新人ナースだったわけです。こっちだって伊達に入院が長い訳じゃあないですから、その手つきを見れば熟練度合くらいすぐに見分けがつきますからね。
俺、あの手つきで点滴の針はいれられたくないなあ。
ということで、皆さんも何か事を始める時期というものには、少々気遣いをしてみた方がいいでしょうという話題でした。
せめてもの目安を考えるのならば7月以降がいいのかな、ということになるでしょうかね、多分。
Posted at 2012/04/26 17:46:17 | |
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2012年04月24日
病院ならではの小ネタです。
今私がいるのは循環器系の病棟です。もちろんこの系統の病棟に限らない話ではありますが、基本共通していると思われるのが入院患者の平均年齢の高さです。
私は今42になりますが、この病棟に入院している患者の中心年齢帯は70~80歳という感じでしょうか。まあ感覚的にはうちの親の世代という感じです。
これはうちの親に限らずどこの人もそうだろうとは思いますが、何だかんだ言ってそういう歳になるまで通ってきてしまっている以上、普段の行動パターンがそのままベッドの上でも発揮されているのが目に付きます。
例えばうちの親父などは醤油の中に刺身を泳がすくらいにダバダバと醤油をかけるのが大好きというか習慣なんですが、こんな些細なことですらどれほど口を酸っぱくしてやめろと言ったところで直るものではありません。
それと同様のことが入院という、結局はここで生活しているわけなので、普段の行動パターンやクセ、いいところも嫌なところも周囲に晒しっぱなしという隣人にとっては非常にエキサイティングな光景がそこには繰り広げられるわけです。もちろん手術のために入院される方もありますから余計に抑制が効かないことも少なくないという事もあったりもしますけど。
例えば普通に考えれば、看護師さんに何かをお願いするであったりという場合。
それでもこちらは日常のお世話をしていただいている(時には下のお世話も含めて)訳です。
確かに彼・彼女らにとっては仕事かもしれませんが、そこには感謝し感謝されという事もいやらしい言葉でいえば潤滑油として必要不可欠のことだと私などは思うからこそ「ちょっといいですかね?」といった言葉使いから要件を切り出すのが常なのですが、そういう気遣いが全くないどころか非常に横柄な物言いに終始する人もいるわけです。
ただ、それは隣で聞いている分には不愉快であったとしても、おそらく当人にとってはおそらく当然というか今までの日常ではそうして通ってきているに相違なく、物言いに気をつけるという感覚が頭をもたげる事は、まあ、期待するだけバカバカしいというか。言うだけ無駄というか。
いびきなんかもそうですよね。
気をつけろと言われたところで、どうすんのというところもあったりしますから仕方なく私のような小心者は売店で耳栓を買ってきたりとかね。だって看護師さんに聞いたら「処置室に避難しますか?」って聞かれるし。避難するのは俺かよ?みたいな。
常時、壁に耳あり障子に目ありを気にする必要はありませんが、それでも「これって迷惑になっていないかな?」とほんのちょっとでも思い返すくらいの感覚はなくしたくないな、と思う今日この頃です。
Posted at 2012/04/24 16:15:39 | |
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2012年04月22日
ごぶさたをしております。
実は。二月の末にインフルエンザに引っかかりまして。
で、リレンザを吸い込みつつ、でも体温は四十度を超え。
これで済めば良かったのですが、そうは問屋がおろしてくれず。
体温急上昇とは裏腹に体力・抵抗力は共に急降下していたわけです。本人の知らぬ間に、ですが。
で、本人の目論見としては五日もすれば症状は落ち着くだろう、とたかをくくっていたわけですが。
で、六日目は仕事をしました。午前中だけでしたが。
熱は相変わらず四十度越えでしたが。
で、その翌々日の夜。
一度横になったところ、体に力が入らず起き上がれなくなりました。本人は一生懸命起き上がろうとするのですが便所にすらいけない有様となりました。
いろいろな理由があるものの、嫁さんに簡易トイレを当ててもらうのは情けないやら悔しいやら。
で翌日の朝、やむなく救急車を生まれて始めて呼んでもらってとある総合病院へ緊急搬送です。
もちろん体は固まったままで。
そこでの診断は感染症。
私は直接にはそこまでしか聞いていませんでしたが、病院に来ていた嫁さんと母親は主治医となった先生から
「かなりひどい状態です。もちろん最善は尽くしますが、最悪の事態も考えられますのでお覚悟だけはしておいてください。」
という内容のことは言われていたようです。
さてそれからすでに二ヶ月ほどもすぎてしまいました。未だに病院のベットの上でこれを書いています。
それでもずいぶん体調も平常に近いところまで回復してまいりました。多分近々には、、、と本人は期待はしていますが、それでもまだ主治医の先生からそのお言葉は出てきておりません。
復帰の際には改めてブログも再開出来るかとは思いますが、、まずは近況報告とさせていただきたいと思います。
Posted at 2012/04/22 11:07:55 | |
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